留学後の就職って大変?これから留学したい社会人必見の経験談3選

留学後 就職

「海外留学をしたいけれど、もうすぐ30歳。帰国後に就職できるのかな……」

と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

結論からいうと、30歳をすぎて留学しても就職することは十分可能です。実際に留学してから就職活動を成功させた人も少なくありません。

留学後の就職は、留学で身につけた語学力や専門スキル、留学経験者が就職をスムーズにすすめるための知識など、多くのことを知っているとスムーズです。

とはいえ、具体的にどのようなことをすればいいのかは、なかなかわかりにくいですよね。

そこで今回は、留学後の就職活動に成功した人の話や再就職に必要なポイント、留学経験者におすすめの仕事、就職活動の方法、留学前にやっておくべきことなどを紹介します。

これから留学する社会人は、参考にしてみてくださいね。

留学後に就職するのは大変?有利?

留学後 就職 有利 不利

はじめに留学後の就職の大変さを、

・日本
・海外

にわけて紹介しますね。

ケース(1)留学後に日本で就職する場合

留学後に日本で就職する場合、ある程度の時間が必要なことは頭に入れておく必要があります。

というのも、日本では多くの人が「大学を卒業したら就職して、定年まで働く」と考えています。近年は変わりつつもありますが、まだまだ仕事をやめて留学する、就職しないで留学するなどの進路は少ないのが現状です。

そして留学から帰国後、就職活動では企業から「仕事のブランクがある」と考えられることも。マイナスイメージが強いために、就職活動は長くなる可能性があります。

ケース(2)留学後に海外で就職する場合

留学後に海外でそのまま就職する人も多いです。どちらかというと、日本よりは就職しやすいかもしれません。

というのも海外では、採用において「どのようなスキルがあるのか」「今までどんな仕事をしてきたのか」などを重視しています。留学して英語力や仕事に役立つスキルがあるならば、海外就職の経験がなくても受かることもあります。

ここまでを読んで「やっぱり社会人が留学後、就職するのは難しいのかもしれない……」と感じた方もいるかと思います。しかし日本での就職活動でも、ポイントやコツをつかんでおくと成功しやすくなります。

そこで次は、ポイントをおさえたことで留学後の就職に成功した人の例を紹介しますね。

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留学後に就職した人の体験談3つ

留学後 就職 体験談

実際の体験談を、3つ見ていきましょう。

ケース(1)留学後、帰国から6ヶ月後に就職したAさん

Aさんは25歳のときに仕事をやめて、アメリカに6ヶ月の語学留学をしました。日本でデザインの仕事をしていたのですが、前から夢だった「英語を使って働きたい」という夢を叶えるためです。

留学前のTOEICスコアは400点ほどでしたが、勉強しているうちに英語はどんどん身につきます。

帰国後は「早く再就職したい」との思いから、さっそく就職活動をスタートしました。しかしなかなかスムーズに進まず、この時点で帰国から4ヶ月が経っています。

そこでAさんは就職活動のペースを落として、英語の勉強を再スタートします。帰国後はじめてTOEICを受けてみると、700点まで伸びていることが明らかに。

英語力をアピールした結果、TOEIC受験から2ヶ月後には海外向けの営業職として内定しました。

就職はできましたが、Aさんは「TOEICを帰国後すぐに受験していたら、もっと早く決まっていたかも」と話しています。

ケース(2)留学してから同業種へ1ヶ月で転職したBさん

Bさんは30歳で営業の仕事をやめて、フィリピンで1年間の語学留学をしました。英語はほとんどできなかったため、「1から勉強し直そう」という気持ちで長期留学を選んでいます。

Bさんは勉強熱心だったこともあり、英語力は少しずつレベルアップします。6ヶ月後には、英語でインターンシップ生として企業で仕事ができるまでになりました。

帰国からすぐに就職活動をはじめますが、Bさんはもともと同じ営業としての再就職を希望していました。留学前から営業は続けたいものの「英語も使えるようになりたい」と考えていたのです。

