3月21日(月・祝)、オリジナルファミリーミュージカル『はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~』全国公演が、長野県塩尻市・レザンホール(塩尻市文化会館)にて千秋楽を迎えました。
本作は、新作オリジナルファミリーミュージカルとして、昨年8月に東京・自由劇場にて初演。9月より全国を巡演し、各地に笑顔と感動をお届けしてきました。
9月下旬には、東北沿岸部を中心とした3県11都市を巡演する東北公演を実施。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年――震災直後、『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演を行った地域の皆さまのもとを再び訪れました。
舞台を通しご来場いただいたお客様の心に触れ、"想いは必ず伝わる""いのちのつながり"という本作のテーマを改めて嚙みしめたカンパニー。
また、本作では、一部舞台衣裳に兵庫県西脇市の地場産業である「播州織」を採用。
自然な綿の風合いや豊かな色彩を特徴とする播州織が、神話と現実が交錯する壮大なファンタジーという世界観を深めています。
1月末には西脇公演が行われ、地元の皆様に本作をお楽しみいただきました。
約6ヵ月にもおよぶ旅を終え、たどり着いた千秋楽の地・塩尻。
一緒に口ずさみたくなるような心に響くメロディーと、目の前で繰り広げられる迫力のダンスに、客席は笑顔でいっぱいに。物語が思いもよらない展開を迎えると、その表情は一変。大人も子どもも、真剣な眼差しで物語の行く末を見守ります。
迎えたフィナーレでは、こそあどの森との別れを惜しむように、温かい拍手が鳴り続けました。
全国公演では、5月からはオリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が、7月からはファミリーミュージカル『人間になりたがった猫』が開幕します。
劇団四季は、これからも日本全国の皆様に多彩な舞台をお届けします。どうぞご期待ください。
『はじまりの樹の神話』公演グッズは、引き続き劇団四季オフィシャルウェブショップで販売中。ぜひご利用ください。