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内定者の声

2022年4月入社予定の内定者に学生時代に力を入れたことを語ってもらいました。

兒玉 珠希

profile

だま たま

大分県出身 山口大学・国際総合科学部

01学生時代、力を入れたことはなんですか?

 世代や国籍の異なる人たちと積極的に交流し、多様な価値観や文化に触れてきたことです。中学生の頃、曽祖父の戦争体験を聞き、それまで自分には関係ないことのように思っていた戦争が身近に感じられました。このことから、知ることの大切さを学び、知見をもっと広げたいと思うようになりました。大学3年のときに多文化共生が進むフランスに留学し、フランス人や他国の留学生など、自分と異なるバックグラウンドを持つ方々と話すように心がけました。

02フランス留学でどんなことを経験し、学びましたか?

 留学中、米国で黒人差別反対運動「Black lives matter.」が始まり、そのことについて黒人の友人と話しました。デモ活動の背景や現状を話しているうちに、日本でも電車内で近くに座ってくれなかったり、見た目についてからかわれたりと、黒人差別があることを知りました。日本にいるときは知らなかったことを学べ、また自分や日本を客観的に見ることができる機会にもなりました。

03そのことを、どのように自己PRに生かしましたか?

 色々な人と話す中で、私が当たり前だと思って話すことが相手もそうであるわけではないと実感したため、自分の常識を疑うようになりました。新聞記者として活動するようになれば、私の触れたことのない分野の方や、異なる環境で生きている方とお話する機会が増えると思います。その時も自分の考えを「普通」と捉えず話すことができるので、相手を傷つけず、対等に話せると思っており、そのことを自分の長所だとアピールしました。

私の一枚

 私はフィルム写真を撮ること、そして花を見ることが好きなので友人とよく花見に出かけます。コロナ禍での生活は室内にこもりがちですが、自然に囲まれて季節を感じることで、とてもリフレッシュできています。また、フィルムカメラで撮っているので、現像するまで分からないワクワクも楽しみの一つです。

面接した社員から一言

 曽祖父の戦争の話が原動力となり、卒論のテーマも記者志望を前提に選ぶなど、記者志望の理由が明快で一貫性があると同時に並々ならぬ熱意を感じました。フランス留学時の人種差別の話を通して、弱者への寄り添いや、少数意見を大切にしようという意識を感じ、我社が長年掲げている差別、平和などのテーマと親和性が高い人材だと思いました。