基本情報

社会福祉士の平均的な給料・年収と収入をUPする3つの方法

なかなか難しい社会福祉士ですが、実際に取得すればどれくらいの給料になるか気になりまよね。

今回は、社会福祉士はいったいどれくらいの給料になるのか伝えて、さらにもっと高所得を目指すにはどのような方法があるかを解説していきます。

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社会福祉士の平均的な給料・年収は?

まず、年収と月収についておさえさせておかなければなりません。

年収は年間に支払われた金額を指すのに対して、月収は年収を12ケ月で割った金額です。

例えば、月々の月給が20万円でそれ以外にボーナスが200万円あれば、(20万円×12)+200万円=440万円 440万円/12=36.7万円程になります。

よってこの場合、月収は36.7万円、年収は440万円ということになります。

これを踏まえて以下の解説をご覧下さい。

社会福祉士の給料については、実は厚生労働省などが出す厳密なデータが存在しないようです。

多く取り上げられている数字としては、月収25~35万円ほどといわれています。

年収にすると300~420万円前後になるでしょう。

但し、全国的な数値ですので、例えば東京と地方である程度の差が生じるでしょう。

では就労先とはどのような場所があるでしょうか?

まず安定性を重視するならやはり公務員でしょう。

例えば、市区町村が直接運営する地域包括支援センターや、児童相談所やスクールソーシャルワーカーなどがあります。

社会福祉士が公務員として働く場合には、月収40万円~50万円程が平均になります。

特別養護老人ホームや障害者自立支援施設などの民間の社会福祉法人で働くとなると、月収35万円程になります。

なお、社会福祉士を必ず配置しなければならない事業所などは民間であっても給料は平均より高い傾向にあり、40万円程の月給となるところもあります。

ここで具体的な数字を出して解説します。

社会福祉法人(特別養護老人ホーム)で19年間勤める社会福祉士の場合例です。

基本給・・・・213,000円
扶養手当・・・21,500円
住宅手当・・・1,000円
通勤手当・・・4,900円
役職手当・・・2,000円
資格手当・・・3,000円

総支給額・・・・245,400円

※この明細は月々の給与であり、月収ではありません。

さて、これらの金額をご覧になってどのように感じたでしょうか?

もし、「安い…」と感じられた方がいらっしゃったら、次の項目で収入をアップさせる方法を入念に確認してください。

収入を増やす3つの方法

スキルアップすることによって、収入をアップさせる方法があります。

1 成年後見制度において受任をする

社会福祉士になると、成年後見人として活動することが可能となります。

但し、社会福祉士の資格を取得してすぐ成年後見人として活動できるわけでなく、研修や試験を受ける必要があるので、合格後最短で4年は必要になっています。

成年後見の受任については、本職をする傍ら1~3件担当する人もいれば、独立してなん十件も担当している人がいます。

※成年後見制度とは?

2 独立型社会福祉士になる

個人で事務所を立ち上げる方法になります。

但し、社会福祉士だけでは運営が難しいので、行政書士やケアマネジャーを取得して、自分が出来る分野を増やして独立することをおすすめします。

ケアマネジャー(介護支援専門員)ならケアプランの作成ができ、地域に根ざした介護保険制度の要となることができます。

そして、行政書士なら、成年後見人の申請ができますので守備範囲が広くなります。

独立型社会福祉士とは?

3 副業をする

社会福祉士会に入会すると、様々な研修が実施されます。

その研修は、既に会員になっている社会福祉士が講師となり実施することが多く、そのようなことに携わることによって、収入をアップさせることができます。

また、特に優秀な場合には、大学の非常勤講師として声がかかることもあります。

ちなみに、社会福祉士試験の前に行われる、介護福祉士会主催の『社会福祉士試験対策講座』の講師は報酬をもらって行われいます。

その他には、クラウドワーキングを通して、『介護』『社会保障』『介護保険』『障害者福祉』などについての執筆依頼や記事監修の依頼がくることがあります。

最高で月10万円近く稼げる人もいるようです。

管理監督者になる

社会福祉法人の管理監督者(施設長)になる方法があります。

例えば、社会福祉士を取得して生活相談員になり、生活相談員として10年以上の十分な経験を積めば、福祉のスペシャリストとして認めてもらい、管理監督者(施設長)に昇進できる可能性もあります。

また、大手企業の求人なら、「幹部候補」として社会福祉士所持者を求人として募集している場合もあります。

自信が持てるようになったら、幹部候補として転職して給与アップを狙える可能性も十分あるでしょう。

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この記事の監修者 遠藤 愛 講師

遠藤 愛 講師 (講師紹介はこちら

全くの異業種から介護の世界に飛び込み、訪問介護員として介護業界での勤務をスタート。住居環境・経済状況が様々なケースを担当。

現在は、医療ソーシャルワーカーとして、地域の在宅・施設の福祉職と協働しながら、数多くの高齢者・障害者とその家族への退院支援業務にあたる。

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