半世紀にわたる「上島架橋構想」達成
岩城橋が開通 橋上とせとうち交流館で開通式
2022年3月20日(日)(愛媛新聞)
テープカットで岩城橋開通を祝う中村時広知事(中央)ら=20日午前、上島町
テープカットで岩城橋開通を祝う中村時広知事(中央)ら=20日午前、上島町
愛媛県上島町の岩城島と生名島を結ぶ岩城橋(橋長916メートル)が20日開通し、町内4島を陸路でつなぐ「ゆめしま海道」が完成した。岩城橋は幅7・5メートル(片側1車線)の斜張橋で、取り付け部分などを含む整備区間は約2キロ。開通式が同町弓削下弓削のせとうち交流館と橋上であり、関係者約80人が約半世紀にわたった上島架橋構想の達成を祝った。
岩城橋は町の生活基盤強化や産業活性化などを目的に県が実施した上島架橋事業の一環。弓削大橋(弓削島―佐島、1996年開通)生名橋(生名島―佐島、2011年)に続き17年7月に着工した。総事業費約183億円。完成で4島が24時間往来可能になり、町民の利便性向上や観光客増加などが期待されている。