これからブログを始める方にとって、サーバー費用は出来るだけ抑えておきたいですよね。
そんな時に最有力になるはずなのがロリポップ。最安で月額220円からWordPress環境が手に入ります。
逆にそこまで安いと本当に大丈夫なのか心配になりますよね。
先に結論を言えば、安くても大丈夫なサーバー、なんですが、本記事では、そのあたりについて、ロリポップの評判や口コミ、メリット・デメリットなどを交えて解説します。
- ロリポップのレンタルサーバーとは?
- ロリポップのレンタルサーバーの悪い評判・デメリット
- ロリポップのレンタルサーバーの良い評判・メリット
- ロリポップの口コミ
- ロリポップのおすすめプラン・向いている人
ロリポップのレンタルサーバーとは?
ロリポップは2001年11月11日にサービスが開始された、老舗のレンタルサーバー会社です。
GMOペパボ株式会社が提供しています。同社はロリポップの他にもヘテムル(レンタルサーバー)やムームードメインといったサービスを展開しています。
20年を超える運用実績は、他の追従を許さないといってもいいほどの古参のサーバーです。
WordPress用サーバーとしては国内第3位のシェアを持つサーバー
引用:マニュオン(代表:suya)より。紹介記事:PRTIMES
日本のWordPressをインストールするサーバーのシェア率の10%超を占めるロリポップ。10人に1人が選択しています。格安サーバーで老舗ということもあって、非常に人気があります。
利用者数も170万人と、他社とくらべても桁が違うほどよく使われているサーバーです。
昔は「安いけど遅いサーバー」というのが一般認識だった
ロリポップというと、昔は「安いけど遅い」というのが一般的な認識でした。
実際サーバースペックも低く、一つのサーバーの多くのサイトを詰め込んでいたこともあって、かなり遅いサーバーでした(過去形)。
現在は安いのに早いという認識に変わった
そんな「遅い」イメージのあるロリポップですが、2019年に「爆速宣言」を公表し、サーバースペックの大幅な底上げが発表されました。
全サーバー、ハードウェアが刷新され、大幅なスペック強化が行われました。
- CPUコア数が最大2.6倍
- CPU処理能力が最大2倍
- メモリ数が最大12倍
- ディスク性能が最大35倍(SSD化)
さらに、「ハイスピードプラン」には高速Webサーバーの「LiteSpeed」が導入され、処理速度が高速化。
高速性をうたう競合他社と遜色ないどころか,上回る性能を発揮するサーバーに刷新されました。
ロリポップが遅かったのは過去の話。現在は十分高速なレンタルサーバーとなっています。
ロリポップの悪い評判・デメリット4つ
そんなロリポップに関する悪い評判をデメリットの形で整理しました。
下位プランの表示は早くない
ロリポップには5つのプランが用意されています。
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ | |
---|---|---|---|---|---|
容量 | 30GB | 160GB | 250GB | 350GB | 1TB |
Webサーバー | Apache | Apache | Apache | LiteSpeed | LiteSpeed |
ストレージ | SSD | SSD | SSD | SSD | SSD |
転送量(月) | 8TB | 15TB | 24TB | 30TB | 36TB |
同時アクセス | 制限有 | 制限有 | 緩和可 | 無制限 | 無制限 |
DB | 無し | 1 | 50 | 無制限 | 無制限 |
WordPress | 不可 | 高速 | 高速 | 最高速 | 最高速 |
このうち、下位プランはSSD化されてはいるものの、同時アクセス数に制限がかけてあったり、LiteSpeedが導入されていないこともあり、高速であるとは言えない状況です。
バックアップ機能の復元が高額
ロリポップはバックアップを7世代とっています。
バックアップを取ること自体は無料ですが、復元する場合、1回につき11,000円発生します。
他社では復元も無料で行えるサーバーもあるので、さすがにやや割高かなと感じます。
別途月額330円支払えば、7世代分を何度でも復元できますが、それだと場合によっては他社サービスの方が安くなってしまい、ロリポップを選択する理由が薄れます。
プランのダウングレードができない
プランの変更が上位プランへの変更だけとなっており、下位プランに変更することはできません。
一時的にアクセス数が増えた際に、サーバースペックを上げるために上位プランに移行し、ピークを過ぎたら元のプランに戻す、といった使い方はできないようになっています。
低価格プランには電話サポートがない
いざという時は、やはり電話サポートがあると安心できます。
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ | |
---|---|---|---|---|---|
電話サポート | なし | なし | あり | あり | あり |
が、電話サポートは下位2プランにはついていません。電話サポートが用意されているのはスタンダードプラン以降となります。
ロリポップの良い評判・メリット8つ
業界最安値の価格設定
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ | |
---|---|---|---|---|---|
1ヵ月契約 | 132円 | 440円 | 880円 | 1,320円 | 2,530円 |
3か月契約 | 132円 | 418円 | 770円 | 1,210円 | 2,530円 |
6ヵ月契約 | 132円 | 385円 | 715円 | 990円 | 2,200円 |
12ヵ月契約 | 132円 | 330円 | 660円 | 825円 | 2,200円 |
24ヵ月契約 | 132円 | 275円 | 550円 | 770円 | 2,200円 |
36ヵ月契約 | 99円 | 220円 | 440円 | 550円 | 2200円 |
