シャミ子×桃?
まぞくであるシャミ子(シャドウミストレス優子)は、魔法少女である千代田桃と宿敵同士。ですが桃はなぜかシャミ子のことを気にかけており、敵対するどろかいろいろと世話を焼いてくれます。シャミ子も桃に流されるまま、いつの間にか2人は友だちに?
第3巻では、シャミ子と桃の関係にとって大きな転機となる事件が描かれます。
悪夢の世界に閉じ込められ、眠ったままになってしまったシャミ子。助け出すには、シャミ子に近い魂を持つ者が夢の中へ迎えに行くしかありません。桃は自ら「闇堕ち」を敢行し、シャミ子の眷属となることで夢の中に侵入。見事シャミ子を助け出します。
闇堕ちの際の桃の「町を守るよりも大事なものができた」という趣旨の台詞からは、とても強い決意が伺えます。
また、リリス(シャミ子のご先祖)も「桃はおぬし(シャミ子)のことが……」と非常に気になることを言いかけます(桃に阻止され最後まで言えず)。
ちなみにこの巻では、シャミ子と桃が2人で遊びに行くお話があります。このときの桃は、普段のクールな印象とは対照的にかなり浮かれていました。友人のみかんからは「おデート」よばわりされています。
第4巻では、みんなで動物園に行くエピソードが。ここでは桃はみかんから「(シャミ子と)2人っきりが一番良かったかしら」と気を使われていました。この日にシャミ子のお弁当をゆっくり味わえなかったという理由でのちに再び「闇堕ち」してしまうというお話も。
最新の第5巻はこれまでの中でも特に百合強めです。
まずシャミ子の誕生日のエピソード。桃はなんと学校をサボってシャミ子の誕生日プレゼントを買いに行きます。
終盤は、シャミ子が夢を操る能力を活かして事件を解決するまぞくっぽいエピソードが。この能力はかつて桃にも使ったことがあります。便利ですが、それゆえに一歩間違えれば精神操作ともいえる危険な力です。シャミ子は自分の能力に恐怖を覚えます。
そんなシャミ子を励ます桃。
「仮にシャミ子がそんな力を使わなくても、いずれ私は絶対にシャミ子のことを好きになってた!がんばりやだし見てて面白いし……かわいいし」
現在シャミ子のことが好きだとさりげなく告白しているようにも聞こえます。照れ隠しなのかこの後いろいろ誤魔化すような言葉が続きますが、果たして桃の真意は……?
ちなみにKindle版は2巻までUnlimitedの読み放題対象です。
【参考記事】
TVアニメ「まちカドまぞく」第4話まで
ラベル:まちカドまぞく