最近ではビリヤードの公式試合
でも、タキシードのようなドレス
コードではなく、ゴルフシャツに
似たスポーツシャツ使用のコード
が増えている。
これは今世紀に入ってから始まっ
た事だが、ビリヤードの歴史の中
での大改変だといえる。
全米対全欧の世界選手権。
20年前の2002年時点ですでに襟
付きの半袖ゴルフシャツのように
なっていた。
しかし、21世紀開始以前の1990年
代最末期までは、ビリヤードの正式
大会は、例えば上の画像と同じ全米
対全欧世界大会でも、白いシャツに
蝶ネクタイ、紳士服生地のベストに
スラックスと革靴がドレスコードだ
った。
これは日本でもそう。真っ白なシャ
ツに蝶ネクタイ、チョッキにスラッ
クスと革靴が正式大会での正装だ。
1996年の全米vs全欧世界大会。
対戦者も大会規則により正装。
審判も正装してビリヤードの大会
には臨んでいた。

このドレスコードは今はほぼ見ら
このドレスコードは今はほぼ見ら
れない。完全にゴルフシャツに似
た「スポーツウエア」での公式の
試合が殆どだ。
フル正装での試合が消滅しかけて
いるのは、ちょいとばかし寂しい。
ビリヤードのスポーツ化は大歓迎
だが。
そして、スポーツウエアを着て、
勝ったらワオーー!ギャオー!と
大騒ぎするのは、何かそれは紳士
淑女の競技種目ではないようにも
思える。