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人類共通の“欠点”が原因!?おしっこの悩み大改善SP
健康

人類共通の“欠点”が原因!?おしっこの悩み大改善SP

2019年2月27日(水)午後7時30分
2019年3月2日(土)午前0時25分

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NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

おなかに力が入ったときに思わず起こる、尿漏れ。
時間やトイレの場所がいつも気になる、頻尿。
股にピンポン球を挟んでいるようないやな感じが1日中続く、違和感。
他人にはなかなか言えない下半身のお悩みですが、実は原因のひとつとして、人類共通の体の“欠点”が引き起こす、ある筋肉のたるみが関係していることが分かりました。

今回番組では、そのたるみの実態を大調査。いますぐできるたるみ改善法と、日頃から取り組めるお手軽な予防方法をお伝えします!

今回のお役立ち情報
01

下半身のお悩みの原因は骨盤の筋肉のたるみ!?

尿漏れや頻尿、残尿感などのおしっこのお悩みや、下半身の違和感。これらの症状には、実はある共通の原因が考えられます。お悩みを抱える女性の下腹部をMRIで見てみると、健康な人に比べてぼうこうが下がり、変形していました。

これは、人類にとっては宿命とも言えるもの。直立2足歩行に進化して、臓器はすべて骨盤に向かって落ちるような位置関係に。それに加え、生まれてくる赤ちゃんの頭が大きく進化したので、骨盤の穴は巨大化。穴に臓器がずり落ち、形が変わってしまいやすくなったのです。ぼうこうの形が変わると、尿の出口がゆるくなり、少し力が加わっただけで出てしまう尿漏れになったり、逆にうまく尿を出しきれなくなり残尿感を感じたりしてしまいます。

では、症状が出る人と出ない人の差は何なのか?カギを握るのは、骨盤の穴の底についていて、臓器を支える役割を担う「骨盤底筋」と呼ばれる筋肉です。症状が出やすいのは、主に出産などで骨盤底筋が傷つき、たるんでしまって臓器を支えられなくなってしまった人。でも、そんな人でも骨盤底筋を鍛えれば、症状を改善できる可能性があるんです。

02

3秒「ギュッ」で劇的改善!「内臓リフトアップ体操」

ガッテン!でおすすめするのは、骨盤底筋を動かして鍛える「内臓リフトアップ体操」です。

体操方法

  1. 動かす筋肉を意識する。動かすのは、おならをガマンするときにしめるお尻の穴。
  2. 全身の力を抜いてリラックスし、ゆっくり息を吸う
  3. ゆっくり息を吐きながら、3秒間、意識したお尻の筋肉を「ギュッ」としめ続ける
  4. 力を抜いて、リラックス
  5. 1から4を10回1セット、これを1日2セット以上行う (姿勢は立っている状態だけでなく、座っていても、寝ていてもできます)

毎日続けることで、3ヶ月ほどで症状改善が期待できます

※骨盤底筋を鍛える体操は、回数や時間などが異なる様々な方法があります。
※骨盤底筋の神経に障害がある方は、体操の効果が出ない可能性があります。手術の必要がある場合もありますので、気になる方はお近くの泌尿器科へ相談を。
男性も利用する泌尿器科には行きにくいという女性の方は、全国に70か所以上ある、泌尿器科と婦人科の機能を併せ持った「女性泌尿器科外来(“ウロギネ外来”とも)」に相談するのもおすすめです

03

日常生活で取り入れたい簡単たるみ予防法!

臓器を支える骨盤底筋のたるみに気をつけないといけないのは、出産経験者だけではありません。日常的におなかの中の圧力が高まり、骨盤底筋を圧迫する可能性がある以下のような人は要注意です。

  • 便秘でおなかに力を入れていきむことが多い人
  • 花粉症、ぜんそくなどによるせきやくしゃみが多く、おなかに力が入りやすい人
  • 脂肪がおなかの中を圧迫する、肥満の人

心当たりのある方におすすめなのは、ちょっとした工夫でおなか中の圧力を減らす方法。
例えば、トイレでいきむときに両手を伸ばしてバンザイの姿勢で力を入れるだけで、おなかの中の圧力の上昇を抑えることができます。予防のために、ぜひお試し下さい!

