『レヴァナント・クロニクルⅡ』のトリガーシナリオ第一弾、
『覚醒異常体』をお届けします。
本シナリオは前後編の二回を予定しております。
また、トリガークエスト同様「レヴァナント・クロニクルⅡ」のメインストーリーとなりますので、
是非ご参加下さい!
■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。
また、レヴァナント・クロニクルⅡのパブリックシナリオでは、
今後集める事で砂漠で役に立つかもしれないアイテム等と交換可能となる、
「ザンテンブルク冒険者手形」
が1つ手に入ります。
※課題は2月25日中に実装予定です。
また、ザンテンブルク冒険者手形のアイテム交換は2022年3月1日から開始予定となります。
さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
活躍に応じて追加の貢献点やザンテンブルク冒険者手形の付与をはじめ、
様々な特典がプレゼントされる可能性があります。
冒険者等級の詳細やランクアップポイントのシステムは
こちらをご覧下さい。
■基本的な状況
魔王ナイトロードが機械族の主となり、砂漠の人族に宣戦布告を行うのと時期を同じくして、
それまで機械族を取り纏めていた三機将リーラが姿を消しました。
冒険者のカリン・ヴァイツたちが機械族の暮らしていた廃墟で彼女が幽閉されているのを発見し、
どうにかザンテンブルクまで連れ帰ることに成功します。
リーラは再起動したものの酷く痛めつけられており、首都の腕の立つエンジニアの力をもってしても、
修理にはしばらく時間がかかる状態でした。
リーラが人族に保護されていることは機械帝国も既に知っており、
沈黙を続けていたナイトロードも何らかの動きを見せるだろうとクラインは考え、
まだ機械帝国の支配を受けていない機械族を取り込むべく、行動を開始しました。
砂漠地方の機械族は500年の間に人族との交流を経て変化しており、感情を得た者もいます。
野生化して砂漠をさまよう「はぐれ機械兵」のような暴走個体もいますが、
自我と感情を得て、命令なしに自立して動ける者が現れるようになりました。
しかしリーラ以外の完全な覚醒者はまだほとんどおらず、
大半は機械帝国側、人賊側のどっちに転んでもおかしくない状態です。
そのためクラインは彼らをリーラ同様保護し、人族に取り込むことを決めました。
一方、機械帝国もまだ恭順していない者たちを回収すべく、帝国領に近い街から攻め始めました。
クラインと友好的なブロッケン市長は自国の戦力を投入しつつも、それだけでは街を守るには足りず、
至急冒険者に依頼を出しました。
各パートについて
括弧内の難易度は、北部地方のアバターをメインアバターにして参加した時のものとなります。
【1】機械兵団からブロッケンを守る 難易度:7(9)
ブロッケン近郊の砂漠で機械帝国軍を迎え撃ち、ブロッケンを防衛することが目的となります。
機械兵は下位個体が百体規模、部隊長となる指揮官機が二体。
さらに、三機将のヘルブラウが総指揮官として出てきています。
難易度はブロッケン防衛を達成するための総合的なものです。
下位個体を相手にする場合の難易度は最大6、指揮官機を倒そうとする場合は8程度、
ヘルブラウと戦う場合は最低で10となります。
数こそ多いですが、機械族は戦力の4割程度が損壊すると撤退を開始します。
そのため下位個体の残数が多くても、指揮官機の片方が倒れれば損耗率は大きく上がることになります。
機械兵は高機動でローグのような戦い方を得意とする斥候型、
素体の機械兵よりも重武装の騎士型、
ウォーロックのように魔法型の機導を行使する魔法型、
魔法ではない通常弾を用いる銃士型、
の四タイプがおり、基本は前衛3、後衛1の四体編成です。
途中まではサンドキャリッジのような移動手段で来ているものの、部隊を展開した時点では乗り物を下りているため、
こちらに高速の移動手段があれば撹乱は可能です。
上位個体は詳細不明ながら、ヘルブラウ直属の部下ということもあり、
近接に長けた強力な戦士型であると見受けれます。
おそらく偵察任務にて確認された“蒼の四本槍”のうちの二体ですが、ヘルブラウが前線に出ていることから、
一の槍ではなさそうです。
ヘルブラウは重装甲のパワー型のように見えますが、複数の形態を持つとされています。
今回は人界側の戦力(冒険者)を自ら図るために出向いており、あくまで様子見のつもりです。
こちらのパートにはNPCの“傷顔”ゾフィーが登場します。
彼女はヴァンガードで、機械族との戦いに特化した【機導】の使い手です。
機械族に強い憎悪を抱いていますが、人族と友好的な個体を問答無用で破壊するということはなく、
ある程度の分別はあります。
※ゾフィーは乗り物は用いず、正面から機械族へと突っ込み、上位個体の撃破を狙います。
【2】ブロッケン市民の避難 難易度:4(6)
ブロッケンは岩山に面した都市国家です。
かつては魔石鉱山で採掘し、コア・クリスタルの製造を行っていましたが、
