雪見、月見、花見。

ぼーっと考えたことを書いています。

節約の心得④ ~大は小を兼ねる~

う゛~、がぜびぎまじだ~。(訳:風邪ひきました)

 

喉痛&鼻グジュグジュです。

おかげさまで土日はグダグダとベッドで大人しくするはめに(大分良くなりました)。

前回風邪をひいたのが、例のてりたまバーガー記事を書いた4月頭ぐらいでしたから、私はちょうど季節の変わり目でやられちゃうみたいですね・・・。

皆様もお気をつけください。

 

で、病み上がりの中でも、セツヤクエスト企画の「節約の心得」続きです。

 

節約の心得① ~節約は「いくら削れたか」ではなく「どう使い切れるか」の勝負~

節約の心得② ~節約すべきはお金だけ?~

節約の心得③ ~節約の本当の敵は財布の紐の緩さにあらず~

 

 

④大は小を兼ねる、小は大を兼ねない

例えば、私の母なんかもそうなんですけれど。

「最近、野菜高い!困る!」なんて日常の品はしっかり値段チェックしてるのに、大物に関しては何故か大雑把な買い方な人。

案外いますよね?

 

地デジ前の時も、「テレビ買い換えた」と言っていたので、いくらだったか尋ねてみると、何だか高いのです。

「どうやって決めたの?」と聞いたら「何となくこのメーカーのが好きなので」と。

「他のお店と比較したの?」と聞いたら「うーん、いつもこの店で買うし」と。

「値引き交渉は?」と聞いたら「だって、そこまでしなくても・・・」と。

 

うん。

ダメじゃないんですよ。

そういう買い方もアリだとは思うんです。

お気に入りのメーカーの製品をお気に入りの店で、気が向いた時に勧められた商品を値札のまま買う。

それも立派な買い方だと思います。

 

でも、私がどうしてもひっかかってしまうのは、「小物の値段は気にしてるのに、なんで大物の値段は気にしないの?」ってとこなんです。

 

当然ですけど、テレビ一台と白菜1つは値段の桁が違います。白菜半額セールがあっても、その「得」はテレビの値段からすれば残念ですけど誤差範囲ですよね。

白菜の値下げに目を光らせるよりは、テレビのような大物で値下げを狙ったほうが何倍も何十倍も効果が上がるはずなんです。

 

結局安く買えるかどうかは、目利きや交渉の腕や時の運など色んな要因があるから絶対じゃないとは思うんですけれど、でも、本当に価格にこだわってるなら何か頑張ってみるところなんじゃないでしょうか。

小物の時に見せる、あの執念はどこに行っちゃったのって、私は思うんですよ。

 

もちろん、単価が安くても日常品は文字通り毎日のものだから「小さな節約もチリもつもれば山となる」――そんな理屈もあるでしょう。

 

でも、大物だって、チリほど多くはないけれど、何もテレビ一品だけじゃありません。

家電だけでも洗濯機や冷蔵庫や掃除機や色々あります。

さらに人生三大出費と言われる、家・保険・自動車などの超大物もあります。これらにかかるお金の桁は更に別格です。

 

それらだって、「ちょっと奮発して車のグレード上げちゃった」とか「せっかくだしと思ってオプションや装備品つけちゃった」とか、「知人に勧められた保険に何となく入ってる」とか「安心のために特約いっぱいつけちゃった」とか、「そんなあっさりでいいの?」ってぐらい、大盤振る舞いしている人がいます。

そして、「こんなのたまのことなんだから、ちょっと贅沢ぐらいいいじゃない」とか「値段が高いほうが安心だしね」とか、「価格交渉なんて面倒だし」とか「よくわかんないしお任せした」とか言うのです。

 

ダメじゃないです。

ダメじゃないんですけど。

どう買うか、どう決めるかなんて、その人の自由なんですけど。

 

でも、それもう「たまの贅沢」じゃなくて「時々の散財」ぐらいになってません?

「チリ」ほど頻度は多くないけど、大物さんはドカンドカンって1個ずつがとっても重いから、よく見たらもう「山」どころか「山脈」みたいになってません?

 

その一方で、「チリも積もれば山となる」なんて言って、スーパーの安売りやデパートのバーゲンセールは張り切って出かけていく――――私はそれは何だか辻褄が合わない気がしてならないんです。

 

実際には、そう言う人達もすごく比較検討して考えつくして決めてるのかもしれませんし、その大物商品に何か個人的に特別な価値を見出してるのかもしれません。それこそが人生の最終目標、絶対譲れない最優先の品なのかもしれません。

それは私には分かりようもないことです。

 

でも、大物全部が最優先品目ってこともないでしょう?

そうしたいなら節約どころじゃなく、収入体系そのものから変えないといけないですよね・・・?

 

そうでもなく、もし、ただ何となーく大物での節約を頑張ってないなら、コツコツと頑張ってる小物の節約をかき消すほどのチャンスを失い続けてることは間違いありません。

「普段節約してるし、これはたまのことだから特別」だとか「面倒くさい」とか「よくわかんないし」だとか「みんな持ってるし」とか、それらの一言一言で、日々の節約あっさり吹き飛んでますよ?

 

ことわざにもある通り。

大は小を兼ねます。

でも、残念ながら小は大を兼ねないんです。

 

 

だから、節約で小物に労力を割くなら、大物にだって割かないといけないんです。

小物の安売りセールだって、安売り情報を発見したり、そのために遠出したり、混雑を押しのけて商品を取り合ったりだって、やっぱり楽じゃないですよね。

その労力の一部は大物に絶対回せます。

そして、それだけの価値はあるはずです。

 

 

確認です。

 

普段、「節約節約」と言いながら、

案外、大物を買うときばかり、気が大きくなってないですか?

みんなコレぐらい持ってるからって、見栄を張ってないですか?

普段節約してるし、たまにはいいかなんて特別扱いしてないですか?

慣れない分野だからって価格調査や比較検討や価格交渉を面倒臭がってないですか?

 

日々の小物だけでなく、たまの大物も含めて全体を見て本当に節約になってるのかどうか、

それがあなたが本当に欲しい物への道につながっているのかどうか、

そもそも人生で大事にしたい価値はなんなのか、

全然大物で頑張らずに終わらせちゃっていいのか、

 

小物の節約でせっかく頑張ってるあなたならばこそ、今一度確認してみてほしいなって思います。

 

 

 

 

P.S.

コレを書いてる私が大物の節約を本当に上手く出来てるかは自信はないですけど、けっこう調べたり、交渉したりはしてる方だと思います。

大物攻めは知らない分野の勉強にもなるし、面白いですしねー。

長期戦ですし、値段交渉は確かに疲れますけれど。。。

 

私の周りでは、日々の雑談で聞く限り、思った以上に大物こだわりしてる人が少ないので、前々から思ってた「そんなんでいいの?」っていう違和感を今回は心得として書いてみました。

私の周りだけなのかなー(´・ω・`)

 

 

さて、④⑤まとめて終わらせようと思ってましたが、案の定やっぱり長くなったので・・まだもう一回続きます(/ω\)

次回、心得五箇条の最後は「数字マジック」についての心得の予定です(これはきっと内容想像つきますよね!)。