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STOP突然死!強い心臓をめざせSP
健康

STOP突然死!強い心臓をめざせSP

2017年4月19日(水)午後7時30分
2017年4月22日(土)午前0時10分

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私たちの心臓にとっての「最大の危機」!
それは、血管がつまって鼓動がストップする「心筋梗塞」です。
実は、この非常事態に負けない「強い心臓」を作る方法がありました!

もし心筋梗塞を起こしても、亡くなる可能性が低く、後遺症も残りにくいと考えられる。こんな「強い心臓」の存在は、実は以前から心臓の専門家の間で知られていました。

その後の研究で明らかになったのは、日常生活で「あること」を行うと、心臓の機能は高まってゆくということ!今では多くの医療機関でも行われ、すでに多くの人がその効果を体感しています。

大切な心臓を守るための最新情報と実践ワザを徹底紹介します!

今回のお役立ち情報
01

運動で心臓の力を引き出す

心臓には「自分を守ろうとする力」があると考えられています。心臓研究の世界では、心筋梗塞などの際に『直前に狭心症の発作を起こした』人などは救命率があがることが知られてきました。
現在は様々な研究によって、「酸欠などの負荷をかけられた心臓では、ミトコンドリアの活性が高まる」など、心臓が強くなる仕組みの解明が進んできました。 一見すると変える事が出来ないと思われている「心臓」も様々な方法で変える事が出来る可能性があるのです。

番組では、心筋梗塞などが起きても亡くなる可能性が低く、後遺症も残りにくいと考えられる「強い心臓」をめざすべく、心臓リハビリテーションの世界でも行われている心臓トレーニングの考え方をご紹介しました。

02

心臓の病気や不調をお持ちでない方には、「心拍数110」+「ちょいキツ筋トレ」!

心臓を強くする運動の目安は、「心拍数110程度の有酸素運動」+「少し強めの筋トレ」です。

「心拍数110」とは
心臓に効果があり、かつ安全できる運動の強さの目安です。
「しゃべりながらでも続けられる」「息が少しあがる」程度の強さです。
例)「早歩き」「少し頑張って自転車に乗る」
これを「週3回、1回30分程度」行うことがすすめられています。

「ちょいキツ筋トレ」とは
心拍数110の運動に加えて、時々少し強めの筋トレを織り交ぜると更に効果が上がりやすいと考えられています。番組では誰にでも始められる筋トレの例として『壁立て伏せ』をご紹介しました

1) 丈夫な壁に手をつく(間隔は肩幅くらい)

2) 壁に体重をかけるようにして腕立て伏せを行う
曲げ、伸ばしにそれぞれ3秒ずつくらいかけて
ゆっくりとおこなうのがポイントです。
1日10回からおこなってみてください。

※体に少なからず負荷がかかります。関節の痛みを抱える方や、体力に不安のある方は行わないでください。

日常の中の運動
運動する時間が取れない人の場合は、日常の中で「心拍数110」を目指すことも大切です。「階段の上り下り」や、「坂道を登る」など、「ちょっときつい」なと思う動作を取り入れてみてはいかがでしょうか。

※以下の方は、運動をご遠慮ください

  • 疾患や外傷で、医師から運動を控えるように指導されている方 
  • 足腰や膝などに痛みがある、歩行に困難がある、転倒の危険がある等の方。
  • 運動によって怪我や症状を悪化させてしまう可能性がある方

上記に該当しない方でも、運動を始めたら「強い動悸や息切れ、気持ち悪さ」などの症状が出たら、運動を中止してください。

03

心臓の病気をお持ちの方には、心臓リハビリテーション

番組では、心臓リハビリテーションによって心臓の機能を回復しようという治療の現場を紹介しました。対象となるのは、現在もしくは過去に心臓の病気をわずらった方です。ただし、医師から運動を止められている方は含まれません。

心臓リハビリテーションは、心臓病専門の医療機関や、リハビリテーション科などで行われるようになってきています。その方の症状や経過によって、適切な運動の種類を指導してくれます。

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緑内障!こんなタイプは要注意だ
健康

緑内障!こんなタイプは要注意だ

2017年4月12日(水)午後7時30分
2017年4月15日(土)午前0時10分

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<今回はコレ!>

徐々に視野が欠けていって、重症になると、中には失明してしまう人もいる緑内障。でもなかなか自分では気づけないのが難点。そこで、事前に自分がなりやすいかどうかを知っておくことがとても大切です。
最近、「眼底の血流が悪い人」は緑内障になりやすいということがわかってきました。では、どんな人が血流低下しているのか、詳しくお伝えします!

今回のお役立ち情報
01

緑内障になりやすいタイプ

今回の番組では主に、緑内障と「血流トラブル」の関係についてお伝えしました。眼底の血流が悪い人は、網膜の視神経に栄養や酸素が届きにくくなるため、視神経そのものが弱くなってしまうことがあります。その結果、眼圧が正常でも視神経が眼圧の影響を強く受けることとなり、緑内障の発症リスクが高まると考えられているのです。

緑内障はそもそも自分では気づきにくい病気です。40歳以上で、下記の項目に当てはまる人は眼底の血流が悪くなっている可能性があります。
気になる方は、1度お近くの眼科でご相談されることをおすすめします。

低血圧…全身の血流が悪くなることが多いので、網膜の血流低下を招きやすい

高血圧…網膜の毛細血管が動脈硬化にることがあるので、血流低下を招きやすい

糖尿病…血中の糖が網膜の毛細血管を傷つけることがあるので、血流低下を招きやすい

偏頭痛…脳の血管が拡張・収縮しやすい。網膜でも似た現象が起きるため血流低下を招きやすい

睡眠時無呼吸症候群…目に酸素や栄養が届きにくいため、視神経が弱くなりやすい
※単なるいびきの人は心配ありません

家族歴…血縁のある親族に緑内障の患者がいる人はリスクが高いことがわかっています

強い近視(度数マイナス5以上が目安)…眼球が大きくなって毛細血管を圧迫するので、網膜の血流低下を招きやすい

※最終的に視神経の障害を引き起こすのは眼圧だと考えられています。眼圧検査で「正常範囲を超えている」と指摘された人はそれだけで緑内障のリスクが高いと考えられます。

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