検索
閉じる
脳を活性化!血糖値ダウン!新発見「骨ホルモン」SP
健康

脳を活性化!血糖値ダウン!新発見「骨ホルモン」SP

2017年2月15日(水)午後7時30分
2017年2月21日(火)午前0時40分

シェアするhelp

  • twitter
  • facebook
NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

1日1分あることをするだけで、血糖値が大きく低下したり、ボケ知らずの元気な脳になったり!
実はいま、最新研究で分かってきた「骨ホルモン」に大きな期待が寄せられています。

「骨ホルモン」は、今世界中の研究者が大注目している新物質。骨を上手に刺激すると骨から大量に放出されて全身へ運ばれ、脳や肝臓、すい臓、腎臓など、様々な臓器を活性化してくれることが分かってきました。 逆に骨ホルモンが少ない人は、糖尿病や動脈硬化などを引き起こす可能性があるので要注意!

そこで今回は、骨を効率よく刺激して骨ホルモンを放出させるワザを徹底解説します。名付けて「かかと落とし」。 いつでもどこでも手軽に行えるこの方法、特に血糖値が気になっている人には超オススメです!1日1分の新習慣で、カラダを丸ごと若返らせましょう!

今回のお役立ち情報
01

骨ホルモンと血糖値の密接な関係

今回、血液中の骨ホルモン(オステオカルシン)の量が少ない人は、血糖値が高い傾向にあることが分かりました。その理由ははっきりと解明されてはいませんが、これまでの研究によると、『タンパク質の糖化』という現象が大きく関わっているらしいと考えられています。
実は、糖はタンパク質と非常に反応しやすい性質を持っており、血液中の糖が多い状態が続くと、細胞などを構成するタンパク質に糖がくっついてしまう「糖化」という現象が起こります。骨の中にももちろん多くのタンパク質がありますが、糖化したタンパク質は本来の働きができなくなってしまうため、骨ホルモンの働きも鈍ってしまうのではないかというのが専門家による説です。
高血糖が骨ホルモンを減らし、そのことがさらに高血糖を加速させるという負の循環。これを断ち切るのが運動であり、今回ご紹介した骨を刺激する『かかと落とし』もその一つです。

02

かかと落としのポイント

かかと落としは、骨に体重と動きによる加速度をかけた負荷を加え、体全体の骨に効率よく刺激を加えることが目的です。そのためにはいくつかのポイントがあります。

※注意!膝など関節に疾患がある方、すでに骨粗しょう症の診断を受けている方、ご高齢の方などは 運動を行う前に、医師にご相談下さい。 また、転倒の恐れがある場合は行わないでください

1) 姿勢をよくして、ゆっくり大きく真上に伸び上がり、ストンと一気にかかとを落とす
かかとから頭までが一直線になって動くことで、骨全体に負荷をかけることができます。頭の上から見えない糸でつり下げられているイメージで大きく真上に伸び上がりましょう。

2) 1日30回以上が目標!
筋トレや有酸素運動よりも体への負担が少ないのが特徴ですが、最初は無理せず楽にできる回数で構いません。また必ずしも連続で行う必要はないので、空いた時間にちょこちょこと行い、1日の合計が30回以上を目指しましょう。なれればもっと回数を増やしても構いませんが、1日に多くやるよりも毎日継続することの方が重要です。

3) 血糖値が高めの人にオススメ
現在はオステオカルシンの血中濃度を測定することはできません(※甲状腺異常の疑いの場合のぞく)ので、自分の骨ホルモンが多いのか少ないのかは、分かりませんが、 上記のように血糖値が高めの人はすでに骨ホルモンが少なくなっている可能性がありますので、運動とともに「かかと落とし」のような骨への刺激がオススメです。

シェアするhelp

  • twitter
  • facebook
つら~い冷え症が改善!血管若返り術
健康

つら~い冷え症が改善!血管若返り術

2017年2月8日(水)午後7時30分
2017年2月14日(火)午前0時10分

シェアするhelp

  • twitter
  • facebook
NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

多くの人が悩んでいる冷え症。実は、冷え症の10人に1人が危険な状態にあることが判明しました。冷え症だと血管が硬くなって老化が進み、血圧に異常が起きることがあるのです。
そこで医学と運動科学が結集して新しい改善ワザを開発しました。なんと冷えだけでなく、血管まで若返らせてしまう驚きの新ワザです!

