桜の花言葉は怖い?忘れないでの由来は?冬桜・白・紫・フランス・ソメイヨシノの意味は?

桜前線の基準にもなっているほど、最も知名度の高い桜です。

また、種をつけにくく自然に繁殖できないことから、クローン桜と呼ばれることもあります。

花言葉は、その花の美しさをしとやかな女性に例えて付けられたとされます。

3月28日、4月1日生まれの誕生花

自然に交配しないということは、ある意味、「純血種」と言えますよね。

誰とも交わらない清さみたいなものを感じました。

2.ヤエザクラ(八重桜):「豊かな教育」「善良な教育」「しとやか

八重桜

ヤエザクラは花びらがたくさんある桜の総称です。

普通の桜の花びらは5枚。

それに対して、1輪の花に10~130枚ほどの花びらが重なりポンポンのような愛らしさで、4月中旬~5月上旬に咲き、春の終わりと共に夏の訪れを告げてくれます。

花言葉は、幾重にも重なった花びらから積み重ねられた知識や知恵になぞらえたと言われ、また、ふっくらとした花を付けながらも短期間で散っていくことから、上品で奥ゆかしい印象が由来と言われます。

4月5日、4月11日、5月9日、5月10日生まれの誕生花

知恵の象徴として春に訪れる。

受験生には、この上ない喜びのシンボルですね。

3.ヤマザクラ(山桜):「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡泊」「美麗

山桜

野生に自生するのが山桜。

100種類ほどある中で、有名なのは奈良県の「吉野の桜」で、見た目はソメイヨシノとよく似ていますが、開花と同時に葉が出るのが特徴です。

開花の時期に個体差があるので長期間に渡って花が楽しめます。

日本の野生の桜の代名詞であることからも花言葉の種類も様々あり、古来より日本人の心を虜にしていたことが分かります。

3月31日生まれの誕生花

淡泊、などある特定の人物を想って付けたような印象です。

想い人に詠んだ和歌などに登場しそうです。

4.シダレザクラ(枝垂れ桜):「優美」「ごまかし」「円熟した美人

枝垂桜

シダレザクラは、柳のように枝が垂れ下がっている桜の総称です。

寿命が長く樹齢1000年を超える立派な老木もあります。

花言葉は、その姿の通り華やかな印象にちなんでいますが、一方、垂れ下がった枝が何かを隠しているように見えることが「ごまかし」の由来と言われます。

3月19日、3月26日、3月30日生まれの誕生花

ごまかし、と悪いイメージがありますが、ミステリアスな美しい女性が柳の枝のように、言い寄る男性を優雅にあしらう様が目に浮かびました。

5.ヒガンザクラ(彼岸桜):「心の平安」「精神美」「独立

彼岸桜

彼岸桜とはその名の通り、春の彼岸頃に開花する桜で、淡紅色の花が特徴の日本産の桜です。

花言葉の由来は、他の桜よりも少し先に咲き始めることから独立心を持ち、一人でもしっかりしてると言うことから来ているそうです。

2月21日、3月21日生まれの誕生花

確かに、心の平安なくしては、自立することは難しいです。

見る人も規律を持って鑑賞したいものです。

6.カンザクラ(寒桜):「気まぐれ」「あなたに微笑む

寒桜

12月~3月頃に咲きますが、名所の静岡県熱海市では寒中(1月)に咲くことから、昔の人はこれを気まぐれ、と思ったのが花言葉の由来と言われます。

淡いピンク色の一重の花びらです。

1月21日生まれの誕生花

どこかふわふわとした印象が、気まぐれな誰かを想わせたのでしょうか。

寒さの中、こんな可愛らしい笑顔を向けられたら、頑なな心も溶かすかもしれません。

美女が野獣の心をほぐして行ったように。

桜は結婚式にふさわしい?花言葉も考慮する?

桜ウェディング

ここまで見てきた通り、桜の花言葉は心身ともに美しく、優美な女性を表すものが多いです。

お目出度い席にはピッタリの花だと言えるでしょう。

春の挙式にぜひ取り入れたい花ですし、和のテイストと思われがちですが意外と洋装に合う花だという事でも、すでに定評があります。

桜は、海外の花嫁さんからも注目のアイテムです。

「桜ウェディング」が密かなブームになるかもしれません。

さらに、桜は年度の始まり4月に開花することから、人生の転機を彩る花とも言われ、新しい門出にはピッタリな花ですね!

まとめ

桜の花言葉は、「精神美」「優美な女性」です。

多種多様な桜であるからこそ、花言葉も多種多様です。

種類や色、国でも違ってきます。

それを知ることで桜への造詣も一層深まります。

* 桜 の 花 こ と ば *
フユザクラ(冬桜) 「冷静」
ソメイヨシノ(染井吉野) 「純潔」「優れた美人」
ヤエザクラ(八重桜) 「豊かな教育」「善良な教育」「しとやか」
ヤマザクラ(山桜) 「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡泊」「美麗」
シダレザクラ(枝垂れ桜) 「優美」「ごまかし」「円熟した美人」
ヒガンザクラ(彼岸桜) 「心の平安」「精神美」「独立」
カンザクラ(寒桜) 「気まぐれ」「あなたに微笑む」
イギリスの桜の花言葉 「よい教育」「独立」
フランスの桜の花言葉 「私を忘れないで」決してネガティブな気持ちではありません!

花言葉の種類の多さで、桜がいかに私たちの生活に身近な花であるかが分かります。

また、その種類ごとに個別に花の意味を考えていることから、人間の想像力の豊かさにも驚かされるところです。

ただ、ボーっと鑑賞している場合じゃありませんね!

『雪桜』

雪桜

なんという美しい冷たさよ

空一面の灰色に、視界は奪われ

心血に染まった桜色の雪は降る

もはや、戦う意志はなく

終わりゆく運命(さだめ)に刃を向ける

開いた創に手を重ね

霞んだ目には 春と見紛う雪桜

一人 散りゆくのではないと、謳っておくれ

哀しみが永遠ではないと、鎮めておくれ

冷たく降り重なる雪桜

いつしか、跡形もなく、

忘れ去ることが運命(さだめ)なのだと

なんと冷たく美しい 桜雪

(詩文:文雀 作)

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