『Act Against AIDS 2008』が世界エイズデーの12月1日、東京・日本武道館で行われた。今年も岸谷五朗、寺脇康文をはじめ、ポルノグラフィティ、Perfume、FLOW、小出恵介、三浦春馬、佐藤健、水沢エレナ、林剛史など豪華ゲスト&サポートミュージシャンが参加。
16回目を迎えた今回は『THE VARIETY/祭りだワッショイ!! STOP AIDS』の名のとおり、和太鼓と三味線のパフォーマンスからスタート。進行を務める岸谷五朗、寺脇康文が法被(はっぴ)を着用して登場し、会場を盛り上げた。
女優の水沢エレナは、DREAMS COME TRUEの「何度でも」をカバー。初のAAAに緊張していたようだが堂々のパフォーマンスを見せ「みなさんの拍手がとても嬉しかったです。感動しました」と歓声に応えていた。また、今年で2回目の参加となるPerfumeは、昨年のAAAでも歌った「ポリリズム」と最新シングル「Dream Fighter」の2曲を披露。「今年も出演させていただいたことを光栄に思います。昨年、私たちがAAAに出演したときはスケジュール帳が真っ白だったんですけど、今年は真っ黒になるくらいスケジュールが書き込めるようになりました」と、激動の1年を彼女たちらしい言葉で振り返っていた。
若手人気俳優の三浦春馬と佐藤健は、CHAGE and ASKAの大ヒット曲「YAH YAH YAH」を熱唱。サビの部分で拳を振り上げるなど“本家”さながらのパフォーマンスを披露してみせた。そして、イベントのトリを飾ったのは、ポルノグラフィティ。最新シングル「Love,too Death,too」と新曲「今宵、月が見えずとも」を披露した後、「みんなで思い出を作って帰りませんか?」と語り、観客と共に「アゲハ蝶」を歌った。そして「エイズのことを毎日考えるのは難しいかもしれないけれども、1年で1日だけでも楽しい思い出と共にHIVのことを考える日になれば有意義なことだと思います」と語った。
同イベントの収益は、AAA事務局を通じて、ユニセフ協会の協力のもと、ラオスのHIV感染孤児たちの生活費、医療費、病院の建設などの啓発活動に充てられる。 |