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(無題)

 投稿者:  投稿日:2012年 5月16日(水)11時57分32秒
返信・引用
  第何部まで進んだだろうか?一拍曲が進んだ所で、曲は止んでしまったように見えた、しかしそれは間違えである。次の拍がくるまで1000年待たねばならず。会場の営業時間内に収まりきらないためやむなく中断される。

かつてルーは毛皮のヴィーナスで歌った

俺は疲れた
俺は飽き飽きしてる
1000年だって眠ることが出来る
1000の夢が俺を起こしたとき
違和感が涙する

これはピンときた。これは地球のロックに飽きた男が宇宙のロックを本気で志して、本当に二拍目をまってしまった様子を歌った曲なのだ。それがどんな違和感と涙なのかこれから考えてゆく必要があるであろう。
 
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2012年 5月16日(水)11時44分20秒
返信・引用
  あがきあがき、あがき続け転がりながら一度、ステージからはけてゆく、重力にあらがう事こそ地球のロック史か。かくして第一部地球のロック史編が終了し、麦芽を補充した泥水氏がステージに帰ってくる。強烈なコントラスト、今度の体はハトほどに軽い。  

(無題)

 投稿者:  投稿日:2012年 5月16日(水)11時31分40秒
返信・引用
  数曲終わると、ここは地球のマナーとばかり泥水氏がお客さんに向かって話し出す。MCはロック史における重要な役割を果たして来た。8%くらい大切だ。「みさなん、今は日、来くてれあてりとがう!」。宇宙にいる間、歳をとるペースが少しゆっくりだった泥水氏は元気一杯だ。「僕は今ら夜、ロッ史クをマテーに、を曲演し奏てきいすま。どうゆぞっくり楽んしでっいてださくい!」一見フランクだが意味が通じにくい、MCを終えるとおもむろに全ての弦をユルユルにして時間の流れはスロー再生のようにゆっくりになり会場に重力がかかり始める。誰かがホテルのジャイアンツタオルを元に戻してその上にフォフとバンクホークスの水筒をおいてしまったからだ、アンテナマークを少しでも減らそうと泥水史は身を屈めたり、物陰に隠れながら重力の支配からのがれようと必死の抵抗を試みる。  

(無題)

 投稿者:  投稿日:2012年 5月16日(水)10時25分53秒
返信・引用
  静止したステージは一見したところブルース・マクレーンの世界初のポーズバンドを思わせる。しかしよく見てみよう泥水氏をはじめとした演奏家たちは、外的偶然を自らの意思表示に転用し、靴ひもの揺れ、ヒゲの揺れ、発汗、においなどの個体別の要素で意思表示し、塩の満ち引きに呼応した体内ファンクションのシンクロなどを用い楽団としてのハーモニーを作り出している、ように見えなくもない。静寂を破るように今日の取れ立て野菜をタクト代わりにした泥水氏が腕を振り上げると、オーディエンスは一斉に耳栓を耳から外す。その瞬間だ、泥水氏の滞在先に干した読売ジャイアンツのオレンジ色のタオルがバサッと音を立てて、落ちる。その音で、砧公園のハトが一斉に空に飛び立ち、ハトの集団心理が5km先のミミズたちを驚かし、体を二度程くねらす、その微弱な空気の揺れが、プーに戻って来たとき、泥水氏はギターの弦を再度しっかりミュートし直す。この間わずか2とコンマ8秒の出来事である。何も無かったかのように、東京のMKタクシーはプーの前を通過してゆく。演奏は続く。  

(無題)

 投稿者:  投稿日:2012年 5月15日(火)20時48分56秒
返信・引用
  情報量、感情、音数の相関性と為替レートに留意し、振動している弦の本数には常に目を離さぬよう最大の忍耐が求められる。あくまでも希望的観測ではあるが、あらかじめ2~4本の切り捨てはやむなしといった態度で臨めれば空気を揺らす事が出来ない局面を切り抜ける処方箋が見つかるのではあるまいか。
活動基盤としては、他行から拍の借り入れを繰り返すことで一時的に急場をしのぐといった方法も考えられる。タカラガイの通貨は全国のパチンコ屋の換金場でジギー・ポッポの網タイツかバウウィーの握手券に変えてもらえる。
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2012年 5月15日(火)16時07分13秒
返信・引用
  ・空気のない宇宙でも、貧乏人の奴隷は音数を多くし、資本家、貴族は無音を気取る。演奏者はステージに立ち、空気の振動を使わない演奏をする。つまりただ立っているだけに見えるかもしれないが、そこに飛び交う情報量の多さ少なさを渚が判定し、それに応じてタカラガイの通貨を支払う。多く貰おうとすれば奴隷労働者としての出自が知れるので、渚は白髪になるまでかれの頭を撫でる。通貨を貰わなければ、シアタープーの下の通りに出て、新宿東南口で「アウシュビッツと南京大虐殺は無かった」と大声で100回叫ばなければならない。  

