default
pixivは2021年5月31日付けでプライバシーポリシーを改定しました。詳細
この作品「基本セット編 第一話 はじまり、超獣大戦勃発」は「ボルシャック・ドラゴン」「コッコ・ルピア」等のタグがつけられた作品です。
基本セット編 第一話 はじまり、超獣大戦勃発/nariの小説

基本セット編 第一話 はじまり、超獣大戦勃発

5,776文字12分

地球から遥か遠い、人ならざる者たちの星。この星には、人ならざる者たちが多数の種族に分けて存在していた。
この人ならざる者たちを、世の中では超獣(クリーチャー)と呼び、この世界を「超獣世界(クリーチャーワールド)」と呼んだ。
これは、そんな超獣世界で起こる、超獣たちの物語である。

というわけで、デュエル・マスターズの背景ストーリーを書いていこうと思います!自己解釈になってしまいますが、そこのところはご了承ください。それでは、どうぞ。

2022年4月1日 05:01
1
white
horizontal

地球から遥か遠い、誰も見たことも聞いたこともない不思議な星。そこには、超獣(クリーチャー)と呼ばれる生物が、多種多様の種族に分かれて存在しており、皆仲良く暮らしていた。あぁ、そうそう。この惑星を、超獣たちは超獣世界(クリーチャーワールド)と呼んでおり、超獣世界には火文明、水文明、自然文明、光文明、闇文明と、5つの文明に分かれていた。

これは、そんな超獣世界で起きた物語である。



自然文明

フィオナの森


チュドォォォォォン!!!
ドカァァァァァン!!!!
「ぎゃあーーーー!!!」
「逃げろー!!」
「助けてくれーー!!」
逃げ惑うビーストフォーク、焼かれながら走るツリーフォーク、空を飛びながら逃げるバルーンマッシュルーム、一斉に群れを成して逃げ出すホーンビーストたち。ここは、フィオナの森。自然文明の超獣たちが住む、超獣世界で一番大きな文明だ。
ザガーン「パラサイトワームども!キマイラども!やれー!!」
デーモン・コマンドのザガーン率いる軍勢が、自然文明の森やクリーチャーを襲う。
ゼリーワーム、カオスワーム『ゲシャーーー!!!』
ギガジール、ギガルゴン『グアァァァァオ!!』
ゼリーワームは溶解液を口から放ち、カオスワームはビームを浴びせてフィオナの森を燃やしていく。そして、キマイラのギガジールは、逃げる青銅の鎧を捕まえ、捕食した。
ザガーン「フハハハハハハ!!いいぞいいぞ!やれ!もっとやれ!自然文明を滅ぼして、バロム様と我々が住みやすい環境を作るのだぁ!!」
銀の拳「そこまでだ、ザガーン!」
銀の戦斧「貴様の思い通りにはさせん!」
そこに現れたのは、ビーストフォークの戦士たち、銀髭団。
ザガーン「フン、また来たか銀髭団。そんなに死に急ぎたいなら今すぐ殺してやろう。ギガジール!ギガルゴン!」
ギガジール「グアァァァオ!!」
ギガルゴン「ギギャアァァァオ!!」
キマイラのギガジールとギガルゴンが、銀髭団のリーダー、銀の拳に向かって飛び掛かってくる。
ザガーン「銀髭団を殺しまくれぇ!!!」
銀の拳「たぁっ!!!」
ドガァァァ!!!
ギガジール「ギャオォォォォ!!」
チュドォォォン!!
銀の戦斧「はぁっ!!やぁっ!!」
ズパッ!!ズパァァァッ!!
ギガルゴン「グォォォォォ!!」
チュドォォォン!!
銀の拳はギガジールを殴りつけ、銀の戦斧も、ギガルゴンをバラバラに斧でぶった斬り、破壊した。
銀の拳「さぁ、テメェの番だ!ザガーン!!」
ザガーン「ふん、キマイラもパラサイトワームも使えんな。貴様らまとめて地獄に送ってやる!はぁぁ!!!」
ズパァァァッ!!!!!
ザガーンは手に持った剣で闇の斬撃を飛ばした。
「ぎゃあぁぁぁ!!」
「ぐわぁぁぁ!!!」
銀の拳「お、お前ら!!」
銀髭団の団員たちは次々とザガーンに倒されてしまう。しかし、その油断が。
ブスゥッ!!
銀の拳「ぐはっ!!」
銀の戦斧「団長!」
ザガーンの剣が、銀の拳の胸に突き刺さる。
ザガーン「他愛もない…次は貴様からだ!」
銀の拳「それはどうかなぁ!○※※*〒7「々×+」 ×¥☆☆×××>〒|\!!!!!」
すると、銀の拳は何やら呪文を唱えはじめた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!
ザガーン「な、何だ!?地面が揺れてるぞ!」
銀の拳「あとはコイツらに委ねる…銀の戦斧、生き残った団員どもを頼むぜ…」
そう言うと、銀の拳は息絶えた。そして。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!
ズドォォォォォォン!!!!!
天空の超人「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ザガーン「な、なんだコイツらは!?」
地面からジャイアントたちが目を覚まし、起き上がり始めた。そして、残された銀髭団のクリーチャーたちを見て。
天空の超人「オラたちを呼んだのはお前らか?」
銀の戦斧「あ、あぁ…」
天空の超人「オラたち、自然文明守る!アイツ、自然じゃない!!くらえぇぇぇぇ!!!」
ブチッ!!
ザガーンは避けるまもなく、天空の超人に踏み潰される。そして、残されたパラサイトワームたちも、夜明けの超人、いにしえの超人らによって踏み潰されていく。
魔将ダークフリード「こ、このままじゃ我らが負けてしまう!一時撤退だ!逃げろー!!!」
一気に形成逆転された闇文明は、ダークフリードの叫び声で撤退を余儀なくされた。
銀の戦斧「ジャイアントたちに続け〜!」
自然文明のクリーチャーたち『うぉぉぉぉぉぉぉ!!!』






