基礎魔法理論 - 基礎魔法理論生得魔法について

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基礎魔法理論作者：Bellca

基礎魔法理論 I

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基礎魔法理論生得魔法について

手記風

生得魔法とは、その人個人が持って生まれた自身の魔法である。

<目次>

ー<第一節: 初めに。>ー

ー<第二節: 生得魔法について。>ー

ー<第三節: なぜ最初から習熟しているか？>ー

ー<第一節: 初めに。>ー

生得魔法は血筋が最も関係し、王族の持つ魔法は魔法の中でも異質と噂される。

その魔法は広く民から王族(Royal)魔法(Magic)と呼ばれていた。

王族の魔法が異質とされる理由は主に2つ。

まず純粋に魔法自体が異質であること。

そして、王族は王族(Royal)魔法(Magic)以外の魔法に極端に才能がなく使えない事。

王族は生活魔法すら上手く扱えず、ただ1人では生活していくことすら困難を極める。

そして民は色々な魔法を使えるが、高火力の攻性魔法を使えない為様々な脅威に対しての防衛手段はなく、成す術がなかった。

そのため王族とそれ以外の民は「武力」と「生活の質」の等価交換として持ちつ持たれつの関係を築いていた。

ー<第二節: 生得魔法について。>ー

生得魔法は血筋が1番関連すると言った。

その原因はそれは血の濃さである。

王族は攻性魔法が得意だったもの達が夫婦となり世代を重ね、攻性魔法に対しての才能だけが受け継がれていった。

そして反対に近親間で世代を重ねる機会がなかった民たちは様々な魔法に対し才能を得る結果となった。

ここで一つ補足しなくてはならないが、魔法は種類として全部で10通りの魔法系統がある。そのうち一つを生得魔法として得られ、そして生得魔法以外であっても修練次第でそれなりに使いものになるレベルにはなる。

そしてそれぞれ魔法には関係性があり、とある関連図であらわされる。そしてその関連図において隣り合った魔法どうしは相性が良い。

また、大抵は自身の生得魔法と隣り合う魔法を2つ、もしくは生得魔法と隣り合う魔法1つとさらにその隣にある魔法。といった全ての魔法を修めることは理論上でのみとされ、習得数を少なくし修練する者が大半である。

魔法の中には4～5種類ほどの魔法系統で儀式的魔術を行う際に複数人で各魔法を担当する。

またそれ以外にも、1人で魔法を複数同時に扱って効果力を上げる手法などがある。

(※今回は生得魔法についての説明のため魔法体系については割愛。)

生得魔法とは、習得できる魔法の中で最も最初に習熟しているものというのが現在の見解である。

もちろん、修練を積めば他の魔法が生得魔法よりも強くなることは往々にしてありえる。

だがオススメはしない、生得魔法とはそれが一番使いこなせるという証左でもあるが故に。

ー<第三節: なぜ最初から習熟しているか？>ー

血筋は才能を決定する要因になるといった。

だが、生まれながらに魔法を既に使えるのはおかしいとは思わないか？

全く修練もしていない子らがどこで覚えたか魔法を使うのである。

子に聞いても感覚的に出来そうな気がした。というものが大半である

(しばしば隠れて練習していたというものもいるが、...ちなみに男児が多い傾向。)

これは様々な論説があり古来より議論されているが、現在のもっとも有力とされている節は、

母体に宿ってる間に使用された魔法が子にも影響しているのではないかというところである。

そして、母親が自身の生得魔法を使用する頻度が多い為に、子も同じような魔法を得意とするのだと言われている。これは「胎内記憶」の一種であるとされている。

またこういった説が有力的だと言われる背景に至った理由が、魔力を扱う際にはどうやら腹部にエネルギーが集まり、その後魔法として使用されることが分かったためである。

位置的に子と近いのが影響を及ぼす原因とされている。

今回、母親の魔法が子に影響するといったが、決していつも以上に魔法を使うことを推奨しているわけでは無いことをここに明記しておく。

身籠った子に素晴らしい才能を受け継がせてやりたいのは理解はできるが、あくまで現状は推論であるということと、子のために安静にしたまへ。

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