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本日お誕生日ユアン・マクレガー
CANNES, FRANCE - OCTOBER 14: Ken Watanabe attends the opening ceremony of MIPCOM 2019 on October 14, 2019 in Cannes, France. (Photo by Arnold Jerocki/Getty Images)
海外・ハリウッドで活躍する日本人男性俳優の1人目は、渡辺 謙さんです!
渡辺 謙さんのハリウッドデビューは、2003年の『ラスト サムライ』。
実はそれまでも何度かハリウッドからのオファーはあったそうなのですが、英語ができないことを理由に断っていたのだとか。
『ラスト サムライ』への出演が決定したときの英語力はほぼゼロの状態だったそうですが、43歳からの猛勉強の結果、5ヶ月後には英語のインタビューをこなしていました…!
ちなみに『ラスト サムライ』の台詞は丸暗記だそうです。すごいですよね!
TOKYO, JAPAN - NOVEMBER 21: Actor Ken Watanabe attends the GQ Men Of The Year 2016 at the Tokyo American Club on November 21, 2016 in Tokyo, Japan. (Photo by Jun Sato/WireImage)
たった5ヶ月で英語をマスターした謙さんの学習法は、『ドラマメソッド』という英語学習方法だといわれています。
ドラマメソッドとは、体を使いながら、英語の表現に感情をつけていくような方法とのことで、俳優の謙さんには合っていたのかもしれませんね。
では、渡辺 謙さんのインタビュー動画で英語をチェックしてみましょう!
インターネット上では、『謙さんの英語はネイティブ並み!』という声と、『謙さんは英語ができない』とまっぷたつの評価が見られるのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
まずは『ラスト サムライ』の頃(2003年)のインタビュー動画から。
この頃はまだ通訳さんが付いていますが、自分で質問を聞き取って、英語で答えていますね!
当時の英語は、正直なところ、文法の間違いやカタカナ発音が目立っています。
しかし、そんな間違いを感じさせないほどの堂々とした話し方で、伝えたい内容もしっかり伝わっていますね。
かなりブロークンな英語ですが、5ヶ月でこれだけ自分の意見が言えて、リポーターの質問を聞き取るリスニング力を身につけたのはすごいことです!
では、最近の渡辺 謙さんの英語力はどうでしょうか?
2019年「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のインタビュー動画をどうぞ。
文法、発音ともに、大幅スキルアップ!!!
ところどころ、日本語っぽい発音や、細かい文法の間違いはありますが、単語と単語をつなげて発音するリエゾンが上手にできているので、英語のセンテンスが自然に聞こえます。
『王様と私』のロンドン公演を拝見しましたが、一緒に観に行ったイギリス人たちにも、ばっちりセリフが聞き取れていました(^^)
85点!
発音や文法で粗いところもありますが、発声が良くて、聞きやすい英語です。
英語でも話しているときも、渡辺 謙さんらしさがそのままなのが素晴らしいですね!
海外・ハリウッドで活躍する日本人男性俳優の2人目は、真田 広之さん。
真田さんも、渡辺 謙さんと同じく、『ラスト サムライ』でハリウッドに進出しましたが、1999年に蜷川幸雄が演出したイギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演『リア王』で、唯一の日本人キャストとして、全編英語の役を演じています。
この『リア王』で、真田さんの演技力と日英の文化交流の架け橋としての功績を認められ、英国エリザベス女王より、名誉大英帝国勲章5位を授与されました。
言語の壁があるにも関わらず、素晴らしい演技力を発揮するなんて、そうそうできることではありませんよね!
PARK CITY, UT - JANUARY 19: Actor Hiroyuki Sanada attends the 'The Catcher Was A Spy' Premiere during the 2018 Sundance Film Festival at The Marc Theatre on January 19, 2018 in Park City, Utah. (Photo by Dia Dipasupil/Getty Images)
日本で順調な俳優キャリアを歩んでいた真田さんなのですが、40代に入っていきなり新しいことを始めたいと単身イギリスへ渡りました。
そのときに、英語を本格的に勉強。
英語を習得した今でも、作品ごとに異なる求められる英語のレベルやアクセントに対応するために、トイレの中でまでセリフの練習をしているそうです。
では、真田 広之さんの最近の英語を聞いてみましょう!
