Happy Birthday!
本日お誕生日ユアン・マクレガー
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別名「Mother's ruin(母の破滅)」こと、ジンは、イギリスでもっとも飲まれているスピリッツ(蒸留酒)。
ジュニパーベリーの香りが特徴的な、ジン・トニックやマティーニといったカクテルのベースに使われているお酒です。
イギリスでは、キッチンにジンを常備して、日常的にジン・トニックを楽しむ家庭も少なくありません。
子どもの学校の先生へのクリスマスや年度末の贈り物としても、喜ばれる定番ギフトのひとつです。
筆者が客室乗務員としてロンドン路線に乗務していたときにも、飲み物の注文はジン・トニックの嵐!
そのため、他の路線よりも多めに、ジンとトニックウォーターが飛行機に積まれていました(^^)
とくに、ここ数年のクラフトジン・ブームで、若い世代や女性の間でも人気が沸騰しています。
Marks & Spencerの特設売り場
でも、最近話題のの「クラフトジン」って、普通のジンと何が違うのかよく分かりませんよね?
サントリーの公式サイトで調べてみたところ…
「クラフトジン」に明確な定義はありませんが、サントリーにおいては「クラフトジン」とは主に、作り手により、原料・製法・産地などに強いこだわりをもってつくられるジンのことです。
簡単にいうなら、「職人技が光るジン」。
ジュニパーベリーを中心に、厳選されたハーブやスパイスに丁寧に漬けこまれている物が多く、それぞれの個性が色濃く出ているのが、クラフトジンの特徴です。
ジン・トニックなど、シンプルなカクテルで味や香りを楽しみたいですね!
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そして、もうひとつ。ジンといえば、よく耳にするのが、「ロンドン・ジン」ではないでしょうか?
これは、ロンドンで蒸留されたジンという意味ではなく、19世紀にイギリスで誕生した新しい製造方法を用いて作られたドライ・ジンのことを指します。
ドライ・ジンの主な製造地がロンドンだったため、ドライ・ジン=ロンドン・ジンと呼ばれるようになりました。
ちなみに、ジンの主な種類はつぎの4種類です。
・ドライ・ジン
・ジュネヴァ
・シュタインヘーガー
・オールド・トム・ジン
カクテルのベースに使われるジンや、バーなどで出てくるのはたいていドライ・ジンなので、ドライ・ジン(ロンドン・ジン)がもっとも一般的なジンの味といえるでしょう。
とはいえ、それぞれ個性があってどれもおいしいので、興味のある方はドライ・ジン以外にもトライしてみてくださいね!
イギリスのジンにまつわる歴史がなかなかおもしろいので、簡単にご紹介しますね。
ジンの発祥は定かではありませんが、11世紀に、イタリアの修道士がジュニパーベリーを使った蒸留酒を作っていたという記録があります。
その後、17世紀のオランダで、ジュニパーベリーの蒸留酒が解熱利尿の薬酒として用いられるようになり、これが「おいしい!」と評判に。
一般市民にも広まり、イングランド兵によりイギリスにも持ち込まれ、のちのジンになったといわれています。
そうなんです、ジンはもともと薬酒だったんです!
そして1689年に、オランダ総督だったオレンジ公ウィリアムが英国国王(ウィリアム3世)に即位したことで、ジンの歴史に思わぬ方向に…。
ウィリアム3世は、反フランスに乗り出し、フランスからのブランデー輸入も全面禁止となります。
その代わりに、蒸留酒は減税、ライセンスなしで蒸留酒の製造が可能になるなど、状況はジンにとって追い風。
安くてアルコール度の高いジンは、労働者や庶民の間でいっきに人気が広まり、イギリスは「Gin Craze(狂気のジン時代)」を迎えます。
ウィリアム・ホガースが描いたロンドンの「ジン横丁」
wikipedia
なんと、1730年代には、ロンドンだけで約7,000軒のジン販売店が存在し、違法でジンを売る流通業者も無数にいたそうです!