水文明


海中都市

その頃、海中都市のモニタールームでは、リキッドピープルの部隊が自然文明の様子を見ていた。
アクア・サーファー「自然文明がジャイアントという古代のクリーチャーを呼び起こしたそうです。」
アクア・エージェント「なんだと!?ジャイアントをか!?」
アクア・サーファー「はい、奴らはジャイアントによって急激に力を増したようです。今攻め込むのは得策ではありません。」
アクア・エージェント「そうだな……」
アクア・エージェントは悩んだ。すると。
アクアン「じゃあ、火文明はどうだい?」
アクア・エージェント「アクアン様。」
アクアンが現れ、アクア・エージェントに提案した。ちなみに水文明では、サイバーロードがこの戦争に応じてリキッドピープルたちを作り出したため、権力的にサイバーロードが上なのである。
アクアン「アイツら、単細胞で戦うことにしか脳がないバカな連中だからさ。それにおまけにボクら水に弱いからね。」
アクア・エージェント「そうか…よし!そうと決まれば火文明を攻めるぞ!総員、準備に取り掛かれ!リヴァイアサンも呼ぶんだ!」
アクア・サーファー「はっ!」
そう言うと、アクア・サーファーはサーフボードに乗ってどこかへ向かった。
アクアン「武器はいらないかい?」
アクア・エージェント「アイツらはバカなので、今の我々の武器でも充分に戦えます。ご心配なく。それでは。」
そう言うと、アクア・エージェントも準備に入った。
アクアン「にゅふふ、あんまり舐めてると足もとを掬われるかもよ…?」








火文明

ヒューマノイドたち『うぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
ドラゴノイドたち『うらぁぁぁぁぁぁ!!!』
ここは、日夜戦いを繰り広げては、荒れた地となる火文明。ヒューマノイドとドラゴノイドの激しい争いは、多くのクリーチャーたちが迷惑がっていた。
不死身男爵ボーグ「おらぁ!」
ガキィン!!
ブレイズクロー「ひゃっはーー!!!」
ザシュッ!!
????「………ふん…」
バサ、バサ、バサ、バサ、バサッ
このヒューマノイドとドラゴノイドの争いを見ていた、1匹のドラゴンが冷ややかな目で見つめた後、どこかへと飛んでいった。