こちらは、2021年『モータルコンバット』のインタビュー動画です。
さすがにネイティブとまではいきませんが、きれいな英語ですね!
細かい文法の間違いは見られますが(←ネイティブでも、会話中は文法のミスはあります)、落ち着いた話し方が素敵です。
真田さんの英語は『イギリス英語』という評判を聞いたことがあるのですが、インタビューの英語では特にどこのアクセントというわけではなく、くせのないきれいな英語というイメージでしょうか。
役によって、アメリカ英語、イギリス英語と発音を変えているそうなので、イギリス英語を話す役を聞いた方のコメントだったのかもしれません。
90点!
とくに発音がきれいですね!
比較的にゆっくりしたテンポで話しているのが、英語を上品に聞こえさせています。
以前にも、数年前の別のインタビュー動画を検証したのですが、その頃よりもさらに流暢さが増していてビックリしました。
海外・ハリウッドで活躍する日本人男性俳優の3人目は、尾崎 英二郎さんです。
尾崎さんは、『硫黄島からの手紙』や『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』などのハリウッド映画を始め、『HEROES/ヒーローズ』、『高い城の男』、『THE OA』などの、アメリカの超人気ドラマに数多く出演。
英語ができる日本人俳優というと、まず尾崎さんが頭に浮かぶほど、英語力の高さに定評があります!
LOS ANGELES, CA - APRIL 14: Eijiro Ozaki arrives at the Los Angeles premiere of 'Little Boy' held at Regal Cinemas L.A. Live on April 14, 2015 in Los Angeles, California. (Photo by Michael Tran/FilmMagic)
尾崎さんは、高校2年のときに授業の予習をするようにしてから、それまで苦手だった英語が好きになったのだとか。
大学時代にはアメリカ・ネブラスカの大学に短期留学を経験し、帰国後も英語力をキープするために、英語講師や外国人モデルの通訳の仕事をしたそうです。
そして、アメリカ人気ドラマで主要キャストに抜擢されるほどの英語力を身に着けた今でも、暇さえあれば英語学習をされているということで、向上心がすごいですよね!
では、尾崎 英二郎さんの英語を聞いてみましょう!
こちらは、少し前の動画ですが…
尾崎さんが、アメリカや俳優を目指し始めた経緯などを話されている、とても興味深いインタビューです。
さすが、安定感抜群!
一般的に、非ネイティブと英語で会話をするとき、相手が一定のレベル以上の英語力だと、もはや「英語」自体に気を取られることなくなって、ただただ会話の内容にしか注目しなくなるのですが、このインタビューもまさしくそれです。
英語をチェックするつもりが、気付いたら話の内容に集中してしまい、もう一度動画を見直したほど、自然に話しています。
やっぱり、基礎がしっかりできている方の英語は、安心します(^^)
でも、100%ネイティブかというと、たまに細かい文法のミスや、一瞬だけ日本語っぽい発音になる部分もありますが、ネイティブレベルであることは確かでしょう。
そしてこちらは、ドラマ『The OA』のシーズン2の尾崎さんの登場シーン。
日本人役としてではなく、オールド・ナイトという不思議なキャラクターの声を演じているため、最近の尾崎さんの英語の発音がチェックできます♪
渋い声ですね…!
非ネイティブの日本人が演じているなんて、気づかれないくらい、完璧な発音です。
100点!
ネイティブレベルです。
さすが、アメリカでオーディションを勝ち抜いた実力派!
海外で活躍している日本の俳優陣の中でも、一番上手いんじゃないでしょうか?
