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知らないなんてもったいない!肺炎にならないぞSP
健康

知らないなんてもったいない!肺炎にならないぞSP

2017年1月25日(水)午後7時30分
2017年1月31日(火)午前0時10分

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いまや日本人の死因第3位の肺炎。
何となく自分は肺炎にならないと思ってるみなさんに、ぜひ知っておいていただきたい!最も怖い肺炎の原因は肺炎球菌ですが、なんと成人の10人に1人がすでに保菌しているという衝撃事実が判明。でも肺炎の発症を防いでくれるのが、ほとんど注目されることのない臓器「脾臓(ひぞう)」です。実は、この臓器を元気にしてくれるのがワクチンなんです。しかも、ワクチンには大人用以外に子供用もありました。肺炎の最新対策をお伝えします。

今回のお役立ち情報
01

肺炎球菌ワクチンは脾臓(ひぞう)を“元気”にする

肺炎を起こす原因菌として、最も感染率が高く、致死率も高いのが「肺炎球菌」です。肺炎球菌は人の鼻の奥に住み着き、肺に落ちてきたときに肺炎を引き起こします。ただ、本来は体内に肺炎球菌が侵入しても、脾臓に存在する特殊な免疫細胞「マージナルゾーンB細胞」が抗体を出し、殺菌してくれるようになっています。

ところが高齢になると、若いときと比べて脾臓が縮小。マージナルゾーンB細胞の数も減ってしまうと考えられています。そのため、肺炎球菌に対するリスクが高まるんです。

そこで登場するのが「肺炎球菌ワクチン(PPSV23)」。このワクチンはマージナルゾーンB細胞に働きかけ、抗体が常に血液中に出ている状態にします。こうすることで、脾臓が小さくなった高齢者でも、肺炎球菌が侵入したらすぐに抗体が反応。免疫細胞が退治してくれるようになるんです。

02

肺炎球菌ワクチンを受けるための補助制度がある

対象の年齢の方は、「肺炎球菌ワクチン(PPSV23)」を自治体の公費助成を受けて接種することができます。補助制度の期間と、対象年齢は以下の通りです。

期 間:2014年10月~2019年3月の間
対象者:65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳 になる方

補助額は50~100%の場合が多いですが、自治体によって異なりますので、詳しくはお住まいの自治体の「予防接種」の窓口までお問い合わせください。

03

肺炎球菌ワクチンには2種類ある

肺炎球菌ワクチンには2つの種類があります。

  1. 高齢者が定期接種になっている“大人用ワクチン”(PPSV23)
  2. 赤ちゃんが定期接種になっている“子ども用ワクチン”(PCV13)

 

それぞれの違いは以下の通りです。

65歳以上であれば、両方のワクチンを接種することもできます。その場合は1年、期間をあける必要があります。なお、ワクチンを希望される方は、かかりつけの医師とよく相談した上での接種をお願いします。

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甘み・酸味・やわらかさ! トマト選び自由自在ワザ

甘み・酸味・やわらかさ! トマト選び自由自在ワザ

2017年1月18日(水)午後7時30分
2017年1月24日(火)午前2時20分

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NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

大人気の野菜、トマト。

でも「甘さ」「すっぱさ」「皮のうすさ」など、実は好みがばらばら。
しかも、めったに好みの味に出会えてないという声も。すっぱいのが好きなのに甘いものにしか出会えなかったり、濃厚な甘みを求めていたのに、味が薄かったり…。どうやって見分ければ、好みのトマトを選ぶことができるのでしょうか?

そこで、全国のトマト生産地や原産地の南米アンデスを徹底調査!すると見つけました!なんとトマトは“苦しめば苦しむほど甘くなる”という事実。

さらにトマトのうまみを高めるワザも。その方法はトマトの本場イタリアで発見!日本の梅干しのように広く親しまれるドライトマトには、トマトのうまみを最大限高める秘密が隠されていました。

自宅でトマトの魅力を味わい尽くす、とっておきのワザを伝授します!

今回のお役立ち情報
01

赤さと甘さは関係ない?トマト選びの真実

甘いトマトを選ぶ基準として、多くの方が思ってきた「赤さ」。確かに、甘そうに見えますが、これって大きな間違いでした。実はトマトって収穫したその瞬間に、甘さが決まってしまいます。その後どれだけ熟していっても、実の中で糖分が増えることはないのです。

甘いトマトを選ぶ時に見て欲しいのが、トマトの“おしり”から放射状に現れる白い線です。この線が、甘さが高まっている証拠なのです。 実はこの線は「維管束」という水分が通る管。水が足りない環境で育つと枯れてしまい白くなるのですが、この時、トマトは生き残りのため実に糖分を蓄えているのです。
ちなみに、この線を見つけることでもう一つわかることが「皮の薄さ」。線が長いとトマトは水分を逃さないようにするため、皮を厚くしていると考えられます。
一方、「酸味」は収穫後も徐々に変化していきます。トマトは収穫後も呼吸し続けていますが、その時のエネルギー源が酸味成分の「クエン酸」。時間が経って、赤さが増すにつれて、すっぱさは減っていくというわけなんです。

02

本場直伝 トマトのうまみを最大に引き出すワザ

トマトをこよなく愛する国、イタリア。ここでは、トマトのうまみを最大限高める方法が知られています。
それがドライトマト。味が濃厚で、使いやすいドライトマトは、パスタはもちろん、サラダやパンにも欠かせない食材なのです。

でも、トマトのフレッシュさを失わずにうま味を高める方法はないのか?そこで番組では、フレッシュさを保ちつつ、うまみを高める方法を開発しました。その名もガッテン流「なんちゃってドライトマト」です。

用意するもの

・オーブンレンジ
・ミニトマト(適量)

作り方

  1. ミニトマトを半分にカット
  2. 切り口を上に向けて並べ、180度で20分間加熱
  3. そのままフタをあけず、1時間を目安に置くと出来上がり

※火加減は目安です。オーブンの機種によっても適温は異なります。お好みで調整して下さい。

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