【チェンソーマン秘密考察】チェンソー・デンノコ・ノコギリ男

 

　ハロー、ガイズ。

　我（わたし）は聖書（ヴィヴリア）と神話（ムーソロギアー）とチェンソーマン好（ず）きのヒストール、よろしくね。

　これは『チェンソーマン』の「チェンソー」「デンノコ」「ノコギリ男（おとこ）」

　呼（よ）びについての考察（こうさつ）。

　本誌（ほんし）ネタバレ注意（ちゅうい）。

 

 

 

 

　

 

子供（こども）の影（かげ）がチェンソーマン

 

　我（わたし）は、「デンジ君（くん）」は前（まえ）の世界（せかい）のポチタがデンジ…を乗（の）っ取（と）り、「普通（ふつう）の暮（く）らしをして、普通（ふつう）の死（し）に方（かた）をしてほしい（１話（わ））」の契約（けいやく）を守（まも）るために人間化（にんげんか）した者（もの）と考（かんが）える。今（いま）の世界（せかい）のデンジ君（くんは４話（わ）でアキから聞（き）くまで「死（し）んだ人（ひと）の体（からだ）を乗（の）っ取（と）るヤツ」（魔人（まじん））を知（し）らなかった。だから黒枠（くろわく）のデンジ…は今（いま）のデンジ君（くんとは別人（べつじん）、別（べつ）世界（せかい）の存在（そんざい）だ。前（まえ）のポチタが子供（こども）のデンジ君（くんになったから８２話（わ）の子供（こども）の影（かげ）はチェンソーマン。つまりポチタは二体（にたい）いる。ポチタがデンジ君（くんになる手段（しゅだん）として、チェンソーマンが自（みずか）らを半（なか）ば食（た）べ、「チェンソー」という名称（めいしょう）は半（なか）ば消（き）えた。このチェンソーマンが自（みずか）らを食（た）べたアイディアは、コメント考察者（こうさつしゃ）はなげが2020年10月1日17時38分15秒に投稿（とうこう）したもの。サンクス！はなげ。

 

普通（ふつう）の生活（せいかつ）をするためにポチタ自（みずか）ら弱体化（じゃくたいか）した ・その手段（しゅだん）として存在（そんざい）を消（け）す能力（のうりょく）を使（つか）ったので、人々（ひとびと）の頭（あたま）からチェンソーの記憶（きおく）が消（き）えた (ただしポチタ自身（じしん）は生存せいぞんしているので何なにかきっかけがあれば思おもい出だすかも知しれない) ━━はなげコメント

 

アキ(´・ω・)？

6話（わ）でマキマが「チェンソーの悪魔（あくま）」になれると言（い）った時（とき）のアキが一瞬（いっしゅん）見（み）せた何（なに）それみたいな表情（ひょうじょう）。━━はなげコメント

 

　このシーン、確（たし）かにアキは直（じか）に答（こた）えない。また、アキは「チェンソー」と言（い）わない（見落（みお）としあるかも）。

 

デンノコ呼（よ）び

　「デンノコ」と言（い）うのは日本（にほん）のテレビや京都（きょうと）公安（こうあん）の天童（てんどう）やドイツ人（じん）やクァンシ。

ノコギリ男（おとこ）呼（よ）び

　「ノコギリ男（おとこ）」と呼（よ）ぶのはアメリカのデビルハンターズや中国（ちゅうごく）の元帥（げんすい）からの使（つか）い。

チェンソー呼（よ）び

　「チェンソー」を積極的に使（つか）うのはデンジ君（くん、マキマ＆支配の悪魔（あくま）、「チェンソー」の心臓を欲しがる悪魔（あくま）サイド（沢渡やレゼを含む）くらい。例外は、チェンソーマンに車ごと投げられた男（おとこ）、デンジ君（くんから直に聞いたコベニ、マキマ（話してるのは「支配の悪魔（あくま）」）の報告を受けた公安上層部。例外者たちはデンジ君（くんやマキマの刺激で「チェンソー」と言ったが、世間的には「デンノコ」の方を使（つか）うのだろう。

悪魔（あくま）の強さとチェンソーマンの齟齬

　少なくとも、作中では「チェンソー」の呼び方が特殊で「デンノコ」「ノコギリ男」の呼び方が一般的と描写されている。そして、チェンソーの呼び方が一般的ではない理由、ゾンビ・コウモリ・ヒルの悪魔（あくま）がチェンソーマンを知らない理由、

 

「その名前が恐れられているものほど悪魔（あくま）自身の力も増すという」（6話）

「悪魔（あくま）に最も恐れられる悪魔（あくま）が現れるだろう！」（73話）

「彼（チェンソーマン）が悪魔（あくま）に最も恐れられる」（84話）

 

以上のつじつま合わせは、今のところ「チェンソーマンが自らを食べた」くらいしかない。「チェンソー」の呼び方が一般的ではなく、悪魔（あくま）もチェンソーを知らない奴らがいるのに【チェンソーマンは悪魔（あくま）に最も恐れられる】のは、他に説明しようがない。自らを食べる行為とストーリーの関わりは「チェンソーマンがデンジ君になって普通の暮らしをするため」以外に何かあるだろうか。

 

　熾天使セラフィム、智天使ケルビム、座天使ガルガリム、主天使ドミニオン、力天使ヴァーチェ、能天使パワー、権天使プリンシパリティ、（大天使アークエンジェル）、天使エンジェル。

　また、電動ノコギリは恐れられるような名前ではないし、「食べた名前の存在を消す」能力は、電動ノコギリやチェーン（鎖（くさり））やソー（鋸（のこぎり））や悪魔とつながりがない。むしろこの能力は、悪魔を倒す側…天使に近いと思われる。チェンソーマンの眷属が天使位階を名とするなら、チェンソーマン自身も天使に関わる何者かだ。また、我（わたし）は「食べた名前の存在を消す」について旧約聖書原文原語に心当たりがある（日本語訳や英訳やラテン語訳ではわからない。ネット上でこれが原語と日本語で語られた例は一件もない）。そこが元ネタなら、

ナチス

「ナチス」

チェンソーマン

「チェーン（鎖（くさり））とソー（鋸（のこぎり））をチェンソーにまとめる」

チェンソーマンの能力

「食べた名前の存在を消す（鎖（くさり）と鋸（のこぎり）からかけ離れた能力）」

🪓＜🔨

「デンジ君（くんの斧（おの）がパワーのトンカチに競り負ける＋コウモリの悪魔（あくま）」

未消化のデビルハンター

「豚の悪魔（あくま）らしき悪魔（あくま）から未消化のデビルハンターが出てくる」

DEVILMAN crybaby

「永井豪の『デビルマン』」

 

の全てがすっきり一本の線になる。ただこれはとても語り辛い問題があり、語るべき時期でもない。ヒントは書いておく。チェンソーにまつわる旧約聖書のとある斧（おの）は一回しか出てこない。日本語や英語やラテン語の聖書翻訳ではこの線が永遠にわからない。聖書訳はさまざまな「斧（おの）」を同一の「斧（おの）」と訳し、どんな「斧（おの）」か訳さず、解説しない。我（わたし）はこの一本の線、「斧（おの）」「鎖（くさり）鋸（のこぎり）」をたぶん語らない。

━━そして秘密は守られた。