海外・ハリウッドで活躍する日本人男性俳優の4人目は、山下 智久さんです。
もともと英語の勉強をしていることで有名だった山P。
『5→9〜私に恋したお坊さん〜』や『大人のKISS英語』などでも、英語を披露していましたが、2020年には、全編英語のドラマ『The Head』に主要キャストとして出演。
さらに、2022年1月公開予定の映画『ザ・マン・フロム・トロント(原題)』にも出演するなど、本格的に海外での活躍が始まりました。
CANNES, FRANCE - OCTOBER 15: Tomohisa Yamashita attends ' The head ' photocall during day two of the MIPCOM 2019 on October 15, 2019 in Cannes, France. (Photo by Arnold Jerocki/Getty Images)
山下 智久さんは、普段から「聞く」「読む」「書く」「話す」のすべてを学習するように心がけているそうです。
それから、ネイティブの友人や英語の先生との会話やメールをすべて英語にしたり、英語を話さなければならない環境を自分でつくる努力もしているのだとか。
ほかにも、疲れて帰ってきても、毎日英語の学習をする工夫として、出かける前に、その日に勉強する教材のページを開いておくなど、かなりストイックに英語学習に向き合っているようです。
以前、日本の番組で山Pの英語を聞いたときは、「しっかり基礎から勉強しているな」という印象はありましたが、語彙力などの点ではあと一歩!というイメージだったのですが…
海外で俳優として仕事をするようになった今の英語力は、どんな感じでしょうか?
すごい!上達してますね!!(そして、イケメンですね!)
まだ、ところどころ日本語っぽい発音になったり、細かい文法の間違いなどはありますが、全体的に流暢さが増しています。
例えば、知らない単語があっても、別の言葉で説明することができたり、気の利いた表現も積極的に織り交ぜていたりで、とてもコミュニケーション力が高いように感じました。
80点!
海外でネイティブと問題なく仕事できるレベルだと思います!
どんどん上手くなっているので、このままいくと、ネイティブレベルのキレイな英語になりそうですね。
海外・ハリウッドで活躍する日本人男性俳優の5人目は、赤西 仁さん。
アメリカに語学留学に行ったり、KAT-TUN時代から赤西さんの英語好きは、ファンの間では有名だったようですね。
ハリウッド映画デビューとなった『47RONIN』では、なんと一般オーディションに参加して、役を勝ち取ったのだとか。
以前はロサンゼルスに住んでいましたが、2018年からハワイに引っ越し、ロサンゼルスを中心にお仕事をされているそうです。
LOS ANGELES, CA - MARCH 09: Recording Artist / Actor Jin Akanishi Performs At Club Nokia at Club Nokia on March 9, 2012 in Los Angeles, California. (Photo by Paul Archuleta/FilmMagic)
赤西さんは、ご自身の「俺は文法と恥を捨てた」という自身の言葉通り、間違えた英語でも気にせずしゃべるのがモットー。
学習方法も、バイリンガルの友達の英語を真似したり、映画や洋楽からのインプットという、耳から学ぶスタイルのようです。
ただし、知らない単語に遭遇したら、必ずその都度、意味を調べることだけは徹底しているのだとか。
まずは、ちょっと古めの動画からどうぞ!
これ、9年前なんですね!
意外と上手で驚いたのですが、ネイティブっぽく発音しようとしすぎて、逆に聞き取りづらい発音になってしまったところがあったり、文法の間違い、質問の聞き間違い?などが、少し気になりました。
つぎに、2021年の動画を発見したので、比較してみましょう!
まだ文法の細かいミスは残っていますが、発音はほぼ完璧です!
85点!
発音がいいのは、やはりミュージシャンだからなのでしょうか?
