MEMBER | INTERVIEW

趣味のAI開発にも利用可能な柔軟な開発環境が魅力。

PERSON

執行役員 CAIO(Chief AI Officer)

山口 祐 さん

2020年入社

実感する仕事の面白さとやりがい

入社以来、AIエンジニアとして主に金融領域のアルゴリズム開発やシステム開発を担当してきました。たとえば従来の人間による判断では、投資の具体的な方針を立てたり、商品の組み合わせの適性を判断するには限界がありますが、ここにAIのサポートを導入することで、判断の精度をより高めることができます。深層学習や機械学習といったAI技術を進化させるだけでなく、その技術を業界の課題に適用できる点にやりがいを感じています。今年度からはCAIOとして、HEROZ全体の深層学習・機械学習の開発基盤の強化や、技術情報の発信にも取り組んでいます。多様なプロジェクトを経験するうちに、システムやサーバー周り、データ分析といったAI以外のスキルも成長していることを実感しています。

プライベートの過ごし方

趣味として囲碁や将棋のAIを開発しています。2021年の世界コンピュータ将棋選手権で準優勝し、NHKの将棋・囲碁番組には私の開発したAIが形勢判断に使われています。HEROZには私以外にもボードゲーム系AIでトップクラスの実力をもつメンバーがおり、仕事以外でも情報交換ができ、競争意識をもてることもありがたいですね。また、開発したAIはOSS(オープンソースソフトウェア)として公開しているので、プログラムコードを丁寧に書く習慣も身に付きました。

HEROZの開発環境

当社ではデータセンターの拡充に力を入れており、各エンジニアが余裕をもって使用できる計算資源があります。思い立った時に学習プロセスを動かせるので、開発環境が原因によるストレスを感じることはほとんどありません。また、データセンターは業務外の使用も認められています。趣味で取り組んでいる将棋AIの開発においても、HEROZのデータセンターを使った大規模分散学習を行っています。

入社を考える人たちへのメッセージ

HEROZは様々な課題にチャレンジしている企業ですので、AIの可能性や社会への実装に興味のある方であれば、キャラクターを問わず受け入れられる柔軟性があると思います。その上でより活躍の余地があるのはロジカルに物事を考え、行動できる人が特に求められています。個別のタスクに対して仮説を立て、実装を進め、結果をきちんと評価する。自ら適切にサイクルを回すことができれば、エンジニアとしてのスキルが大きく伸ばせる環境だと考えています。