帰れないふたりについての雑談

全体公開 7764文字
2021-07-10 13:24:40

帰れないふたり 設定等

『帰れないふたり』について、設定とかここはこれを想定してたよ!とかそういうのをてきと~~に喋るだけです
※引用によるネタバレしかないので上・中・下(もしくは5話まで)読了後に読むのをオススメします

シリーズのリンク貼っておきます
https://www.pixiv.net/novel/series/1543573



帰れないふたり(上)/ 1話~4話まで
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15129015

1.飽きるまでふたご

〇与謝野さんが夢主に対して言った「強いし」という言葉&このあと2話で出てくる夢主の異能の話 の補足
>最初から最後まで、夢主の異能や戦闘能力について書くつもりはありませんでした。なんでそこそこ戦える設定にしたのかというと、夜道をひとりで歩いたり、もしくは乱歩さんとふたりで歩くシーンが多く、あの物騒な文スト世界線で丸腰はまずくない?て思ったからです。全てのシーンの不自然さ除去のためだけにこの設定つけました。気にならない人は気にならないと思うのですが……というか、異能がなんかの伏線かな?って気になった人の方が多い気がします ごめんなさい 気軽に散歩させたかったんです あと多少戦える設定にしておかないと乱歩さんの付き添い行けないから……

〇晶ちゃん という呼び方
>10代で出会った女子二人が永遠に名字+さん付けはないかな と思ったので 夢のお相手以外にあんまり馴れ馴れしくするの嫌な人もいるかなと思ったんだけど自然さをとりました そもそもこの時既に5話で太宰とサシで飲み行くの決まってたから馴れ馴れしさもくそもない

〇サボろうとする太宰を見つけて捕まえるところ
>サボるのがだめ!という気持ちよりは、国木田くんのシーンでの"そういうひとが報われる世の中であって欲しいと常々思うし、関われる範囲であればそうなるように努力する。"に従った感じです。太宰が居なくなったら国木田くん困るだろうな→捕まえとくか
て感じです ばらばらで見ると、乱歩さんのこと好きなのに太宰にちょっかいかけにいってるようにも見えるかなと思ったので……夢主の名誉(?)のために一応補足した

〇「おはよう! 今日は天気がいいね! おかげでここに来るまで沢山野良猫に会ってさあ。珍しくこんな時間に、……
>文マヨのSSR【天真爛漫】江戸川乱歩を想像して書いたらにこにこしちゃった フフ ネコチャンに囲まれる乱歩さん……フフ……

〇白百合の香りがするオードパルファムは、出張先のひとからの贈り物だった。
>"出張先のひと"=朝長(ともなが)さん
プロット書いてから書くとこういうことが出来るのかあ、と感動しながら書きました。白百合の香りがするオードパルファムはShiroのアレです ホワイトリリー? 白百合がわぱれ指定だったので(長編飽きそうだったのでフォロワーにわーぱれ指定してもらって、それを各話に散りばめました)ちょうどよく入れられて満足

2.孤独が色づいて君を知る

〇お気に入りの赤いコートが活躍するのは秋。生地の薄いそれは、冬になるとクロゼットの端へ追いやられてしまう。
>去年可愛い赤いコートを買ったので。寝込みはしませんでしたが、ルンルンで冬の小樽行ったら寒すぎて震えました(((((👩🏻‍🎤)))))

〇ペア香水。同じ匂いのものではなくて、セットになっているもの。
>別界隈の友人がペア香水を使っている推しの話をしてくれて、いつか作中で使いたいなあと思っていたのですが、不倫の話になってしまいました ごめんなさい 次はもっと可愛い話で描きたいです ペア香水……

〇目を覚ましてはじめに見たのは、乱歩の澄んだひとみだった。~~天使みたいな人だと思っていた。
>探偵社設立秘話のときの乱歩さん、ビジュ良すぎるよな こんなん一目惚れするんよ 作中の夢主はなぜかしてませんが……
想定としては、ここで乱歩さん→夢主への想いが発生してます じゃないと一緒に居たくはならん 少し話して→意外と頭切れるなって察して→「僕と居た方がいい」です
半一目惚れみたいな 夢主の容姿ちゃんと書いてないので、読者の皆さんは自分の顔、めちゃくちゃ乱歩さん好みの顔だったんだな……と思い込んでから、もしくは乱歩さんが好きそうな女の子を想像してなりきってから、読み返してください。(無理難題)

〇「……逃げられただろ」
>乱歩さん、普通にバチ切れしてますがそういう時は逆に静かなほうが美味しいのでそうしてます。美味しいよな……自分で書いておきながら空間ごと食~~べた!


