立正大学データサイエンス学部 2021年4月開設

データサイエンティスト浦島太郎

助けた亀に連れられて、竜宮城を満喫していた浦島太郎。乙姫様からこんな相談を受けました。「昔は人間のお客様も来てくれたんだけど、いまはさっぱりで…。」浦島太郎は乙姫様のために、ひと肌脱ぐことにしました。

データサイエンティスト浦島太郎「そもそも、人々は竜宮城の存在に気づいてるのか？」

「そもそも、人々は竜宮城の存在に気づいてるのか？」浜辺にカメラを設置し、人々の行動や視線の動きなどのデータを解析すると、竜宮城の出入り口は人の目につきにくいことがわかりました。

案内役の亀「いらっしゃいませ」

解析したデータから、浦島太郎は浜辺で最も目立つところに竜宮城の入り口を設置し、案内役の亀を常駐させました。

竜宮Pay♪

「来城者は、どんなアトラクションが気に入るのだろう？」浦島太郎は竜宮城内すべての施設にスマート決済のシステムを導入。客の利便性を上げると同時に、行動データや購買データを取れる仕組みをつくりました。

鯛やヒラメ「あ、あたしたちひまタイ…」

データを解析してみると、「鯛やヒラメの舞踊り」よりも、「クラゲのイルミネーション」が人気なことが判明。浦島太郎はこのアトラクションを売りとして打ち出し、ナイトツアーなども企画。程なく、話題のスポットとして知られるようになりました。「さらに口コミを広げるためには、お土産だな」浦島太郎はお土産に４つの試作品をつくり、購買データとSNSの口コミを解析しました。【Point!】データを活用することで、いままでにない解決方法が生み出せる！ここがデータサイエンスの価値であり、いちばん面白いところ！

「#竜宮城」

データの解析から改良を加えた、新作の「カラフルな煙の出る玉手箱」が大人気に！さらに、帰り際に煙と一緒に写真が撮れる映えスポットまでつくると、SNSには溢れんばかりの「#竜宮城」の投稿が。

「竜宮城、ヤバい楽しすぎ！マジ帰りたくない！」こうして、かつてないほどの賑わいとなった竜宮城。噂を聞きつけて、会いたかった家族や友人も来てくれました。

竜宮城