そのワザが「血管のばし」。これを3週間ためした皆さんは、手足がポカポカになり、冷えが軒並み改善。 さらに血管も柔らかくなって血管年齢が若返ったのです!1日たった10分であなたの体が変わりますよ!

今回のお役立ち情報
01

冷え症の原因=血管の老化!?

最新研究で分かってきた衝撃の新事実。それは、冷え症の人は普通の人より血管が硬くなっている、つまり老化しているということです。冷え症の原因は手先や足先の血液の循環が良くないことが原因のひとつとされています。どうやら、その血液の循環の悪さが血管を老化(硬く)させてしまっているようなのです。

つまり、冷え症は「体が冷えてつらい」だけでなく、体を老化させる原因になっている可能性が高いということなんです。

02

10人に1人!? 脳梗塞を引き起こす“危険な冷え症”

今回、冷え症の改善ワザを取材していたところ、“危険な冷え症”の人がいることも分かってきました。その“危険”とは、血圧の異常です。健康診断などでは、「血圧に問題なかった」という冷え症の方のなかに、激しい血圧変動を起こしている人がいるんです。実際に冷え症の女性を調べたところ、およそ10人に1人の割合で激しい血圧変動が起こっている人が見つかりました。こうした血圧変動の原因は、血管が硬くなっていることと、自律神経が乱れていること。そう、冷え症を引き起こす原因と全く同じなんです。さらに、こうした血圧変動は脳の血管に影響し、脳梗塞を引き起こすリスクが高くなることが分かっています。 でも、ご安心下さい!そんな“危険な冷え症”を見分ける簡単な方法があるんです。 それは、普通に血圧を測ったあと、立って座ってからもう一度測るという測定法です。

この2回の測定値(上の値:収縮期血圧)の差が15以上であれば、“危険な冷え症”である可能性が高いんです。何度も測定しても差が15以上の場合は、血圧の専門医(循環器内科など)の受診をお勧めします。

03

“血管の若返り”で冷え症を改善!

新しい改善ワザ“血管のばし”が生み出されたきっかけは「冷え症の人の血管が硬い、ということは、逆に柔らかくしたら冷え症も良くなるのではないか?」という、素朴な疑問からでした。そして、実際に冷え症の方に3週間試してもらったところ、全員の冷え症が改善し、さらに血管も若返ったんです。

“血管のばし”の方法
☆5つのポーズを左右30秒ずつ、1日2回(朝と夜)行う(計1日10分)

注意点
・呼吸を止めない
・痛みを感じない範囲で行う
・持病のある方は、医師に相談の上で行って下さい


(1)ふとももの血管

1.正座の姿勢から両手を前につき、片方の足を後ろに伸ばす。
2.腰を曲げずに、顔は正面を向いて、太ももの付け根をストレッチする。


(2)ヒザの血管

1.両手で片方のヒザを押さえる。
2.反対の足をゆっくり曲げながら腰を引き、ヒザの裏をストレッチする。


(3)ふくらはぎの血管

1.正座の姿勢から、片方の足を立てる。
2.両手をヒザの上に置いて、反対の足を軽く開く。
3.胸を太ももに付けるように体を前に傾ける。


(4)ふともも&スネの血管

1.正座の姿勢から両手を後ろについて、片足を前に伸ばす。
2.反対の足のかかとをお尻に付ける。


(5)ふともも(裏側)の血管

1.仰向けの姿勢から片方の足を両手で抱える
2.太ももをお腹に近づける

シェアするhelp

  • twitter
  • facebook