容量 | 30GB | 160GB | 250GB | 350GB | 1TB |
初期費用 | 1650円 | 1650円 | 1650円 | 0円 | 3300円 |
ロリポップはレンタルサーバー業界の中でも格安レンタルサーバーの部類に含まれます。
性能に対し、価格が非常にやすいため、コスパがいいサーバーと言えます。
利用者が多く、実績が豊富なので安心感がある
低価格帯を中心にユーザーを獲得してきたこともあって、利用者が非常に多く、運用実績が豊富です。
170万人が利用し、200万サイトをホストしている実績があるので安心して利用できます。
爆速宣言により大幅にサービス内容が変わった
2019年にサービス内容の見直しが行われ、サーバー仕様をはじめ大幅にサービス内容が改善されました。
ロリポップ!爆速宣言を掲げ、高速化に取り組まれています。
サーバースペックが定期的に上がっている
レンタルサーバーは長期間契約していても契約時のサーバーのまま運用されることが珍しくありません。
ロリポップでは定期的に最新鋭のサーバーが導入され、サーバースペックが改善されます。
サポートが豊富(特にマニュアルは充実)
設定の仕方がわからない・契約の変更などの手順が知りたい、といった疑問から、サーバーの状態がおかしいという問い合わせまで、レンタルサーバーを利用している際にサポートが必要になるシーンは案外多いもの。
ロリポップでは、サポート手段が複数用意されているので安心です。
他社のレンタルサーバーでは土日祝がメールサポートも含めてお休みになっていたり、マニュアルが不十分だったりします。
ロリポップの場合、
- メールは365日24時間いつでもサポート
- チャットは祝日を除く9:30〜13:00 14:00〜17:30
- 電話は平日10:00〜18:00
- 580種類に及ぶマニュアルとFAQ
があり、非常にサポートが充実しています。
特にマニュアルとFAQは充実しており、ほとんどのことは自力で解決できます。
管理画面が使いやすい
ロリポップは独自の管理画面をもっており、使いやすいと好評です。
お試し期間が10日ある
ロリポップには全プラン共に10日間のお試し期間があります。
速度などを十分に確認してから利用できるので安心です。
ドメイン費用が無料
最安のエコノミープラン以外で12ヵ月以上の利用契約をすると、ドメイン費用がサーバー利用中は無料になります。
ドメインは、42種類の中から選ぶことができます。他社にもドメインの費用を無料にするサービスはありますが、ここまでドメインの種類が多いサーバーは有りません。
ただし、申し込みの時点でドメイン無料を利用すると、お試し期間が設定されないので注意が必要です。
ロリポップの口コミ
速度については概ね満足されている方が多いようです。
ロリポップのおすすめプラン
ロリポップはハイスピードプラン一択
ロリポップを契約する場合、エコノミー・ライト・スタンダードまでは、サーバー速度が遅めなので、ハイスピードプラン以上を契約しましょう。
エンタープライズプランは月額費用がかなり高く、個人ブログではオーバースペックです。
よって、ハイスピードプランを選ぶのがベストです。
ハイスピードプランは、12ヵ月契約だと、ConohaWINGとほぼ同じ費用になります。
コスト的にお得になるのが36か月契約。月額550円でここまでの機能を利用できるサーバーはロリポップだけですので、ロリポップを契約する場合はハイスピードプランを36ヵ月で契約することをお勧めします。
ブログは長期戦です。1年での契約で済ませれば9900円ですが、大抵は1年では十分な収益を出すことは難しいので、長期的に取り組むつもりで3年契約にするのがおすすめです。
ロリポップに向いている人
ロリポップに向いているのは下記のような方です。
- コスパがいい高速なサーバーを使いたい方
- ある程度運用実績のあるレンタルサーバーを使いたい方
- 3年契約で初回支払い時に19800円を出しても良いと思う方
- WordPressのバックアップは自分で出来る方
- 2つ目以降のブログを開設するのにメインブログとサーバーを分けたい方(分散し事業の継続性を高めたい方)
これからブログを始めるのに初めて契約するレンタルサーバーとして適していることはもちろん、特に最後の使い方が個人的にはおすすめです。
Webサーバーは絶対に障害が発生しないという保証はありません。どんなサーバーであってもある程度の障害はあると考えるのが普通です。
仮に1つのレンタルサーバー契約に運営しているすべてのサーバーを収容していると、障害が発生してサイトにアクセスできない状態になった時に全滅してしまうことになります。
さすがにバックアップなども行われているので、データが消失してしまうということはまずありませんが、アクセスできない期間は収益が止まってしまいます。長期にわたって停止されてしまう場合、SEOにも悪影響が出かねないため、サーバーを分けておくことをお勧めします。
バックアップの復旧が有料である点を除けば抜群のコスパなので、セカンドブログ用のサーバーとして最適です。
ロリポップをお勧めしない人
ロリポップをお勧めできないのは下記のような方です。
万が一に備えてバックアップの復旧が無料でできるレンタルサーバーが良い方
ロリポップの唯一他社と見劣りする点がバックアップが有料で高い(1回あたり11000円)という点。
これがないので安く上がっているといえますが、なるべくサーバーの自動バックアップで直前までの作業状態を復旧させたいという場合はConoHa WINGやエックスサーバーを選択するのがおすすめです。
まとめ:安いけど遅いは過去のもの。今のロリポップは早くて安い
ロリポップはインターネットが普及しだした2001年から20年以上にわたってサービスが行われている老舗のレンタルサーバーです。
これまでは安いけど遅いというのが定評でしたが、それは過去のもの。現在は安くて速いがロリポップとなっています。
初めての契約でも、2つ目以降のブログの開設用でも、どちらで契約してもおすすめできるサービス内容ですので、出来るだけ費用を抑えたい場合はロリポップを使うのがおすすめです。
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