bigt今回はブレンデッドスコッチのビックTを飲んでみます。

ビッグTは、ハイランドにある蒸溜所、トマーティンが発売しています。
同蒸溜所のブレンデッドと言えば、エンシェントクラン のほうが有名ですが、こちらの方が少々上のランクになるようです。
実際、トマーティンのモルトをキーにしつつ、他の地域のモルト、グレーンなど、4~6年熟成させた原酒を使ってブレンドされているようです。 

では、いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は淡い琥珀色、香りは青リンゴ、ライム、メロンの香りが鼻をくすぐります。

口に含むと、アルコールの刺激の後、ライム、メロン、バニラの香りが続きます。 
味わいは辛さと酸味が半々で、アルコールからのとげが目立ちます。

ロックにすると、青リンゴ、ライム、ナシの香りが先に立ち、奥にモルト、バニラの香りを感じ取れます。 
味わいは酸味が先に来て、あとからビター、最後に甘さが締めます。

最後にハイボールにすると、ナシやメロンの香りがほのかにやってきます。後を追うようにモルトも香ります。
味わいは少々のビターがあるものの、後から甘さが追いかけてきます。 

エンシェントクランと比べると、熟成感や甘さは上で、ストレートは少々辛いものの、ロックや割って飲む分には十分楽しめます。 

700mL、アルコール度数は40度で、価格は1700円ほど。少々お高いですが、それに見合うボトルです。

<個人的評価>

  • 香り C: 青リンゴ、メロン、ライム、ナシ、バニラと豊富。
  • 味わい C: ストレートではピリピリと厳しいものの、加水することで甘さが引き立つ。
  • 総評 B: ある程度の熟成された原酒だけあって香り、味わいも深い。