海外・ハリウッドで活躍する日本人男性俳優の6人目は、GACKT(ガクト)さんです。
GACKTさんは、2012年に『BUNRAKU ブンラク』で、ジョシュ・ハートネットなど豪華キャストと共演しており、語学堪能ということで知られています。
英語を含め5ヶ国語が堪能と公言していますが、今までは、実際に英会話(単語ただけでなく、長い会話)を披露することがほとんどなく、ネットでは「実は英語ができない」という噂も上がっていました。
しかし、今年から自身のYouTubeで『英語学ガク習塾』をスタート。
自身が英語で話す姿も、頻繁に見かけるようになりました。
TOKYO, JAPAN - OCTOBER 22: Singer GACKT attends the opening ceremony of the Tokyo International Film Festival 2015 at Roppongi Hills on October 22, 2015 in Tokyo, Japan. (Photo by Koki Nagahama/Getty Images)
GACKTさんは、英語は耳ではなく口で覚えるというのが持論です。
『英語ガク習塾』を見るとわかるように、発音練習は、母音をひとつひとつ発音練習するところから始めています。
では、最近のGACKTさんの英語インタビューをチェックしてみましょう!
英語より、GACKTさんのキャラが面白すぎました(^^)
英語も、とても上手に話してます!
雰囲気でごまかしているところや、文法の間違いは、ちょこちょこありますが、英語でも普段のGACKTさんの独特のペースを維持して、笑いまでとってしまうコミュニケーション力の高さには脱帽です。
80点!
英語の聞き取りができて、自分の意見がしっかり言える、十分な英語力をお持ちです。
GACKTさんのパーフェクトなイメージから、「英語ができる」のハードルが他の方より高く、ちょっとでもミスをすると「英語ができない」と噂されてしまうのかもしれませんが、周りの目をきにせず、ストイックに英語を学び、堂々と話しているところがカッコいいですね!
ちなみにGACKTさんは、英語だけでなくいろいろな言語を話せることでも知られていますが、とくに中国語はかなり堪能な様子!
中国出身の友人に、Gacktさんが中国語を話す動画をチェックしてもらったところ、発音がほぼパーフェクト!だそうです。
台湾訛りのある北京語を話されているとのこと。
ということで、中国語100点!も追加しておきます(^^)
海外・ハリウッドで活躍する日本人男性俳優の7人目、平 岳大さんです。
は平さんといえば、時代劇でも活躍する凛々しい顔立ちの日本男児というイメージでしたが、英国BBCドラマ『Giri/Haji』で主演を果たしています。
ロンドンと東京が舞台ということで、日本語のセリフもありましたが、イギリスの視聴者に向けて作られたドラマなので、もちろん英語がメインです。
平さんは、15歳でアメリカに単身で留学し、名門ブラウン大学を卒業、その後もコロンビア大学院の修士課程に進んでいます。
しかし渡米当時は、英語がまったく通じず、かなり勉強をしたとのこと。
わからない単語が出てきたら、英和辞典を引いて必ず調べるという癖をつけて、語彙力を伸ばしていったそうです。
では、『Giri/Hagi』のインタビュー動画で、平さんの英語を検証!
完璧ですね!
キレイな発音と、しっかりした文法で話されています。
ドラマ『Giri/Haji』でも、周りの英語ネイティブの出演者たちの英語に癖がありすぎて、平さんの英語が一番キレイに聞こえたほどです(^^;)
ドラマ内では、おそらく役作りのため、もう少し日本語訛りを強調しているように感じましたが、こちらのインタビューではよりナチュラルに聞こえます。
100点!
いやぁ、本当に英語がお上手でビックリしました。
今回は、海外・ハリウッドで活躍する日本人男性俳優7人の英語力を動画でチェックしてきました。
言葉が商売道具な俳優ということで、英語の発音など厳しめに評価されることもありますが、今回ご紹介した方々、みなさんハイレベル過ぎました!
しかも、昔の動画と比較すると、どんどん上手くなっているのがわかります。
特に40歳を過ぎてからネイティブレベルの英語を習得した、渡辺 謙さんや真田 広之さんなんて、もはや尊敬に値するのではないでしょうか。
学習方法はそれぞれ異なりますが、共通していえるのは、明確な目標を持って努力していること、それから期限内に英語を習得しなければならない、という危機的状況にいたことです。
本気で英語を身に付けたい方は、「どうしても期限までに英語をマスターしなければならない」という状況を作って、自分を追い込んでみてはいかがでしょうか?
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