国際基準違反に関する乳児用粉ミルクの研究について
テーマ:世界情勢
いま世界情勢が不安定の中
許されるべきではない研究が進んでいるのを
ご存知でしょうか…
それは母乳代用品のマーケティングに関する
国際基準(WHOコード)違反の研究なんです

I
ビルゲイツ財団が資金提供し
カリフォルニア大学の研究者が主導する
新しい研究が行われており
IBFANというグループが
即時停止を求めています

どのような内容かというと
母乳のみで育てられた低出生体重児に
アボット社の粉ミルクを無作為に割り当て
衰弱や発育阻害を防ぐことが
できるかもしれないという仮定での研究

この非倫理的な研究は
不適切な授乳の結果
毎年33万人以上の赤ちゃんが亡くなっている
アフリカ(ウガンダとギニアビサウ)で実施

これは
「#BlackLivesMatter」運動を
最前線に押し上げていることに繋がります

IBFANは、160カ国で事業を展開する
米国の製薬会社であるアボットが
資源の乏しい国々で粉ミルク市場を拡大するために
この調査結果を利用するかもしれないと
愕然とし危惧しています

しかも、アボットは現在
粉ミルクの汚染により米国で
メディアの嵐にさらされています

研究者たちは倫理的な基準に従っていると
主張しているそうですが
この研究は社会的弱者に対する
特別な配慮を求めるヘルシンキ宣言を
無視したものです

この研究は、
健康に対するリテラシーのない人々を
対象に行うことで
「インフォームド・コンセント」の概念を
覆すものでもあります

母乳育児がもたらす他のすべての主要な
メリットを犠牲にして、
体重と成長を促進するためだけに
無作為に粉ミルクを添加することは
正当化できないんです

未熟児や低出生体重児に粉ミルクを与えることは
生命を脅かす壊死性腸炎(NEC)や
マイクロバイオームに与える悪影響があり
多くの深刻なリスクがあります

さらにアボット社は、
NECによる子どもの死亡と
粉ミルク授乳のリスクについて
適切な警告を行わなかったことで
訴訟にも直面しているんです

最近行われた粉ミルクの臨床試験のレビューでは





このようなことが明らかにされました

そしてベビーフードの世界市場は
現在、年間550億ドルの価値があり
アボットだけでなく
ネスレやダノンなど
組織的に世界保健総会マーケティング基準に
違反する他の強力な企業によって
煽られているのです

✳︎ ブラック・ライブズ・マター
アフリカ系アメリカ人のコミュニティに端を発した、
黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える、
国際的な積極行動主義の運動である。
✳︎ IBFAN
International Baby Food Action Network
(乳児用食品国際行動ネットワーク)
世界的な団体であり粉ミルクのみならず
乳児用の食物すべてに関して活動するネットワーク
1979設立
24年間活動を続け人工乳に関する国際規準を監視する
機構を作った