ボルシャック渓谷


ボルシャック・ドラゴン「…………」
先ほどのドラゴン、ボルシャック・ドラゴンは遠くの霧で覆われた自然文明の森を眺めていた。そこには、巨大な種族ジャイアントが、ズシンズシンと足音を立てて歩いていた。自然文明の森を復興するため、木を植えているのだろう。
そんなボルシャック渓谷の河原で、ぷかぷかと何かが浮かんでいた。
ボルシャック・ドラゴン「ん、なんだアレは?」
近くに行ってみると、水死体?と思わしき鳥の姿をしたクリーチャーが浮いていた。ボルシャック・ドラゴンは流石に見逃さず、苦手ではありながらも川に飛び込んだ。





そして数分後

ボルシャック・ドラゴン「ふぅ、てかまだ生きてたぞコイツ…」
水からその鳥のようなクリーチャーを引っ張り出すことに成功した。しかし、まだ息はあったため、死んでいなかった。
ボルシャック・ドラゴン「コイツはファイアーバード…珍しいな、このボルシャック渓谷にいるのは。」
このボルシャック渓谷には、ボルシャック・ドラゴンしか今までいなかった。また、ファイアーバードも数少ないクリーチャーである。
???「ゲホ、ゲホッ。」
ボルシャック・ドラゴン「気付いたか、ファイアーバード。」
???「あわっ!どどど、ドラゴンさんだっピ!」
ボルシャック・ドラゴン「そうだ。しかし、なぜお前はここにいる。よくここまで来たな。どうしたファイアーバードの子供。」
???「は、はぁ…実はボク…」
頭に王冠を被り、ランドセルをからったファイアーバード、コッコ・ルピアは事情を説明した。もうすでに火文明の警備隊であるホーバスが倒されたことにより、水文明の部隊が進軍を開始し、自分の住むファイアーバードの里も襲われてしまったという。
ボルシャック・ドラゴン「水文明め、くだらん争いをしにきて…」
コッコ・ルピア「ドラゴンさんは、戦わないッピ?」
ボルシャック・ドラゴン「私は領地を手に入れようとしたり、侵略行為などというくだらん争いはあまりしたくはない。だが、もし私にちょっかいを出すクリーチャーがいたら、私は同じたとえ火文明であろうとも許しはせん。この長く続く戦争を、私は終わらせたいのだ。」
コッコ・ルピア「………」
ルピアは黙って聞いていた。戦争を終わらせたいクリーチャーが、この世にいるということにかなり感銘を受けたようだ。しばらくして、ルピアはまた喋り出した。
コッコ・ルピア「もう一つ聞いてもいいっピ?」
ボルシャック・ドラゴン「何だ?」
コッコ・ルピア「そこの茂みに隠れてるクリーチャーたちはお友達だッピ?」
リキッド・ピープルたち『ギクッ!』
さっきから隠れていたリキッド・ピープルたちがバレてしまう。アクア・ハルカス、アクア・ガード、アクア・ソルジャーの3人が隠れていた。
ボルシャック・ドラゴン「何だ貴様ら!どこからやって来た!」
アクア・ソルジャー「くそ、ドラゴンに感づかれた!」
アクア・ハルカス「もう戦うしかねぇ!行くぞー!!」
アクア・ガード「くらえぇぇぇ!!」
ボルシャック・ドラゴン「下がっていろ、ファイアーバード。コイツらは私が倒す。」
3人のリキッド・ピープルたちが、ボルシャック・ドラゴンに襲いかかる。コッコ・ルピアを下げると、口に炎を溜め始めた。
アクア・ハルカス「死ねぇぇぇぇ!!!!」
ボルシャック・ドラゴン「ボルシャック・ファイアー!!!」
ボォォォォォォォォォォォォ!!!!!
ボルシャック・ドラゴンは口から強力な炎を吐いて、リキッド・ピープルたちを燃やす。
アクア・ハルカス「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!か、体が蒸発しちまう!!」
アクア・ガード「こ、これがドラゴンの力なのか!?」
水だからと火は通じないと侮っていたリキッド・ピープルたちも、もはや一網打尽。すると、アクア・ソルジャーが。
アクア・ソルジャー「あ、アクア・ナイト様!!ダメです!ドラゴンはあまりにも!!」
バキィィィィッ!!!
アクア・ソルジャー「ぐはぁぁぁぁっ!!!」
無線で増援させようとしたが、ボルシャックのパンチで殴られる。そして、無線を破壊する。
コッコ・ルピア「つ、強いッピ!」
アクア・ソルジャー!「もうダメだ!!逃げるぞ!」
アクア・ハルカスとアクア・ガード『うわぁぁぁぁ!!!』
リキッド・ピープルたちは、皆散り散りになって逃げ出した。
ボルシャック・ドラゴン「ふぅ、ここももうすぐ攻められるな。私たちも遠くへ行くぞ。」
コッコ・ルピア「どこへ行くッピか?」
ボルシャック・ドラゴン「そうだな、水文明の奴らには奇襲に入られた。ヒューマノイドとドラゴノイドたちとつるむのは癪だがな。下に降りるぞ。水文明にはキチンとお礼参りしてやらねぇとな。」
そう言って、ボルジャック・ドラゴンは空を飛んだ。そして、コッコ・ルピアも飛ぶことができたため、空を飛んで下へと向かっていった。






