サンカクシャは、学校や社会に馴染めない15〜25歳ぐらいの若者が、社会で生きていくために、経験値を獲得できる機会を作っています。人とつながり、自分を応援してくれる人と出会える「タマリバ」と何かにチャレンジするための「サンカク」の機会を作り出し、若者の経験値が上がるように応援しています。
また、地域や企業の大人もこの活動に「サンカク」し、人とのつながりを活かし、共に生きていくコミュニティになることを目指しています。
ごはんが無料で食べられ、漫画やゲーム、wifiも用意されている、若者の居場所「サンカクハウス」を地域の中で運営しています。何の目的も持たずにフラッと立ち寄れて、自由に過ごしくつろげる場で、東京都で3拠点、豊島区、文京区、北区にて週2日14時から20時まで開放しています。
タマリバは、若者が自分のことを応援してくれる人と出会い、素を出し安心して居られる場で、そうして過ごしていく中で自分や社会について知るきっかけを得られて「何かをやってみようかな」という気持ちがうまれる、社会サンカクへのステップの場でもあります。
若者がどんな道に進んでも生き抜いていけるよう、「社会人と交流する機会」「”働く”を体験できる機会」「"働き続ける"を支える個別の伴走サポートプログラム」など、社会に出るための経験値をあげる機会を作っています。
社会人と若者がフラットに交流することで若者が社会人を身近に感じ、より具体的に自分の進路を考えられるようになったり、地域や企業から業務の依頼を受け、若者が安心できるスタッフと一緒に働くに挑戦することで、自信をつけたり働くを通じた社会参画への意味を感じるようになったり、若者が自分の道を進んでいく糧となる経験を積める場を用意しています。
安定して働き続けることに不安のある若者に社会人が伴走して相談にのるプログラムや、親を頼れない若者に向けたシェアハウスの運営も行い、仕事や住まいの安定を目指したサポートも実施しています。
これまでの境遇から、社会への不信感や何か新しいことを行うことへの不安を持っていたり相談する気力を持てない若者の中には、タマリバや他の活動にいきなり参加することに抵抗がある若者も。
そんな若者には、まず支援の手が届くことを大切に、家庭訪問や個別の支援を行っています。話し相手になったり、ゲームをしたり、勉強をみたり、年の近いスタッフが訪問し「この人と一緒ならどこか出かけてみてもいいかな」と思えるような関係性になったら、タマリバに一緒に行く。一人ひとりの若者に合わせた個別のサポートを行っています。