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血糖値がみるみる下がる!謎のポーズで体質改善SP
健康

血糖値がみるみる下がる!謎のポーズで体質改善SP

2018年10月3日(水)午後7時30分
2018年11月10日(土)午前0時25分

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血糖値を下げるには、毎日の食事制限とウォーキングがいい!ってわかっていても、なかなか続けられないのが人間の性(さが)。なかでも運動が続かないというのは、糖尿病の予防や治療の大きな問題となっています。そんな人にぴったりの方法が、今回ガッテンが“ピントレ”と命名したスロースクワット。1週間のうち2日、このピントレを行うと、筋肉の一部が「桃色筋肉」に変化。すると血糖値がグーンと下がり、さらにそもそも食事をしても血糖値が上がりにくい体に変わっていくのです。いまや糖尿病は患者と予備軍を合わせて2000万人。自宅で、手軽に、続けやすいこの新対策を、ぜひお試しください!

今回のお役立ち情報
01

新・夢の血糖値対策!「桃色筋肉」をつけよう

糖尿病対策として、いま医学界でも大注目されているのが「スクワット」。全身の筋肉の7割を占める下半身の筋肉を動かすことで、エネルギーを効率的に消費できるからです。
また器具を使わず自分の体重だけを負荷とする低強度のスクワットを繰り返し行うと、筋肉の「質」に変化が起こります。人間の筋肉は、持久力に優れ、脂肪を消費しやすい「赤筋」と、瞬発力に優れ、糖を消費しやすい「白筋」で構成されていますが、低強度のスクワットを続けると、なんと白筋が「桃色筋肉」に変化! これは白筋の細胞の中に、ミトコンドリアという器官が増えたことを示しています。ミトコンドリアは脂肪を燃やして、エネルギーを生む能力があります。つまり桃色筋肉は、もともとの糖だけでなく脂肪もダブルで消費できる、糖尿病対策にうってつけのスーパー筋肉なのです。

※「桃色筋肉」は正式な名称ではありません。正式には「2a」や「FTa(Fast Twitch a)」と呼ばれています。

02

ガッテン命名“ピントレ”(スロースクワット)

桃色筋肉をつける方法として、福島県の病院で30年の実績があるスロースクワットをご紹介します。桃色(ピンク色)筋肉を増やすトレーニングなので、名付けて“ピントレ”!

注意!

  • 血圧の高い方、ひざの悪い方は、始める前に医師に相談してください。
  • 足腰に不安がある方、運動が苦手な方は、最後に紹介するイスを使う方法から試してみてください。
  • 痛みが出た場合は、すぐに運動をやめてください。

     

  1. 足を肩幅よりももっと広く開きます
  2. 10秒かけて ゆっくり腰を下ろしていきます
    【ポイント】
    ・ひざを痛めないために、膝がつま先と同じ方向を向くように。また膝はつま先より前に出ないようにする。
    ・息を止めると血圧が上がってしまうため、数を声に出して数えながら行いましょう。
  3. ひざを90度くらいに曲げたら 2秒間キープ そして立ち上がります

2、3をくりかえし10回行います。3~5分の休憩を入れて、また10回。休憩を入れてまた10回の計30回行います。(休憩の代わりに、別の運動を行ってもかまいません) これを1日の運動として、週2~3回行います。まずは3か月を目標に続けてみてください。

足腰に不安がある人や運動が苦手な人は、後ろに安定のいいイスを置き、前にテーブルやイスで支えを作って行うと転倒予防になります。連続10回は難しかった人は、足を大きく開いて負荷を軽くすることで、10回を目指しましょう。

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86万人の自宅に届く!乳がんで死なないための切り札をあなたへ
健康

86万人の自宅に届く!乳がんで死なないための切り札をあなたへ

2018年9月5日(水)午後7時30分
2018年9月8日(土)午前0時25分

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毎年1万人以上の女性が命を落とし、この40年で4倍に増えている「乳がん」。乳がんは予防が難しく、女性である以上避けがたいがんですが、早期の段階で見つかれば、95%の確率で治ります。そこで今回、ガッテンをきっかけに、全国の自治体を巻き込んだ、前代未聞のプロジェクトが始動しました。発案は、日本のがん医療をリードする国立がん研究センター。乳がんで死なないための「ある切り札」が、全国の乳がん検診の未受診者86万人の自宅に直接届けられたのです。思わず検診を受けたくなる秘策や、若年の乳がんを早期で見つけるためのチェック法などをお伝えしました。

