NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜・午前8時)で17日、第96話が放送された。ヒロインのひなた(川栄李奈)の母・るい(深津絵里)が家族を連れて帰省した岡山で再登場したあの和菓子に、ネット上で注目が集まっている。(以下、ネタバレがあります)
第96話のあらすじは、以下の通り。家族を連れて岡山の雉真家に帰ったるいは、いなくなる直前の母・安子(上白石萌音)の様子を雪衣(多岐川裕美)から聞き、ますます疑問を深める。数日後、るいは錠一郎(オダギリジョー)とジャズ喫茶店に向かった。そこは、亡くなった定一の息子、健一(世良公則)が開いた店だった。そして、孫の慎一(前野朋哉)が、定一のお供えものの「おはぎ」を買って帰ってきた…。
ネット上では、慎一が買ってきたおはぎの包み紙に「たちばな」と記されていたことに「待って おはぎの包み紙に、『たちばな』って書いてある!」「録画見直してたら『たちばな』のおはぎ復活してる!」と驚きの声が上がった。
「たちばな」はかつて、安子の父が経営していた和菓子店だったが、戦火の中で焼失。安子が再建に動いたが叶わなかったとされていた。そうした中、「たちばな」が再び現れたことに「たちばなを引き継げるのは安子か一緒に働いてた若い男の人3人か…」「算太が再建したのか、お弟子さんの誰かが復員できて継いでるのか、おはぎの少年なのか?」と考察するコメントが相次いだ。
さらに「おはぎは『たちばな』の名前入りだったみたいだし、安子再登場は約束されたようなもんやな」「安子さんずっと岡山にいたんじゃ」「安子がたちばな再建してる説もあるのか」と安子の再登場を期待する声も寄せられた。
「カムカム―」は、昭和・平成・令和の時代を股に掛けた100年に渡り、ラジオ英語講座と共に歩んだ3代の母子の物語。朝ドラ史上初めて3人のヒロインが登場する。1人目は上白石萌音、2人目が深津絵里、3人目を川栄李奈が務める。脚本は2007年度後期の連続テレビ小説「ちりとてちん」、12年の大河ドラマ「平清盛」を手掛けた藤本有紀氏によるオリジナル。撮影は2月26日に終了したと発表された。