しかし…粗悪なジンも多く出回り、街には酔っ払いやアルコール中毒患者が続出。
「ジンが18世紀のロンドンを危うく破滅するところだった…」
と言われるほど、大きな社会問題を引き起こしました。
ジンが「Mother's ruin(母を堕落させるもの)」という不名誉な別名を得たのもこの頃です。
上のウィリアム・ホガースが描いた「ジン横丁」の絵の中でも、酔っ払った母親が子どもを落としてしまっていますね…。
この「Gin Craze」は、1751年のジン法でジンの小売が禁止されたことや、紅茶の人気上昇、ジンの価格高騰などで、ようやく終止符が打たれたのでした。
19世紀に入ると、英国政府は蒸留酒の貿易を自由化し、蒸留酒の販売ライセンスも減額することを決定します。
さらには、酒税も大幅に減税。
しかし、ここで政府の脳裏をよぎったのが、忌々しい「Gin Craze(狂気のジン時代)」…。
「Gin Craze」の再来を防ぐために、政府が考えたのは…
「そうだ!ジンよりも、ビールを国民に飲ませればいいじゃないか!」
という、斜め上を行く解決策でした(^^;)
政府の思惑どおり、街にはビール販売店やパブが急増しますが、ジンはここで巻き返しをはかります。
これまで安くて粗悪なお酒というイメージだったジンのイメージアップや、味の向上につとめ、ロンドン・ドライ・ジンも誕生。
アメリカでカクテルベースとして人気を博し、世界の4大スピリッツのひとつに名を連ねるほどになったのでした。
かつては労働階級のお酒だったジンですが、今では英国王室でも愛飲されています。
15年間、英国王室のお抱えシェフをつとめたダレン・マクグラディ氏によると、エリザベス女王のお気に入りカクテルも、ジンをベースにしたものなんだそうです。
LONDON, ENGLAND - JULY 11: Queen Elizabeth II attends a reception for winners of The Queen's Awards for Enterprise, at Buckingham Palace on July 11, 2017 in London, England. (Photo by Yui Mok - WPA Pool/Getty Images)
毎日、まず召し上がるのは、ジンとデュボネを1:3でミックスしたカクテル。
たっぷりの氷と、レモンスライスを1枚入れるのがエリザベス女王のお気に入りの飲み方です。
そして、ランチにはドライ・マティーニ。
おやすみなる前にはシャンパンを少々召し上がるそうです。
ちなみに、エリザベス女王が英国御用達認定しているお気に入りのジンは、タンカレー(Tanqueray)。
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タンカレー ロンドン ドライ ジン 47.3度 750ml
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詳しく見るそして、ゴードンズ(Gordon's Gin)です。
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ゴードン ロンドン ドライジン 43度 750ml
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詳しく見る英国王室御用達ジンのほかに、英国王室公式のジンも存在します。
2020年7月に、バッキンガム宮殿の庭園で採れた12種類の植物を配合した「Buckingham Palace Gin」を公式オンラインショップで販売開始。
初回出荷分は、発売から8時間で完売してしまいました。
さらに、今年4月には、スロー・ジン(スローベリーで作ったジン)「BUCKINGHAM PALACE SLOE GIN」も発売されています。
残念ながら、イギリス国内のみの発送となっていますが、機会があれば、ぜひ手に入れたいですよね!
自宅で英国タイムが楽しめる、ジンを使った簡単なカクテルレシピを5つご紹介します。
ジン・トニックに飽きたら、 試してみませんか?