※ここでいう「治る」とは、5年相対生存率を指します。相対生存率とは、がん以外で亡くなる人の影響を除いた数字です。

今回のお役立ち情報
01

受けなきゃ損!乳がん検診

40歳以上の乳がん検診の受診率は45%。半分以上の方が、検診を受けていないのが実情です。「痛そう」「がんが見つかるのが怖い」「自分はならない」 「行く気はあるが何となく」と理由はさまざま。しかし乳がんは近年日本人女性の11人に1人がなると言われる、女性が一生のうちで一番かかりやすいがん。また2センチ以下の初期の段階で見つかれば、95%の確率で治るのです。2年に1度、自治体の助成を受けて検診を受診すれば、無料~数千円の自己負担で済みます。乳がん検診は、絶対に受けてほしい、受けなきゃ損する検診なのです。

検診の内容を詳しく知りたい人はこちら

※「要精密検査」となった場合は、必ず精密検査を受けてください
※がんでないのに「要精密検査」と判定される場合や、がんがあるのに見つけられない場合もあります

02

86万人にハガキが届く 前代未聞のプロジェクト

どうすれば乳がん検診を受ける人が増えるのか?日本人の命に関わる難題に日々挑んでいるのが、国立がん研究センターの保健社会学研究部。がん検診の受診率を上げるため、さまざまな研究や施策の開発を行っています。今回の番組の取材をきっかけに、保健社会学研究部の方々が思いついたのが、ガッテンの放送に合わせて、検診案内のハガキを送るというアイデア。たとえば有名人が乳がんになったというニュースがあると、乳がんへの関心は一気に高まりますが、検診を受ける方法が簡単にわからないと、まもなく関心は薄れてしまい、なかなか受診には結びつきません。一方多くの自治体では、40歳以上の女性に2年に1度、検診の案内が送られますが、その時に乳がんへの関心が高くないと、こちらもなかなか受診には至りません。ならば、ガッテンの放送で乳がんへの関心が高まるタイミングで検診案内が届けば、受診率のアップにつながるのではないかというのです。国立がん研究センターが全国1747のすべての市区町村に呼びかけたところ、360以上の市区町村がこのプロジェクトへの参加を表明。乳がん検診に行っていない40歳以上の女性、実に86万人に、共通の案内ハガキが届けられたのです。

そのハガキのサンプルはこちら

今回、このハガキが届かなかったという人もご安心を。多くの市区町村では、40歳以上の女性に対して、2年に1度、何らかの形で乳がん検診の案内が送られています。あるいは市区町村の「がん検診」の担当部署に問い合わせれば、乳がん検診を、いつ、どこで受けることができるか、助成の内容などについても教えてもらうことができます。乳がんで命を落とさないために、ぜひ受診してみてください!

03

若年乳がんのリスクをチェック!

乳がん検診は、原則、40歳以上の方が対象で、2年に一度。乳がんは若い頃の発症は少なく、40代から急にリスクが高まる病気だからです。ただし20代から30代でも検診を受けるよう、日本乳癌(がん)学会が勧めている人たちがいます。それは、遺伝の影響で乳がんになりやすい人。乳がん患者の5%から10%を占めます。気になる方のために、セルフチェックの方法をご紹介します。
(監修:日本乳癌学会 前理事長 中村清吾)

チェックするのは、曽祖父母や、いとこなど、第三度近親者と呼ばれる範囲までです。父方も母方も対象です。

チェック1 家系が同じ側に、2人以上乳がんになった人がいる。
※父方に1人、母方に1人という場合は、当てはまりません。

チェック2 1人で2つ以上の乳がんを発症した人がいる。
※再発ではなく、それぞれが初めて発症した乳がんのことを指します。

チェック3 45歳以下で乳がんになった人がいる。

チェック4 男性で乳がんになった人がいる。

チェック5 卵巣がんになった人がいる。

チェックに1つでも当てはまった人は、遺伝の影響で、20代や30代でも乳がんになりやすい可能性があります。

気になる方は、乳がんと遺伝の関係に詳しい医療機関を受診してみてください。該当する医療機関は特定非営利活動法人 日本HBOCコンソーシアムのホームページ(http://hboc.jp)などで調べることができます。遺伝的なリスクが、どの程度あると考えられるかや、どのような対処方法があるか、遺伝子検査を受けるべきかどうかなどの相談に乗ってもらえます。費用は5000円から1万円ほど。詳しくは、医療機関に直接お問い合わせください。

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