就職活動をはじめると英語力が身についていたこと、同業種の経験があったことから、1ヶ月で希望の企業に内定しました。

Bさんは「仕事やインターンでの実務経験があったことやその経験をアピールしたことが内定につながった」と話しています。

ケース(3)留学後、派遣からステップアップして異業種へ転職したCさん

Cさんは大学卒業後、すぐに留学へ旅立ちました。就職よりも自身のスキルアップを重視しており、若いうちに多くの経験をしておきたいと考えたからです。

Cさんはオーストラリアで1年間のワーキングホリデーを経験。そして留学後は、すぐに就職活動をはじめます。

積極的に選考を受けますが、6ヶ月経ってもなかなか採用になりません。企業は「職務経験がないこと」が気になっていたのです。

そこで就職活動を一度ストップして、英語を使う企業の派遣社員として働き始めることに。派遣は正社員よりも受かりやすいうえに、実務経験も身につくと考えたからです。

派遣社員としてメーカーで1年働き、努力や成果が認められて、無事に正社員になることができました。

Cさんは「実務経験がなくても、さまざまな方法で専門スキルを積むことはできる」と話しています。

この体験談をもとに、次で留学後の就職に必要なポイントをまとめますね。

留学後の就職を成功させるためのポイントやコツ3つ

留学後 就職 コツ

再就職において、企業は以下を気にしている可能性が高いです。

・仕事の能力
・モチベーション
・留学の理由

このデメリットをなくして就職につなげるポイントとして、

(1)仕事で活かせる英語力を身につける
(2)留学の理由を説明できるようにする
(3)専門スキルを身につけておく

の3つを解説します。

ポイント(1)仕事で活かせる英語力を身につける

留学の目的は、ほとんどの人が「語学力を身につけたいから」だと思います。そのため留学後に英語力がどれだけ伸びたのかを証明できなければ、留学の成果も証明できません。

就職活動で英語力をアピールするためには、TOEICのスコアを取得しましょう。日本企業は、英語力の証明にTOEICを重視するためです。

仕事に役立つ英語力は、TOEICでおよそ700〜800点。留学中は、700点をこえるスコアを目指すことが必要です。

また留学前にもTOEICを受けておくことで、留学中にどれほどのスコアアップに成功したのかを証明できます。

ポイント(2)留学の理由を説明できるようにする

多くの企業が留学している期間を「ブランク」と感じることが多いです。留学はまだまだ「遊び」「休暇」と思われることがあり、マイナスイメージを持っている人も少なくありません。

というのも留学している間は、働いていないことになりますよね。特に海外は自由を感じることも多いため、「現実逃避をしたかっただけなのでは?」と勘違いされることも。

ただし、留学の理由をしっかりと説明できれば問題はありません。例えば「英語を使う仕事がしたかった」「異業種に挑戦したかったから、専門スキルを身につけたかった」などです。

納得のできる留学理由を説明できることで、企業から「仕事へのモチベーションが高い」とプラスに思われる、目的への計画力や実行力を評価されることも少なくありません。

留学前に「なぜ留学するのか?」「本当に海外でしかできないことなのか?」と、自問自答しましょう。

ポイント(3)専門スキルを身につけておく

社会人が留学後に就職活動をはじめるとなると、中途採用で応募するかと思います。新卒採用と異なり、中途採用は「職務能力」を重視されることが少なくありません。

特に異業種への転職では、スキルがないために採用が難しくなることも。

就職しやすくするには、1年ほどの長期留学がおすすめです。特に「語学留学+インターンシップ」や「ワーキングホリデー」は語学と専門スキルが習得できることも多いため、就職に有利になることも少なくありません。

時間をかけてじっくりと留学に取り組んでみましょう。

またこのほかにも、留学した人が採用されやすい業界や仕事を探すのもおすすめです。次で紹介しますね。

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留学後の就職に向いている職種や企業は?

