椀子蕎麦(読み)わんこそば

日本の郷土料理がわかる辞典「椀子蕎麦」の解説

わんこそば【椀子蕎麦】


岩手県盛岡市の名物料理で、小さいに一口分のそばを入れ、食べ終わるとすぐにのそばを投げ入れ、客が断るまで次々におかわりが出されるそば。祭りなどでふるまう行事食として作られてきた。盛岡冷麺・じゃじゃとともに盛岡三大麺といわれる。

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精選版 日本国語大辞典「椀子蕎麦」の解説

わんこ‐そば【椀子蕎麦】

〘名〙 岩手地方で、食事に客を接待するときの作法一種。そばを客にすすめ、客が一椀を食べ終わるか終わらないうちに、つぎつぎに椀にそばを入れるもの。また、そのそばや食習をいう。

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デジタル大辞泉「椀子蕎麦」の解説

わんこ‐そば【×椀子蕎麦】

小ぶりの椀に入れたそばを、客が断るまで客の椀に次々と投げ入れてにならないようにもてなすもの。盛岡地方の名物。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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