
最恐悪魔参上!
ハロー、ガイズ。
これは『チェンソーマン』84話考察。ネタバレ注意。グロ注意。

この世界に太陽はない━━
この世界に明けの明星はいない━━
この世界に蝿の王(はいない━━
“悪魔に最も恐れられる悪魔”はチェンソーマンだった━━。

日曜日はないの
我(の考察はこうだ。
十三年前のカレンダーと早川家の掃除当番表は
日曜日がない(、つまり太陽がない。太陽?
んなもんとっくにチェンソーマンが喰っちまったよ(!

七つのヘイロウが五つのヘイロウに
チェンソーマン世界には昼や夜や月はあっても「太陽(」の描写が一コマもない(。太陽がないから暁(太陽による夜明け)がなく、明けの明星がない。早川タイヨウはいたが死んだ。「太陽」の文字は死んだ。太陽の悪魔はチェンソーマンに喰われ、太陽の存在が消えた。何せチェンソーマンは核兵器の悪魔や第二次世界大戦の悪魔すら喰った悪魔だ。汝チェンソーマンは太陽を喰らう者。ルシファーは明けの明星(金星)に由来するが、太陽が存在しなくなったので消えた。日曜日も消えた。それで自由の女神像の七つのヘイロウ(後光)が五つに減っている。アップとロングで像の突起の数はわかりにくくしてあるが、拡大してみると五つしかない。太陽の悪魔(と明星の悪魔?)がチェンソーの悪魔に喰われ、自由の女神像のヘイロウは五つに減った。

太陽のない朝が来た
太陽の代わりに何かよくわからない星々の光が朝や昼の光になっている━━と。

太陽のない夕方だ
この漫画は光闇の使い方が映画的で美しい。しかし、この世界は太陽がなく、クァンシは「夜がくる…」と言っても「太陽が沈む」とは言わず、夕陽が見えない。闇の悪魔が強いのは太陽が失われたから。また、76話に登場するとある家の女性は、外にサッカーしに行く息子に「夜までに(帰ってきてね」と言う。普通なら「日が沈む前に(帰ってきてね」だろう。藤本タツキはそれくらいの伏線を張る漫画家だ。

アポロン(Απόλλων)
もう一つ。我(は別記事で「チェンソーの悪魔はアヴァッドーン(アバドン)王」と書き、さらにその補足記事で「アバドンはアポロン」と書いた。そして、アポロンは太陽神ではなかったが後に太陽神の神格を吸収した。いわば太陽を食べちゃった。チェンソーマン(アバドン)は太陽を喰らう者(説にぴったりのアポロン話だ。黙示録のアバドン王は配下に蝗(がいるから、蝗(姿のセラフィムを眷属とする太陽を喰らう者(にますますぴったり。
さらに別記事では「マキマはルシファーの娘 〜地獄の鍵持つ女神〜」と書き、その原型がギリシャ神話のアテナとも書いた。アテナとアポロンは共にゼウスの子だ(微妙に仲悪い二人)。

ゾンビ化からかなり時間が経っている
我(が他に変だと思ったのは、この漫画が天使九階級や『失楽園』に出てくる「サタンの絵」を出しながら、『失楽園』に出てくるベルゼブブを出さないことと━━死体やゴミにウジや蝿(がたからないことだ。蝿(の悪魔ことベルゼブブはすでにチェンソーマンのウンコになったに違いない。聖書に悪魔ルシファーの記述はなく、新約聖書の悪魔筆頭はベルゼブブだ。ベルゼブブを差し置いてチェンソーマンが“悪魔に最も恐れられる悪魔”なのは、すでにチェンソーマンがベルゼブブを喰ったからだろう。だいぶ長く放置されていたはずのゾンビたちは傷んでいるがウジや蝿(がたからず━━ビームと天使の悪魔とパワーの三名がゾンビを食べられる。

唐突な呪術廻戦
加えてゾンビの保存状態がいいのは、死後における人の死体の変遷━━九相(の悪魔もチェンソーマンに喰われたから!…かもしれない。張相(の悪魔、壊相(の悪魔、血塗(の悪魔?何それ?(´・ω・)聞いたことない。ヤバめの冗談(はさておき、いずれは死の悪魔や戦争の悪魔や飢餓の悪魔もチェンソーマンのえじき(になる。そして世界は最悪の平和になる。

『失楽園』挿絵 サタンとベルゼブブ
そんなわけで━━
チェンソーマンは太陽を喰らう者(であり蝿の王(も食った。
チェンソーの心臓を欲しがる悪魔たちやマキマについては別記事を書くかも!
この記事を読んだ人たちにサンクス!
またね(!👋
追記(2020/09/14 15:09)
shtoの指摘コメント
>・カレンダーの日付で、最初の月曜日が7日、翌週は7日後の14日なので、曜日は7つある
>・70話でデンジが「日曜は休みだから平日に来てくれ」と言っている。
上記の画像で判断すれば、早川家の掃除当番表に「日」はなく、
十三年前のカレンダーは途中で切れているので、
曜日は七つあるが、七つ目が何曜日かわからない。
少なくともデンジは「日曜」と言っていると判明。
ただしこれがこの世界に「日曜」がある証明にならない。
デンジの記憶は改変前と変わらないのかも。
もう少し調べると新しい発見がありそう。
コメントサンクス、shto!
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