最終候補３作品に絞られていた２０２５年大阪・関西万博の公式キャラクターの最優秀作品が２２日、発表された。

　司会者
「２０２５年大阪・関西万博公式キャラクターデザインはこちらの作品です」

　１８９８の応募作品の中から選ばれたキャラクターデザイン。「水の都」の水をイメージし、姿を変えられることがコンセプトになっている。

　変化のバリエーションは様々。赤い部分は分裂し、青い部分は自在に形を変え、定まることがないのが特徴だ。

　デザインしたのは神戸で育ち、大阪芸術大学を卒業した山下浩平さん（５１）。

　山下浩平さん
「ロゴマークのデザインが、とてもインパクトがあって強烈で、これ自身がキャラクターだと感じているので、口をつけて体をつけたという自分自身のデザインを出すというより、皆さんと作れるようなデザイン」

　また、この選考で重視されたのは、すでに決まっている公式ロゴマークとの親和性だという。

　キャラクターデザイン選考委員　中川翔子さん
「ロゴマークもすでに斬新なのに、そのロゴマークである『いのちの輝き』の奥から満面の笑顔が飛び出しているところ。そして、会場に行ったとき、この子が歩いていたらすごくうれしいですね」

　原　研哉座長
「これから展開していくメディアはメタバースの世界や、ネットの世界。着ぐるみやプリント媒体だけではなくて、様々な局面に展開していく、このフレキシビリティーにどのように活用されていくかは大変楽しみ」

　街の人はー

　男性２人
「大阪っぽくて、目立つような感じじゃないですか。インパクトがあります。海外受けするんじゃないですか」

　女の子
「いろんなところに目玉がある。会ってみたい」

　高齢女性２人
「ちょっと怖いね。怖い」
「せんとくんも最初気持ち悪かったじゃないですか」
「でも慣れたらなぁ、せんとくんもかわいく映ったし」
「見慣れたらまたかわいいかな」

　吉村知事
「多くの人に親しまれるように、これから博覧会協会と一緒に新しいキャラクターとともに万博の様々な活動をしていきたい」

　今後、名前の公募も予定しているというキャラクターデザイン。３年後に迫った大阪・関西万博を様々な場面で盛り上げる大きな役割を担うことになる。