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疲れ目撃退!本当の原因解明SP
健康

疲れ目撃退!本当の原因解明SP

2017年7月19日(水)午後7時30分
2017年7月22日(土)午前0時10分

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「疲れ目」の新常識!
頑固な疲れ目は、「目の使いすぎ」で起こると思いがちですが、
もっと根本的な原因があることがわかってきました!

それは、日本人の2人に1人が持っている「ある目の異変」。
「目薬を使っても効かない」という人は、この異変が関係している可能性があります。

番組では、自分の疲れ目のタイプを簡単にチェックする方法や、
目薬いらずの「1分疲れ目解消法」を大公開!

さらにスマホユーザー必見、目のトラブルを防ぐための最新情報をお伝えしました。

今回のお役立ち情報
01

疲れ目に悩んでいたら…まずは“寄せ目”をチェック!

今回、ガッテンが名付けた“寄せ目”とは、両目を内側に寄せた状態のこと。実は、この寄せ目ができない人ほど「目が疲れやすい」ことが、医学の世界で明らかになっています。そこで番組では、自分の“寄せ目力(よせめりょく)”を調べることができるチェック法をご紹介しました。

紙に直線を引き、端から10cmのところに点を描く。

紙を目の前に広げ、10cmのところの点をじっと見つめる。
※眼鏡やコンタクトは着用したままでかまいません。

図の左側のように、Xの中心に点が1つに見えている状態で、10秒間キープできれば“寄せ目力”は十分。図の右側のように、10秒間キープできずに、点が2つに見えてしまう場合は、“寄せ目力”が下がっています。ひどい疲れ目に悩んでいたら、斜視の専門医のいる眼科へご相談ください。

02

寄せ目ができない疲れ目には…「1時間に1分間、目を閉じる」

なぜ寄せ目が苦手な人がいるのでしょうか?寄せ目ができない人の目をMRIで調べてみると、目をつぶっているとき、左右の目が“外向き”に開いていることがわかりました。

私たちは近くの物を見るとき、必ず目を寄せ目にする必要があります。目が本来“外向き”の人は、まっすぐの人に比べて、大きく目を内側に向ける必要があるため、負担が大。「目を寄せる筋肉」と「寄せろと指令を送る脳」が疲労して、重い疲れ目になってしまっていたのです。

そんな疲れ目を改善する方法として、今回ガッテンがおすすめしたのが「1時間に1分間、目を閉じること」。目を閉じると筋肉や脳がリラックスして、目は“外向き”の一番楽な状態になります。こまめに目を閉じることで、たまった疲れをリセットし、重い疲れ目になるのを防ぐことが期待できます。

03

重い疲れ目には…「プリズム眼鏡」

小まめに目を閉じるだけでは改善しない、重い疲れ目の方には「プリズム眼鏡」を使う方法があります。プリズム眼鏡は、光を屈折させることで、寄せ目が苦手な人でも楽に近くを見ることができるようにする眼鏡です。斜視の専門医のいる眼科で「処方箋」をもらい、プリズム眼鏡を取り扱っている眼鏡店に持っていくと、作ってもらうことができます。プリズム眼鏡の処方は保険適用外ですが、通常の眼鏡料金プラス数千円程度で作ることができます。

04

斜視にならないために! 気をつけたいスマートフォンの使い方

ここ数年、若者の間で「急性内斜視」になる人が増えています。急性内斜視とは、近くのものを長時間見続けることで、目が内側を向いたまま固まってしまう病気。(脳の病気などで起こることもあります) 読書や携帯ゲームなどさまざまなことが原因で起こりますが、中でも特に注意してほしいと医師たちが警鐘を鳴らしているのが、画面を近くで見がちなスマートフォン。詳しい研究が、現在進められています。

兵庫医科大学の統計によると、患者のほとんどが20代以下の若者で、スマホや携帯ゲームを長時間使用していました。兵庫医科大学の医師は、こうしたデータの分析から、スマホや携帯ゲームを使うときは、「目から30cm以上離して、1日の使用時間を4時間以内にとどめる」ことをおすすめしています。目が内側に寄って戻らないという症状に気づいたら、斜視の専門医のいる眼科を受診してみてください。

※斜視の専門医については「日本弱視斜視学会」のホームページをご参考に

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ひざ痛がついに解消!関節を滑らかにする3分ワザ
健康

ひざ痛がついに解消!関節を滑らかにする3分ワザ

2017年7月12日(水)午後7時30分
2017年7月15日(土)午前0時10分

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知られざるひざ痛の原因「関節包」に注目!