その頃、警備係をしているホーバスが、ボロボロになりながらヒューマノイドたちのもとへとやってきた。
一撃必殺のホーバス「うぅ、くそぉ…入られた…!」
ドサッ
不死身男爵ボーグ「おい!ホーバスじゃねぇか!」
機神装甲ヴァルディオス「どうしたその怪我は!」
ホーバスは事情を説明した。
一撃必殺のホーバス「水文明の奴らが、ここに攻め入ろうとしてやがる…!」
喧嘩屋タイラー「なんだと!?」
機神装甲ヴァルバロス「この戦乱の中に、俺たちのところに水文明が!?」
小さな勇者ゲット「くっそ、このまま頭がいいいい子ちゃんな水文明の奴らに舐められてたまるか!」
喧嘩屋タイラー「倒されて何もしないまんまだったら、ヒューマノイドの名が泣くぜ!野郎ども!水文明をぶっ潰すぞ!!!」
ヒューマノイドたち『おぉぉぉぉぉ!!!』
ヒューマノイドたちは、水文明と戦う気のようだ。果たして、水文明を倒すことができるのか。






光文明

天空城

アルカディアスの間


天空の守護者グラン・ギューレ「アルカディアス様、闇文明が自然文明から撤退したようです。」
真理の伝道師イレーラ「今こそ我々光文明は、自然文明と協力して闇文明を倒すべきです!」
ここは、光文明の拠点、天空城。この天空城で、さまざまな文明がどうなっているのかを知ることが出来るのだ。
浄化の精霊ウルス「今は待つが良い…」
光文明の王、アルカディアスの側近、ウルスが現れてそう言った。
天空の守護者グラン・ギューレ「ウルス様!」
浄化の精霊ウルス「アルカディアス様は、もう少し闇文明の動きを見たいとのことだ。奴らは長年、我々光文明とは対立してきたからな。」
真理の伝道師イレーラ「そうですね…あそこにはバロムがいますから…」
天空の守護者グラン・ギューレ「分かりました、今は待ちましょう…行こうイレーラ…」
そう言うと、アルカディアスの間を出て行ったグラン・ギューレとイレーラ。すると、ウルスが。
浄化の精霊ウルス「これで良かったのですか?」
聖霊王アルカディアス「あぁ……」






その頃、この戦乱を1人のサイバーロードが笑っていた。

アクアン「にゅっふっふ、水文明がこれから火文明を襲撃するけど、これは水文明が負けるに賭けようか……」
そう言いながら、彼はお金を持っていた。




基本セット編
第一話
はじまり、超獣大戦勃発

シリーズ
#2は投稿されていません

作品一覧を見る

コメント

コメントはまだありません
センシティブな内容が含まれている可能性のある作品は一覧に表示されません
人気のイラストタグ
人気の小説タグ