【材料】
・ジン 50ml
・サンジェルマン エルダーフラワー リキュール 25ml
・りんごジュース(濁りタイプ) 75ml
・ライムジュース 10ml
・スライスしたキュウリ
・氷
【作り方】
キュウリと氷以外の材料をよくシェイクして、氷を入れたグラスに注ぎます。
スライスしたキュウリを飾り付けたら完成です。
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サンジェルマン エルダーフラワー リキュール 20度 700ml
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詳しく見るNEW YORK, NY - JUNE 14: Classic Gin gimlet is served during Housing Works taste of home 2017 on June 14, 2017 in New York City. (Photo by Astrid Stawiarz/Getty Images for Housing Works)
【材料】
・ジン 50ml
・ライムジュース 50ml
・ガムシロップ 15ml
・輪切りにしたライム
・ミントの葉
・氷
【作り方】
ライムの輪切り・ミント以外の材料をシェイカーでよくシェイクします。
グラスに注いで、ライムミントを飾り付けたら完成です。
【材料】
・ジン 50ml
・濃いめにいれたアイスアールグレイティー 35ml
・レモンジュース 20ml
・ガムシロップ 12.5ml
・卵白 1/2
・螺旋剥きしたレモンの果皮
【作り方】
レモンの果皮以外の材料をシェイカーに入れて、よくシェイクして、マティーニグラスに注ぎます。
仕上げに、レモンの果皮を飾り付けたら完成です。
※ちょっと手間がかかりますが、アイスアールグレイティーの代わりに、アールグレイの茶葉の上からジンを注いでかき混ぜて、アールグレイ風味のジンを材料に使うとさらに美味です♪
【材料】
・ジン 700ml
・スライスしたいちご 400g
・上白糖 100g
【作り方】
すべての材料をボールで混ぜて、大きめのガラス容器に移し、冷蔵庫に入れます。
2日置きにかき混ぜながら、3週間冷蔵庫で冷やし、コーヒーフィルターなどでいちごをこしたら完成です。
【材料】
・ジン 800ml
・ルバーブ 1kg
・上白糖 400g
【作り方】
ルバーブは洗って、茎の部分を3cm幅に切っておきます。
大きめのガラス容器に、ルバーブと砂糖(上白糖)を入れてかき混ぜ、フタをした一晩置きます。
(ルバーブから水分が出てくるはずです!)
24時間ほど経ったら、ジンを注ぎ、シェイク/ミックスしましょう。
それからさらに、4週間ほど置いて、ルバーブをこしたら完成です。
※私は面倒なので、ルバーブを入れたままにしています(^^)
イギリスの夏の風物詩ともいえる、エルダーフラワーやルバーブを使ったカクテルは、イギリスの夏を感じるのにピッタリですね。
イギリスの夏の飲み物として有名なピムス(Pimm's)も、ジンをベースにしたリキュールです。
イギリスの夏の味を楽しみたい方に、または、イギリス好きな方への贈り物として、おすすめのドライ・ジンの銘柄を5つご紹介します。
サイレントプールは、2014年にロンドンの南西、サリー州で創業した比較的新しいジンのブランドです。
英国で最も美しい田園地帯といわれるサイレントプール湖の水や、24種類のボタニカルを使用して作られたクラフトジンは、そのまま飲んでも美味…!
ボトルも高級感のあるデザインなので、贈り物としても人気です。
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サイレントプール ジン 43% 700ml
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詳しく見るビーフィーターは、1863年創業の老舗ブランドで、今もなおロンドンで蒸留されている伝統的なドライ・ジン。
柑橘の香りが爽やかに香る、定番のドライ・ジンを味わいたい方におすすめです!
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ビーフィーター ジン 47度 750ml
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詳しく見るNo.3 ロンドンドライジンは、英国最古のワイン・スピリッツ商「ベリー・ブラザーズ&ラッド」による、こだわりのドライ・ジン。
そのクオリティの高さは、WORLD’S BEST GINに4度も選ばれるほどです!
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No.3 ロンドンドライ ジン 700ml
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詳しく見るスター・オブ・ボンベイは、1761年から続く伝統的なレシピで、世界No1のプレミアムジンと称される「ボンベイ・サファイア」に、イタリア産のベルガモットとエクアドル産のアンブレットシードを加え、通常の1.5倍の時間で丁寧に蒸溜したラグジュアリーなドライ・ジン!
優雅な香りや余韻が楽しめます。
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スター・オブ・ボンベイ イギリス750ml
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詳しく見る世界的なクラフトジンブームの火付け役となった、本格的なドライ・ジンを味わいたいならシップスミスは外せません!
2009年、約200年ぶりにロンドンで認可されたシップスミスの蒸溜所で作られるジンは、18-19世紀の伝統的な製法とレシピにこだわった正統派です。
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シップスミス ロンドン ドライ ジン 700ml 41.6%
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詳しく見る今回は、イギリス人が愛してやまないジンについてお伝えしてきました。
ジンを使ったカクテルは一年を通して人気ですが、ジュニパーベリーの爽やかな香りは、やはり夏が本番!
お天気の良い日は、よく冷えたジンベースのカクテルで、一息つきながらイギリスの夏を味わってみませんか?
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