現在は機械族を多く引き入れ、機導武装、特に乗り物の製作がメインになっています。
機械族排斥派が台頭しつつある現在もクライン議長の味方で機械族に友好的ですが、
市民の中には敵視している者もいます。
このため機械族を最後まで残し、生身の人族を優先して避難させようと促している者がいます。
実際、機械族は丈夫で戦闘にも向いているので最終防衛戦力となるのは彼らとしても不本意ではないのですが、
状況が状況のため、人族から悪感情が向けられ、機械帝国の機械族と接触するのは危険です。
このため、機械族と人族の双方に働きかけつつ疑心暗鬼にならないよう落ち着かせる必要があります。
ブロッケンにいる機械族の大部分は元々は機械兵と同じ姿でしたが、
パーツを換装して人族に近づいている者が多くなっています。
※生身でないのは見れば分かる程度ではあります。
難易度自体は低めに設定されていますが、
冒険者等級があまりに低いと市民にはあまり話を聞いてもらえないでしょう。
戦闘も基本的に発生しないものの、【1】の状況次第では機械兵が流れ込んでくる可能性もゼロではないため、
備えはあった方がいいかもしれません。
【3】鉱山遺跡の内部調査 難易度:5(7)
鉱山遺跡の中に入り、現状を調査するパートです。
かつては魔石の発掘が行われていたため、当時の施設が残っており、
魔石運搬のためのトロッコやレールも一部は残されています。
※車両の概念はあるのに不思議と列車だけは砂船と船扱い。
当時の坑内地図は失われてしまっているため、一からマッピングが必要な状態です。
長い間無人だったため、内部は魔物の巣となっています。
しかし多くはサンドラットなので、明かりさえ自前で確保することができれば、
砂漠のように風景に溶け込むことがない分戦いやすくなっています。
ただ、そのサンドラットを喰らって成体となったサンドワームがおり、
こちらは基本的にパーティ単位で挑む強敵となります。
成体のサンドワームはサンドラットはもちろん、人も丸呑みにできるほどのサイズであり、
嚙む力も岸壁を容易に砕くほどです。
北部地方ではロックイーターとも呼ばれている魔物とほぼイコールですが、
砂漠地方の環境で育った分、胴体部分の柔らかい場所が狭くなっています。
サンドワームに挑む場合は、難易度7(8)相当となります。
※「レヴァナント・クロニクルⅡ」のヒント
ローランドでは、敵の特性によって通用しやすい攻撃手段が異なります。
相性がいい場合は相手より実力が劣っていてもダメージが通ることがありますが、
相性が悪いと実力があっても不利に追い込まれてしまう事も珍しくありません。
・一般的な魔物、魔神の加護の弱い下級魔族:北部地方、砂漠地方共に十全な効果を発揮可能。
・中級以上の魔族、“超獣”に分類される魔物:加護破りのスキルや英雄装備等のある北部地方のアバター。
・機械族、(特に砂漠地方の)盗賊等人族の敵:【機導】が使える砂漠地方のアバター。
・砂漠地方特有の硬い外皮を持つ魔物(サンドワーム等):【機導】が使える砂漠地方のアバター。
・アンデッド系の魔物:浄化の力を持つスキルやアイテムのあるアバター。
舞台が砂漠地方のため、砂漠地方のアバターの活躍の機会が多くなるものの、
敵のタイプに応じて従来のアバターやスキル・アイテムをいかに使っていくかも重要となります。
とはいえ、「レヴァナント・クロニクルⅡ」から始めた方は、
まずは「機導使い」のいずれかのアバターを育成すれば問題ございません。
※冒険者等級・北部地方での二つ名について
「レヴァナント・クロニクル」に参加していた方の冒険者等級・貢献点は、
「レヴァナント・クロニクルⅡ」にも引き継がれます。
また、輝神教会を通じて冒険者の情報、二つ名は地域を越えて共有されているため、
異名持ちの方は砂漠地方でも周囲の冒険者から一目置かれることになります。
※ただし北部地方と同じように立ち回れるとは限りません。
※スピリット(精霊)、ドラゴン(竜族)の認識
精霊と竜族は北部地方でも半ば伝説として語られるのみの種族でしたが、
それは砂漠地方でも同様です。
なお、精霊や竜と契約している方は機導武装でも、
基本的には精霊魔法や竜の力が干渉して相殺することなく使用可能です。
ただし【機導】と併用した場合、武装の方が耐えられるとは限りません。
★死亡(アバター死亡)判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
冒険者が死亡するケースがあります。
世間的に公にはなっていませんが、教会には「死んだ直後」であれば生き返らせる事が可能な蘇生術式があり、
転生者やそれに準じる者が多く死ぬ可能性がある状況での使用が許可されています。
ただし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
【2022年3月1日16:45 追記】
【1】のゾフィーの移動手段、機械族の上位個体について、および【2】の戦闘の有無について追記を行いました。