西神中央駅百貨店ビル（神戸市西区、旧そごう西神店）の新たな商業施設「エキソアレ西神中央」が４月１日に全館オープンする。「無印良品」や「ニトリ」など全６１店舗が出店。３０日は報道関係者向けの内覧会があった。

　同施設は、６階建てのビル（延べ床面積は約３万平方メートル）全体に入る。２０２０年のそごう西神店閉店後、大手商社の双日（東京）が「西神中央駅ショッピングセンター」として１階の食品、５階の飲食フロアのみで営業。先月には一部店舗が先行オープンした。

　２階には「無印良品」や化粧品店「アインズ＆トルペ」、市内初出店で国内最大規模の生活雑貨店「ラコレ」、３階には「ニトリ」、４階にはカフェ併設で食雑貨も豊富にそろえる「ツタヤブックストア」、「ダイソー」などがそれぞれ入る。５階には、双日とゆかりのある神戸発祥の総合商社・鈴木商店の歴史を紹介するパネルも設置した。年間来館者数１千万人、施設売上は１２０億円を目指す。

　西神中央駅周辺は、神戸市が再開発に力を入れており、区役所新庁舎やホールと図書館の複合施設の建設も進む。双日の担当者は「年代問わず幅広い層に利用してもらいたい」とする。

　午前１０時～午後８時（５階は午前１１時から）。（赤松沙和）