パワー好き!(あいさつ)
我は聖書( 好きのヒストール。よろ。『チェンソーマン』が最終局面に突入した。秘めていた考察を放出していく。本誌92話までのネタバレ注意。
パワーは決して支配の悪魔に支配されない。
支配の悪魔は自分より程度が低いと思う者を支配できる。パワーは支配の悪魔に怯えている。にも関わらずパワーは、支配の悪魔に支配されていない。そして支配され得ない。パワーがマキマ…いや、支配の悪魔に従っていたのはおそらく痛めつけられたからで、支配されたからではない。なぜ支配の悪魔はパワーを痛めつけて勝っても、パワーを支配できないのだろう?
パワーの本当の聖なる名を
デュナミス(δύναμις)
と言う。
偽書『天上位階論』における「パワー(能天使)」の元、新約聖書のパワーの原語がデュナミス。
パワー「でっ、できるっ」
その原意は「able(できる)」
日本語に意訳すると奇跡だ。真実、デュナミスは英訳聖書ではpowerの他miracleとも訳される。
もしソドムでデュナミスがなされていたら、お前(ソドム)は今日まで残っていた。━━マタイの福音書11章23節
イエス・キリストの発言によれば、デュナミスは、主に滅ぼされた背徳の街ソドムさえも残し得る力。
支配の悪魔が言う「4人の騎士」はメガテンやペルソナでおなじみ四ライダーズ。『ヨハネの黙示録』に現れる
・支配の悪魔(ホワイトライダー)
・戦争の悪魔(レッドライダー)
・飢餓の悪魔(ブラックライダー)
・死の悪魔(ペイルライダー)。
彼らは「神の七つ(聖なる)の霊(τὰ ἑπτὰ Πνεύματα τοῦ Θεοῦ)」こと「子羊(ἀρνίον( )」が解く七つの封印から出てきた者。支配の悪魔はこの生まれのために、デュナミスを自分より程度が低いと思えない。
パワーは「一なる神々」の行為「創る(存在しないところから存在をつくる)」で紫色のヤツ(ゲロマズ)という謎の隠し味を入れる。吐かずに食べたらミラクル良いことありそう(→吐いてしまった背景記事🔗野菜はみんな悪魔の体? )。
まず普通の魔人は猫と仲良くしないし、猫を友達として、友達のために人間の味方をしない。読者はパワーに慣れてしまい気づかないが、パワーは他の魔人とかなり違う。
またパワーは「悪魔も嫌いじゃ」と言っている。パワーは岸辺に「人と悪魔とどっちの味方だ?」聞かれて「勝ってるほう」と答えてる。パワーは悪魔側じゃない。
それに血の魔人の血が「不味( い」はずがない。悪魔は強い悪魔の肉を食べて強くなる。悪魔にとってパワーの血が不味( いのは、パワーが天使側の性質を残しているからだろう。パワーはつい人間側に数えたくなるほど、魔人や悪魔から離れた奇跡の存在。
何より友達を助けに来て自分の血を友達に捧げて死ぬ者を悪魔とは言えない。好き。
我( は最初からずっとパワー好きで、パワーを悪いと感じない。パワーにあれこれ言ってきた人でさえ、闇の悪魔戦後、怯えきったパワーを見て「こんなのいつものパワーじゃない」と悲しくなったはずだ。妄言( に縋( るパワーこそパワー。
パワーは魔人と言うよりやんちゃな妹枠として大人気。しかしてその正体は神の奇跡だった。
デンジはパワーにまた会える。だってパワーはデンジのバディだから。(´;ω;`)