※尿漏れや頻尿など、おしっこにまつわるお悩みは、ぼうこうをコントロールする神経が過敏になり、尿が十分たまっていないのに出そうとする「過活動ぼうこう」など様々な 原因があります。気になる方は早めに泌尿器科へ相談に行くことをおすすめします。

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慢性痛しびれが改善!逆子も治る!?東洋の神秘「はり治療」SP
健康

慢性痛しびれが改善!逆子も治る!?東洋の神秘「はり治療」SP

2019年2月20日(水)午後7時30分
2019年2月23日(土)午前0時25分

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NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

いま肩こりや腰痛などの治療に大人気のはり治療。しんきゅう院の数は年々増加し、なんとコンビニ以上!でもなぜ体にはりを刺すだけで、さまざまな症状が改善するのでしょうか?そこで今回は科学の目で、はりの世界を大解剖!本場・中国で、はり治療のカギとなる「ツボ」の正体を探っていくと、なんとツボは始めから存在するものではなく、体の不調によって現れるものだという意外な事実を大発見!そしてついに、ツボの撮影に成功!さらには、はりでお腹の逆子がぐるりと回る、奇跡の現場にも遭遇しました。はり未経験のあなたも、一度ためしてみたくなる?

今回のお役立ち情報
01

いま、あなたにツボはない!?

原理は分からないけど、なぜか効果のあるはり治療。多くの人がそう感じるほどに、謎が多かったはり治療ですが、今回番組が突き止めたのははり治療に欠かせない「ツボ」にまつわる驚きの事実でした。 はり治療の本場・中国で番組ディレクターが告げられたのは「ツボができている」という驚きの事実。実はツボは、健康な時には押しても痛くもなんともないのですが、体の調子が崩れたときにだけ痛みや不快感が生まれるといいます。まさに健康のバロメーターになるのが、「ツボ」だったのです。現在ツボは361種類が世界共通のツボとして、WHOによって決められています。

 

02

ツボって一体何なの?

そんなツボの正体、実は西洋医学ではまだ完全に解明されていません。しかし、近年注目されているのが、「筋膜」というこれまであまり注目されてこなかった人体の組織。今回番組で行った実験でも、はりが効果を示すとき、やはりこの筋膜を刺激していることが分かりました。
筋膜は、筋肉を包んでいる薄い膜のこと。無理な姿勢を続けたり筋肉に過剰な負担をかけたりすると、実はこの筋膜にだんだんとシワが寄ります。筋膜には痛みを感じる受容体がびっしり存在しているため、痛みや不快感を生じさせるといいます。これがツボの正体の有力な説の一つだとして、近年研究が進んでいます。

 

03

医療現場で広がる“はり治療”

はり治療は医療のさまざまな現場で活用が進んでいます。西洋医学では取りきれない痛みやしびれへの対処や、薬をなかなか増やせない人への鎮痛治療など。西洋医学と組み合わせることで、高い効果を上げています。
また妊娠中、おなかの赤ちゃんのために薬を控えたいお母さんたちにとっても、はりは強い味方。さらには「逆子」の治療にも、はりが活躍しています。

 

04

保険も使える“はり治療”

はり治療は、以下の疾患については、医師の同意があれば、保険適用されることがあります。

  1. 神経痛
  2. リウマチ
  3. 腰痛症
  4. 五十肩
  5. 頚腕症候群(首から腕にかけての痛みなど)
  6. 頚椎捻挫後遺症(むち打ちなど)

またこれら以外でも、「慢性的な痛み」が主な症状で、医師が必要と判断したものについては、保険が適用できる場合があります。
その際の手続きとしては

  1. まずはかかりつけの医師にご相談ください。
  2. はり治療に対する「同意書」を発行してもらいます。
  3. しんきゅう院に同意書を持参し、保険適用で治療をうけたいことを相談してください。

ただし、しんきゅう院によっては保険治療を行っていないところもありますので、あらかじめしんきゅう院にご確認ください。

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