Happy Birthday!
本日お誕生日ライアン・ビンガム
それは1984年10月12日のこと。ロサンゼルスのセンチュリーシティにある20世紀フォックスの撮影スタジオで、『Cover Up』第7話の撮影が行われていたのですが、準備に手間取っていたためなかなか進みませんでした。俳優陣はそれぞれの専用トレーラーで控えていたのですが、夕方4時頃にジョンのトレーラーから銃声が聞こえたため、気付いたスタッフが駆け付けたところ、ジョンがこめかみから血を流してベッドに倒れていたのだそうです。どうやら彼は、一人で撮影用の拳銃を扱っているうち、何らかの理由でこめかみに当てて発砲した模様だったとのこと。撮影用とはいえ火薬が仕込まれているため、直接体に向けて引き金を引けば大怪我をしてしまいます。事実、彼は頭部を損傷して意識不明の状態。すぐさま病院に運ばれ、家族や親戚、恋人のE.G.デイリーが何日も泊りがけで看病しましたが、残念ながらジョンの意識は戻ることがなく脳死宣告され、10月18日に延命装置が外されました。母親の希望で、彼の心臓や眼球はドナー提供されたそうです。
新聞や雑誌などの報道では、長い待ち時間が退屈だったため、ロシアンルーレットでもして遊んでいたのではないかとも言われていますが、彼を知る関係者や友人たちは「ジョンに限ってそんなバカなことをするわけがない」と語っています。しかも、撮影用銃器の扱い方は十分に指導されていたため、その危険性を知らなかったはずもないと。また、一部では自殺だったのでは?との説もありますが、恋人E.G.デイリーは、当時の彼が多忙のために疲れていたことは確かだと認めつつも、夢が叶って道が開けたばかりの彼が自ら死を選らぶことは考えにくい、と述べています。いずれにしても、その死から30年以上が経った今も真相は闇の中。生きていればどんな未来が待っていたのだろうかと考えると、つくづく胸が痛くなります。
なお、ドラマ『Cover Up』は第8話から代役を立てて撮影が続行されたものの、シーズン1の放送を終えた後にキャンセルされました。ジョンの遺体は荼毘に付され、その遺灰は母親の希望で太平洋に撒かれたとのこと。現在でもアメリカには熱心なファンによるコミュニティーが存在し、若くして散ったジョン=エリック・ヘクサムのレガシーを次世代へ伝え続けています。
Jon-Erik Hexum | Tenafly Guy
↑ファン・コミュニティの公式サイト
生前の貴重なテレビ・インタビュー
90年代に放送されたテレビ・ドキュメンタリー(ジョンのインタビュー映像含む)
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