3.二人で溺れた夜の海

〇今日はふたりでお菓子パーティをするのだと、少し前から決めていた。ご飯をちゃんと食べず、しかも夜にお菓子なんて、なんだか悪いことをしているみたい。罪悪感もあるけれど、子どもらしい悪さ、を乱歩と共有するのはわくわくした。
>この年でお菓子パーティが悪いこと?……という疑問がわかないでもないけれど、このふたりにとってはそうかなと思う もう普通の高校生の歳だけど、学校には行ってないわけだし、世界は福沢さんとお互いだけで完結してるんだよね そりゃちょと幼くもなる

〇乱歩が片付けを手伝っている。信じられなくて、軽く二度見してしまった。
>まじで誰も気付かんと思うけど、後半に出てくる、"でもきっと、恋はひとを変える。"にかかってます 片付けなんかぜっったいせんような人でも、好きな子の前では(気まぐれにだけれど)したりする

〇だからこそ、いままでを振り返ったときにふとこわくなる気持ちは十分理解出来る。
>乱歩さんからすると、半分合ってて半分合ってないような感じ
このお話は全体を通して、大すれ違い・思い交錯大会にしたかったので(最悪の言い方)あんまり地の文と乱歩さんのセリフが噛み合ってません

〇わたしたちは何も知らない。知らないからこうして無垢な子どもみたいにキスをする。触れる。彼の肌はあつい。わたしはつめたい。ふたりはどこまでも混ざらない。
>(下)の切り取り線を探して の最後とリンクしています
✳以下引用
もう一度、触れるだけのやさしいキスが落とされる。髪。額。頬。首筋。全部に、乱歩の体温がうつっていく。このまま融ける、と思った。融けて、境界なんてまるで無くなってしまう。わたしのつめたさは乱歩に、乱歩のあつさはわたしに吸収されるのだ。まるで、お互いが身体の一部になったみたいに。
>お互いが身体の~は1話ともリンクしてたね 忘れてた

4.かりそめに収斂する日々

〇休日にしか使わないお気に入りの洗顔料
>私は一応SUQQU のやつを想定しています まあ各々好きな洗顔を思い浮かべてもらって
しかしSUQQU、マジでマジでマジでいい匂いだから1回嗅いでみて
エンリッチフォーミングウォッシュ です(回し者?)

〇乱歩は大体九時に寝て七時に起きる。
>設定資料集に書いてて可愛すぎて1週間引き摺った

〇これひとつでチークもアイシャドウも完結する、画期的なもの。
>大好きフォロワーにけ🦥に誕プレで貰ったBobby Brownのチークパレット。(シマーブリックてやつ)
このお話はおにけが横浜の写真送ってくれたおかげで書けたので、ここでもおにけのことを思い出しながら書いています

〇いちばんお気に入りの口紅を引く。
>GIVENCHYのやつ 各々強いやつを想定してください

〇有名なブランドの歴史ある香水は、つけ初めから優雅に香る。わたしのいる場所だけ外国のような──具体的には東南の国の寺院、もしくはビビットな街そのもののような──空気になる。それから、終わりのほうのささやかな色気。
>これはかなり具体的に書いてるから、何だ⁉️て思った人もいたと思う GUERLAINのミツコという香水です この地の文の通り(私的には)の匂いする 瓶も可愛いし 好きでずっと使ってます 価格が高いところ以外は全部好きです

〇晴れた日の横浜は彩度が高い。どの建物も日差しをうけて、煌めいている。
>おにけに貰った写真が本当に綺麗だったので 私が実際に見た訳ではありません ア 横浜エアプ!て焼きマロ送るのやめてくだ……くだ……。・゚・👩🏻‍🎤・゚・。

〇街中とは全然違う、清澄な空気。さわさわと水の落ちる音、ゆるやかな風、ひかりを纏う色とりどりの花たち。そこかしこにひろがる緑。絵画の一部みたいな場所だ。
>港の見える丘公園 です

〇──今日は泊るぜ。だんぜん泊る。急にそんな一節が頭を過って、笑いそうになる。タイトルは思い出せないけれど、確か昔読んだ小説のセリフだ。
>太宰治『桜桃』

〇乱歩は週二回くらいのペースでわたしの家に泊まる。残りは福沢さんの家。だからどっちにも荷物があるし、服も置いてある。そろそろ家賃を請求してもいいくらい。
>全て勝手な想像です 1人で暮らせなさそうなので……

〇わたしと晶ちゃんは気の置けない友達、と思っているけれど、乱歩と晶ちゃんもまた別の感じで、気の置けない関係、だと思う。唯一無二。探偵社のなかでも特別な、素敵な関係。そこにわたしは入れない。だって晶ちゃんにとって乱歩は恩人で、わたしはただの親友だから。
>文マヨくんの乱与ムーブに嫌気がさしているのが丸わかり😅
カードの説明どうにかならん?てやつない? そこその2人である必要ないよ……みたいな(紅葉のやつとか)。やっとの思いで咀嚼し表現しています