ちょっと一息ティータイム・地球のロック①松上コータローとパナモード・ソニックス

 投稿者:  投稿日:2012年 5月15日(火)15時10分39秒
返信・引用
  松上コータローはチンドン屋の丁稚奉公からそのキャリアーをスタートさせた。その後、フォークギター一本で独立した彼は、街角で歌い始めた。血のにじむような努力と試行錯誤を重ね、次々と様々な新しい奏法、歌唱法を確立していった。競合他バンドの合併吸収を繰り返しのちにフル・オーケストラをバックにしたロックバンド、パナモード・ソニックスを結成。またバンドマスターとしてバンドマン達の給与支払に独自の制度を導入した。ドラマーは一度スネアをたたくごとにいくら、キックを入れるごとにいくら、リズムギターであればワンストロークいくらといった具合に、演奏前日に個別に契約を結ぶ。分かりやすく言えばメンバー個々人が個人事業主と言った形である。それに従い松上はチケットとグッヅなどを合せた売上から足が出ぬよう、独自にスコアーを書き換え曲の良さを保ちつつ、音数を減らしコストを削減するバンド運営を行った。それは、松上マジックと呼ばれ多くのフォロワーを生んだ。感情と金銭的な制約が生み出すやや抑制されたハーモニーは電車のダイヤグラムマニアもうならせる楽譜の美しさを生み出し。地球のパナ・ソニックスの名を宇宙の轟かせた。  

(無題)

 投稿者:  投稿日:2012年 5月15日(火)15時08分11秒
返信・引用
  ・ベタなニューウェーブを演奏、サビに入ろうとする所でグッとこらえて、カッコいいポーズで静止して次の曲に行く、すると次の曲の三小節目で、さっきのサビがもうしわけなさそうに帰ってきて渚がずっこけて白髪になる。  

(無題)

 投稿者:  投稿日:2012年 5月15日(火)11時16分26秒
返信・引用
  ・息を止めてベタなニューウェーブを演奏する。吸ってしまったらそこでおしまい。負けた人を渚が吸盤で撫でるとそこが白髪になる。
・飛び上がってベタなニューウェーブを演奏する。床に落ちたらそこでおしまい。負けた人を渚が吸盤で撫でるとそこが白髪になる。
・逆立ちしてベタなニューウェーブを演奏する。倒れたらそこでおしまい。負けた人を渚が吸盤で撫でるとそこが白髪になる。
・ガムテでぐるぐる巻きにされてベタなニューウェーブを演奏する。出来なくて止めさせられたらそこでおしまい。負けた人を渚が吸盤で撫でるとそこが白髪になる。


 

「その気持ち・・・ロックかも知んないよ」

 投稿者:  投稿日:2012年 5月13日(日)21時58分59秒
返信・引用
  「ああ、弱まった土星のフォースをどうしたらいいんだ」車中ため息をつく墓川をうざそうに一瞥してため息をつく渚。チェルシーホテルをバックに写真をと思い、犬のウンチをふんだ苦いエピソードを思い出し彼の心をますます沈める。「ロックロックばっか言ってないで、せっかく来たんだから景色でもながめなさいよ」見上げるとタイミングよくスカイツリーが、墓川の目は一瞬で600mの建造物を舐めあげた。って、これじゃ日光に行っちゃうじゃん。電車は一個人の都合でUターンは出来ないもの、泣く泣く工房見学をあきらめて東照宮に向かった。あそこのパワースポットがきっと何かロックの大事な事を教えてくれる筈。電車が着くと期待膨らむ彼は東照宮域のバスに乗ろうとするが、渚にTシャツの袖を思いっきり引っ張られて、引きづり倒される。「おお、なにしてくれるんだ、俺のお気に入りのタゴマゴのTシャツ、のびちゃったじゃねえか、レアなんだぞ」そういうと、50m先から走ってきたような勢いで渚は「そういうお前みたいなナルくてキモイロックファンが多すぎんだよ」と吐き捨て。ウィンブルドンみたいにスパコンと墓川の尻と分身ごと蹴り上げる。倒れ込んだ所を踵で墓川のこめかみをグリグリと焼けたアスファルトにすりつける。「それよりメシだろう」、「ばかりばすた・・・」泣きながらスマートフォンで食べログを検索しようとすると、腕ごと蹴り上げられ、宙に飛ばされた。「寺山が生きてたらおめえみてえなキモ男ばっかでがっくりするだろうな、『iPhoneを捨てよ、恋人と話そう』だろうが」墓川は泣いていた。そういわれると、たしかに自分はロックの前に一人の人間としてまともに機能していな気がする。いや間違いない。俺にロック史を語る資格は露程もない。結局墓川と渚は、食べログで検索しなかったせいで手打ち蕎麦店一軒手前の、手打ちじゃない蕎麦屋で昼食、スペイン人バックパーカーの集団とと蕎麦をすすった。もったいないと思って最後に全部入れたわさびが鼻に強く突き上げる。渚の気分はすこぶる悪い。結局は開き直りのベタなニューウェーブか・・・せめて・・タコ踊りをかるくして、スペイン人の集団から笑いをとっていると、渚が冷めた目で支払をしている。とにかく無事に家に帰れる事を願いそれ以外は何も考えなかった、すると長い階段を上る途中後ろから肩を叩くので恐る恐る振り返ると渚が笑いながら言った。「その気持ち・・・ロックかも知んないよ」  

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