留学後 就職

留学後の就職活動において、以下の3つは留学経験を重視してもらいやすいです。

・外資系企業
・海外とのやり取りが多い企業
・海外向けに商品やサービスを販売している企業

英語を使用する機会が多く、入社の条件として「英語力のある人材」と決めていることも多いためです。

特に外資系企業は、同僚や上司も外国人であることが少なくありません。日常的なコミュニケーションも英語で取り組む必要があると、英語力は絶対条件です。

ただし外資系企業は「スキル」「結果」を重視します。仕事で成果を出さないとすぐにクビになるなど、厳しい一面も。

入社後の努力が必要なことも頭に入れておいてください。

職種

職種は例えば、以下の通りです。

・ホテル
・飲食店
・製造業
・メーカー
・小売店

また日系企業でも、海外とのメールのやり取りを担当してほしいという求人があることも。

その場合、英語力は日常会話レベルで十分です。「英語を使って働きたい」という希望は叶えることができます。

続いては、就職活動の方法を具体的にお伝えします。

留学後に就職先を探す3つの方法

留学後 就職

ここからは就職活動の方法として、

・留学エージェント
・就活イベント
・転職サイト

の3つを紹介します。

方法(1)留学エージェント

留学を考えたとき、留学専門のエージェントに相談する方もいるのではないでしょうか。実は留学エージェントによっては、就職相談も受けつけていることができます。

相談できることは、

・自分に向いている業界
・留学経験者を募集している求人の紹介
・エントリーシートの添削

などです。

また担当者はあなたが留学した理由などを知っているため、あらためて説明する必要がありません。

現在利用を考えているエージェントにそのまま相談してみましょう。

方法(2)就活イベント

帰国後、自分で就活イベントに参加するのもおすすめです。

就活イベントは、

・新卒や中途どちらにも向けた「合同説明会」
・特定の業界の企業を集めた「業界別説明会」
・留学経験者だけが参加できる「オリジナルの就活イベント」

などさまざまです。

自力で企業の情報を集めて応募する必要はありますが、多くの選択肢を知ることはできます。

幅広く情報収集したい、すでに自己分析ができている方におすすめです。

方法(3)転職エージェント

転職専門のエージェントに相談して、求人を探す方法もあります。特に中途採用で応募する社会人の方におすすめです。

カウンセラーは転職経験のある人も多いため、親身になってくれることが少なくありません。

またエージェントが求人専門サイトを開設していることも多いので、効率よく就職活動をすすめることができます。

そこでおすすめエージェントを2つ紹介しますね。

エージェント(1)マイナビエージェント

マイナビエージェントは、マイナビが展開する大手のエージェントです。

・キャリアアドバイザーが求人紹介やESの添削など幅広く支援
・求人の8割は非公開のもの

求人専門サイト「マイナビ転職」も開設しているため、そこから求人を探すことも可能です。

エージェント(2)doda転職エージェント

doda転職エージェントは、求人内容が充実しているエージェントです。

・求人数は10万以上
・求人は希望した業界などにあわせて提案

すでに希望業界が決まっている方におすすめです。

留学後の就職に向けて在学・在職中にやっておくべきこと

留学後 就職

最後に、留学後の就職に向けてやっておきたいこととして、

・自己分析
・希望業界の分析
・伝える力の習得

の3つを解説しますね。

(1)自己分析をする

就職活動では、自己分析に徹底的に取り組みましょう。

自己分析は、

・自分の向き、不向き
・今までの経験
・海外での経験や考えたこと、気づいたこと

などです。

事前に自分のことを知っておくことで、留学中も自分自身をさらに理解しやすくなります。

就職活動でも今までの経験から自己アピールをしますよね。その材料にもなりますので、早めに取り組むことをおすすめします。

(2)希望業界の分析をする

希望する業界の分析にも取り組みましょう。

自己分析をもとに「自分がやりたいこと」と「自分に向いている職業」がわかることも多いかと思います。しかし本当にその業界の求めている人材と、自分の性格が一致するとは限りません。

希望する業界について、

・どのような人が活躍しているのか
・どのようなスキルが必要なのか

などを調べましょう。その中でより自分にあった企業を探すのがおすすめです。

(3)エントリーシートや面接で伝える力を身につける

希望した企業が自分にマッチしていると感じても、その理由が伝わらないと採用にはつながりません。応募者の数が多いと、より的確に伝える練習が必要です。

具体的には、

・質問の意図を理解する力
・わかりやすく端的に答える力

などです。

この3つを頭に入れて、留学や就職の準備をすすめてみてください。

まとめ

留学後 就職

今回は社会人が留学した後の就職について解説しました。

おさらいすると、留学後の就職は不可能ではありません。成功のためには、以下の3つを身につける必要があります。

・仕事で活かせる英語力を身につける
・留学の理由を説明できるようにする
・専門スキルを身につけておく

また就職活動のときは、以下3つの方法で就職活動をすすめるのもおすすめです。

・留学エージェント
・就活イベント
・転職サイト

留学でしっかりと成果を残し、選考でアピールできれば問題はありません。

今回の記事を参考に、留学も就職も納得のできるものにしていきましょう!

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この留学ブログを書いた人

モリキアユミ

モリキアユミ

1992年生まれ、京都府出身のフリーライター。大学卒業時に就職を蹴って、24カ国・50都市の世界一周を実行し、旅の途中からそのままライターへ。現在はタイと日本を行ったり来たりしています。オーストラリア留学とセブ島留学の経験あり。

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