〇でもきっと、恋はひとを変える。
>あった!!!ここでした

振り返ってたら上の内容だけで4000字近くなってしまった 中・下以降はやるかわかりません 途中化粧品紹介みたいになってすみませんでした 楽しかったです

2021.7.10 そば茶



帰れないふたり(中)/ 5話~9話まで
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15290113

(中)の雑談も書こかな になったので。※本編まだの方は多分読まない方がいいです ネタバレしかない

5.浅い夢に縋る

〇わたしのことで困ったように笑う晶ちゃんの顔が、本当はすごく好きだ。絶対に怒られるから、言えないけれど。
>困ったように笑われたい願望が出てる 絶対カワイイ この話、実質与謝野せんせ~と太宰のユメショなんよな どた❓

〇「好きにすればいい」
 数年ぶりに聞いた、突き放すような声色だった。
>数年ぶり=孤独が色付いてきみを知る 以来の大不機嫌乱歩さんです 怖そう

〇迷惑をかけるような酔い方をするひとは、少なくとも、後輩と飲みに行くべきではない。
>人生の思想が出ています これはほんとにそうだと思う

〇スタイルの良い長身で、きっちり着こなされたスーツが良く似合う人だった。いつも笑顔で、部下からの信頼も厚い。向こうに着いて一番最初に話しかけてくれたのも彼だったし、良かったら二人でご飯行きませんか、と声をかけてきた時の照れた表情まではっきりと思い出せる。乱歩が居なかったらきっと、惹かれていた人。
>出来るだけ乱歩さんと対照的になるように考えました まあ乱歩さんもちゃんとシャツとネクタイなんだけどちゃんとはしとらんじゃん ハア かわいいよな

〇トイレにたつ前はたしかに、テーブルの下に収まっていたはずなのに。
>これは間抜けな話というかなんというか
修正前は伝票が「透明な筒の中に」収まってました サイゼ❓
なんも考えてなかったんでしょうね。支部に移す時に全力修正しました 恥ずかしかったです 当時サイトで読んでたひとたち、ごめんなさい🙏

〇「ありがとう。後輩に奢ってもらうなんて、初めてかも」
>ここめっちゃ迷ったんだけどさ~~~ 私はこの話で太宰もかっこよく書きたかった・・・ 仲良しのそこそこ大事な先輩相手(女)ならこういうこともたま~~~~~~~にしてくれるんじゃないかな

〇幸せな春の夜にしかない匂い。
>もう夏になっちゃったからこれ嗅げないね 悲しい 春にしか書けない描写でした

〇真上の空は青いのに、遠くはどこまでも真っ暗だから不思議。
>これほんとに不思議じゃないですか❓わたしはドドド文系なので説明されても多分理解できませんが、謎に思う気持ちだけはあります。

〇部屋へ着いたら、乱歩に会ったら。どうすればいいのか、考えてもわからなかったけれど、わたしはあのひとのもとへ帰らなきゃいけない。
>ここまでくるともう癖というかフェチの話みたいになるけど、話の終わりの母音が 「i」 で終わるのが好き この時はまったく意識してないけど読み返してちょと嬉しくなった i の次は u が好き 物語がふわっと綺麗にフェードアウトする感じがするというか、2人単位の話ならそこから少しずつ景色が遠のいていくような余韻が残るというか 感覚の話しかできん

6.感傷を喰らうにはおあつらえむきの夜

〇即席のバーボンハイボールは、お店で飲むのとは違う、もっと身近な味がする。身体によく馴染む。
>ほんとにそう これはわたしの自我が強い地の文

〇「もし乱歩のお父さんお母さんに会えるのなら、言いたい。……というか、見せたい、か。こんなに可愛く、格好良く、素敵なひとに育ったんですよって」
>夢主に一番言わせたかったセリフです 過去編で書けなかったけど乱歩さんからちゃんと親の話とかもしてもらってるといいなと思って。沢山ふたりで話しただろうから、幸せだった頃の話も共有しててほしい

〇泊まりに来たときは、乱歩がベッドで、わたしが来客用の布団で寝ることになっている。
>乱歩さんは平然とベッド占領しそうなので

〇このまま流されてしまえば今度こそ、元には戻れないのだ。大人は二回も間違えたりしない。
>ちょとお気に入り箇所

〇数メートル先の信号や道路の様子をみて、「ああ、渡りたかったなあ。でもまあいいか」なんて心の中でひとりごちて、いろいろ諦めながらゆったり向かうのだ。
>普段の私です 私と会う時は横断歩道急いで渡るの諦めてください👩🏻‍🎤💬

