ウルトラマンの新シリーズ、テレビ東京系「ウルトラマンデッカー」(7月9日スタート、土曜・前9時)の主演に、2018年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト(JSC)」グランプリで俳優の松本大輝(ひろき、23)が抜てきされたことが30日、分かった。今作がドラマ初主演になる。
同作は、昨年放送の「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」の数年後が舞台。ウルトラマンデッカーの諦めない戦いと、希望の未来を切り開くエキスパートチーム「GUTS―SELECT」に所属する主人公カナタ(松本)ら若き隊員の青春群像劇だ。
松本は、学生時代に故郷の北海道でバスケットボールに打ち込んだスポーツマン。平成最後のJSCグランプリを獲得後に上京し、所属事務所のワークショップなどで役者の基礎を固めた。
「これまで(の数年間)、いろいろなオーディションに落ちていたので、やっと決まった!という気持ち。うれしかったですし、世界に誇るウルトラマンシリーズに、新たな仲間として加わることができて光栄です」と喜びもひとしお。ドラマ初主演に「不安もありますが、やるしかない! 今、やるしかないんだ!と覚悟を決めました」と話した。
すでにクランクイン。29日の誕生日を撮影現場で迎え、スタッフ、共演者からサプライズで祝福された。「ステキなスタッフさん、共演者の方々に恵まれて幸せ。忘れられない誕生日になりました」と感謝した。
演じるカナタは、目の前のことに全力で取り組む明るく優しい好青年。松本は「どんな困難にも立ち向かい、仲間と共に成長していく姿を見てほしい。悩みを抱えている人たちの背中を、少しでも押すことができたら」と気合十分。「大きな夢はアカデミー賞のレッドカーペットを歩くこと。映画の主演も飾れるように頑張りたい」と意気込んだ。
同作では、平成ウルトラマンシリーズ「ウルトラマンダイナ」の放送開始25周年にあたり、同作のエッセンスも取り入れていく。
◆松本 大輝(まつもと・ひろき)1999年3月29日、北海道出身。23歳。2018年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で1万6293人のグランプリ。19年Hulu「臨床犯罪学者 火村英生の推理」で俳優デビュー。21年「都会のトム&ソーヤ」で映画初出演。目標の俳優は窪田正孝、小柳友。趣味は映画観賞。特技はバスケットボール。182センチ。血液型O。