ちょっとした動きでズキンとくる「しつこいひざの痛み」。
軟骨のすり減りが直接の原因かと思ったら、実はもう一つ忘れてはならない原因がありました。
それが、関節の周りを袋のように覆う「関節包」。この関節包や周囲の軟部組織には痛みを感じる神経がたくさんあり、これらが硬くなることによって、ちょっとした刺激で痛みを感じやすくなったり、曲げ伸ばしがしづらくなったりするのです。

オススメの関節包ストレッチで柔らか関節包を目指しましょう!

今回のお役立ち情報
01

あなたは大丈夫?関節包の硬さチェック

関節包は加齢や炎症などにより、硬くなってゆきがち。硬い関節包は、それ自体が痛みの大きな原因となります。そこで、関節包が硬いかどうかを簡単にチェックする方法をご紹介します。

仰向けになって足首を持ち、お尻まで引き寄せてみてください。このとき「かかとがお尻につかない」場合は、関節包が硬くなっている可能性があります。その場合は、以下の体操を上手に取り入れることで、柔らかい関節を目指してみましょう。

02

ひざ伸ばし(大たい四頭筋セッティング)

運動をする前の注意

★以下の人は症状が悪化する可能性があるため、まずは病院で診察を受けてから医師の指示に従って下さい。

  • 打撲、骨折などの外傷がある
  • 痛風、リウマチなどの診断を受けている
  • 明らかに関節に腫れがあったり熱をもっていたりする
  • 安静にしていても痛い(関節包が原因ではない可能性があります)

★痛みが悪化したり、ひざの腫れや熱がひどくなったりしたらすぐにやめて、医師の診断を受けてください。

ひざ伸ばしのやり方

太ももの前側の筋肉に繰り返し力を入れる運動です。
膝蓋骨(しつがいこつ)(お皿)と周囲の関節包が太もも側に引き寄せられ、硬くなっている部分をほぐす効果が期待できます。

  • 足をしっかり伸ばして座る。
  • 太ももの前側の筋肉に力を入れ(5~10秒)たあと、緩める。
    これを10回繰り返す(これで1セット)
  • 1日2~3セットを目安に行う。
  • まずは3~4週間を目標に続けて下さい。

【難しい場合】
ひざの下に巻いたタオルを置き、押しつぶすように力を入れるとうまくできます。

【より効果を高めたい場合】
足首の下にタオルを置いて行うと、ひざの裏側も伸ばすことができます。

【座って行う場合】
椅子に浅く腰掛けて足をまっすぐ伸ばし、かかとを地面につけて行ってください。

03

風呂正座

  • お風呂で腰をまっすぐ伸ばしてひざをつく
  • 湯船の縁につかまりながら、ゆっくり腰を下ろしひざを曲げる
  • ひざに突っ張りを感じるあたりで姿勢を5秒~10秒維持
  • 毎日続けて1~2分間正座することを目指す。

※浴槽は滑りやすいので十分にご注意下さい。
※体力のないお年寄りなどは、決して無理をしないでください
※決して急激に曲げないで下さい。かえって悪化する可能性があります。

04

お皿のストレッチ

  • 足をまっすぐ伸ばしてから足の力を抜き、 膝蓋骨(しつがいこつ)(お皿)が水平方向に動くことを確認します。
  • お皿の縁に両手の親指を重ね、押す(上下左右、斜めなど8つの方向へ順番に)

    ※必ずお皿を直接押すように力をいれます。

    ※押す時間は1か所につき5秒程度
    ※1回のストレッチは3分まで。1日2回が目安
  • 痛みを感じるところは関節包が硬くなっているところです。最初は痛みを感じますが少しずつ慣らしながら行いましょう。

05

痛みが改善してきたら・・・

  • ウォーキングなどの有酸素運動やスクワットなどの筋トレがオススメです。
  • ただし、痛みがある場合は無理しないでできる範囲で少しずつ行いましょう。

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