〇リキッドタイプのそれは落ちにくいことを売りにしており、実際ご飯を食べたあとでも色が残るため、重宝している。
>イブサンローランのリキッドの口紅です Loveフォロワーリン🐹から誕プレで貰ってめちゃお気に入り ほんとに落ちない オススメ


7.まやかしロマンス

〇国境の長いトンネルを抜けると雪国──ではなく、ひたすら緑の大自然が広がっていた。
>この話では『雪国』のオマージュしていきますよ~ん!という意思の籠った書き出し 全体通してそう

〇鏡になった車窓越しの視線は柔らかなもの
>鏡に目が映るくだりも雪国だよ~~ん
とにかく情景描写が綺麗な回にしたくて、わたしのなかでの地の文教科書雪国めちゃ読み返した🤟

〇この部屋は玄関だけ洋風になっていて、廊下と障子一枚を挟むと和室が広がっている。
>旅行の時ってビジホ泊まりがちじゃない❓だから本州のガチ温泉宿(ガチ温泉宿❓)の描写ぜんぜん出来んかった ここは定山渓……

〇「そう。有名な小説の、あんまり有名じゃないところ。空から雪が降ってきてるのを表現してたんだ。似てるなあって」
>全力引用・オマージュのターン🕺🏼!雪国 ℓσνє

〇「言うと思った。まあ、わたしの好きはわたしのものだから。何にでも共感して欲しいとは思わないわ」女のひとのこういうのは大抵聞いて欲しいだけなのよ、と教訓でも語るように続ける。
>朝長さん、マジで話聞いてくれるので。ここはこの後の展開だとか朝長さんとのシーンを超意識してる

〇山に囲まれた露天風呂はそこまで広くはなかったけれど、
>ここからの露天シーン全部小金湯参考にしてる 大好きなお風呂 皆旅行に来た際にはぜひ行ってみてねん……小金湯 お風呂上がったらかき氷がオススメ

〇「最近気がついたこと、聞いてくれます?」
「うん、もちろん。〇〇ちゃんの話ならなんでも」
>さっきの話聞いてくれる~の件 ここにもかかります

〇「平仮名のを、……わ、を、んのをと四分休符って似てませんか?」「を、と四分休符?」
>ほんとに似てると思う 楽譜に印刷されてるやつじゃなくて手書きのやつね このページの最後に四分休符付けとくね

〇「『シュレピヌ街の人々』? 二分休符ってシルクハットみたいねって、ヒロインのセリフ……
>去年、ラブフォロワてね🦆がマレ監(twst)書く時に「街の名前決めたいから1人1文字ずつだして」と通話中に発言▷▶︎「シュレピヌ」に決定
わたしはピをだしました。ュもそうだったかも・・・
そこから何回か使わせてもらってる造語です なので意味はありません。不思議に思われて考察とかされていた方いたらホントに謝ります ちょっとした内輪ネタでした
(「うんうん。まさか最初に出てきた白い鳥が伏線になってるなんて──」 白い鳥=てね です Loveを込めて。)

〇旅館を出てしばらく歩くと、~
>とくに雪国オマージュはしてないんだけど、文のリズムは少しだけ寄せてみた。普段あんまり「た。」の連続ってしないんだけど、ここはわざとしてます。

〇「あのさあ」また足が止まる。「僕と居るのに他の男のこと考えるの、やめてよ」
>めちゃ細かなこだわりなんだけど 「あのさ」でもなく「あのさァ」でもなく「あのさあ」がいいです 他の人に話しかける時はこのどちらかでもいいけど夢主にはちょっと間延びした感じのあのさあ、が良い

〇人工的な甘味料の匂いと初夏の夜がきれいに混じりあっていた。ビロードの空も乱歩の体温もすべて、なんだか静かな嘘のようだった。
>オマージュで始まったらオマージュで終わりたかったんよ 書き始めから終わりの文章が決まっている珍しいパターンの回でした


9.番外編 はじまりの音は聞かないでおく

とくに言うことないけど、
「今時期北海道から来た人なんかはさぞかし残念がってるだろうねえ。雪のないところへ来たと思ったら、雪が降ってるなんて」
の乱歩さんは過去のわたしに言ってます。
2月に「イエ~~~ッッッ!雪からの解放!」とルンルンで中華街歩いてたら雪降ってきてキレました 自分以外全員傘さしてました


エッ 上のときよりさらに雑談なった アメブロじゃんこんなん
もし最後まで読んでくれた人いたら、本当にありがとうございます ラブです 下は書くかわかりませんがまあいつか書けたら
製本作業の息抜きに楽しくかけたので良かったです

2021.7.24 そば茶

最後に私が書いた四分休符とをでも見ていってください




ありがとうございました


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