愛知県の大村知事へのリコールを巡る署名偽造事件で、書類送検されるなどしていた男女14人について、名古屋地検は17日付けで不起訴処分としました。
ジャーナリストの津田大介さん(48)や精神科医の香山リカさん(61)ら4人は、「署名した人の個人情報は県の広報で公開される」などとツイッターでウソの情報を流したとして、リコール運動を主導した高須克弥院長が刑事告発し、その後書類送検されていました。
名古屋地検は17日、津田さんらについて、犯罪を立証するに足りる証拠が無かった嫌疑不十分で不起訴処分としました。
また2020年10月、佐賀市内でアルバイトに署名を偽造させた疑いで書類送検されていた、リコール団体の幹部・山田豪元常滑市議(53)については、偽造の行為自体は立証はできたものの、関与の程度などから起訴猶予で不起訴処分としています。
名古屋地検はこのほかにも、署名を偽造した疑いが持たれていた高須院長の女性秘書(68)ら、書類送検や告発されていた男女9人についても、不起訴処分としています。