ハロー、ガイズ( 。
これはチェンソーマン57話考察。ネタバレ注意。
見た人なら誰もが笑ったであろうシーン、コベニカーアタック!
ただしよく見ると色々とおかしい。事故現場を検証してみよう。
さて、①と④ではコベニカーの向きが逆、事故当時、デンジたちが③の位置にいたとわかる。④はデンジたちが見えず建物やガードレールが少し違うようだが、コベニカーとガードレールの位置は正確と思われる。まとめると…
A コベニカーがUターンしてから事故が起きた。
B ガードレールが壊れる事故だった。
次に、事故直後のコベニカー内を見てみよう。
パワーもコベニも驚きで固まっている。だが、急にハンドルを切った様子はなく、パワーの手の位置は普通。つまり、コベニカーはUターンし、かなりまっすぐ走った ことになる。
この時点のパワーは岸辺から100点を貰った後。このパワーは「ハイな時でもクールに脳みそ動かせる」「常に自分の持ってる武器と状況を頭に入れてる」。パワーはサムライソードの襲撃時(特訓前)すら、即座に動き、銃撃をかわし、サムライソードを殴っていた。さて、岸辺から見て100点の動きをするパワーが
コベニカーをUターンさせまっすぐ走らせて( 、
ガードレールを壊してデンジたちをハネるだろうか( ?
かなりキナ臭い。パワーは虚言癖があり自己中で差別主義者で糞を流さないヒロイン(?)だが、それらはあくまで心の問題だ。パワーはうっかり事故るほど鈍くはない。
さて、そうは言っても、自動車の運転は別かもしれない。パワーが不慣れな自動車運転で事故っただけかもしれない。なのでマキマの話に進もう。
マキマはアメリカのデビルハンターズに殺された黒瀬と天童の死体を回収している。マキマが二人の死体の場所をどこで知ったのかと言えば、森にいた鳥を通じてだろう。暴力魔人とコベニの平和話の直後に、ニセ黒瀬が現れるが、平和話の時、鳥が飛んでいる。そして、ニセ黒瀬の話はマキマに届き、マキマはニセ黒瀬にわざわざ伝言している。
さて、マキマは黒瀬がニセモノだと気づいていただろうか、気づかなかっただろうか?黒瀬や天童の死体が回収されているので、我( はマキマが黒瀬や天童が殺された時点でニセ黒瀬に気づいていたと考える。マキマは、ニセ黒瀬に「今回の仕事は無理に加わらなくてもいい」と伝言した。これは、ニセ黒瀬に気づきつつ、生きる選択肢を与えていたのだろう。マキマは「意趣返し」をよくやる。マキマは銃撃犯には穴を開け、レゼがデンジにしたこと言ったことを返し、フタクチの「尸体在说话(死体がまだ喋っている)」には「死体が喋っている」とクァンシに返した。マキマは自動車事故に自動車事故で返した。銃撃は銃の悪魔を強くするので使わない。
コベニはデンジを刺し殺そうとしたり、パワーに閉じ込められてると決めつけたり、上半身だけになったデンジを弾避けに使ったり、暴力魔人に任せてデビルハントをサボったりしている。マキマはコベニへは意趣返しをしないが、おしおきと罪滅ぼしを兼ねてコベニカーを使ったのだろう。
そして、デンジは「野郎の!命なんざぁあ〜!知るかア!!」(8話)と男性入り自動車を投げたことがある。この罪は消えていない。
というわけで、マキマはコベニへのおしおきと罪滅ぼしのためにコベニカーを使い、デンジ調教も兼ねて、パワーを操り、ニセ黒瀬とデンジをハネたのだ!
……と状況証拠から推理してみたものの、いまいち決め手に欠ける。
・アメリカのデビルハンターズが黒瀬や天童を殺した時に鳥がいた。
・ニセ黒瀬がコベニや暴力魔人に接触する直前に鳥がいた。
・ニセ黒瀬の話はマキマに伝わりマキマはニセ黒瀬に伝言した。
・マキマは意趣返しをする。
この辺りはハッキリしている。マキマならニセ黒瀬対策を取るはずだ。しかし、マキマが「パワーを操る」理由や動機がよくわからない。この辺りはあえてボカしてあるのだろう。パワーはマキマに対してやけに怯えるが、なぜパワーがマキマに怯えているのか明かされていない。マキマがパワーを操ってそうなシーンはコベニカー以外もあるけれど、我( はそれをパワーがデンジにグチャグチャにされて殺される回に書くつもりなのでまだ語らない。今はパワーがマキマに支配されていたのかいなかったのか、モヤモヤしながら次の展開を待つとしよう。
この記事を読んだ人たちにサンクス!
またね〜👋
追記:2021年1月15日
この記事の完成版。パーキングエリアも電車も車内無線も。