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生兵法は大怪我のもと

生兵法は大怪我のもと、このようなことを書くとまた怒られるかも知れませんが、こういうことです。
若いころは、良く知らないのに知ったかふりをすると生兵法と良く言われたものです。今の若い人は使わない言葉ですね。

馬鹿にされるのが嫌いですから人を馬鹿にはしません。特定の人を指しているのではありません。きちんと現代的手法でシミュレーションされた方がいますので、ハード的に測定するのはどのような設備が必要なのかをやってみます。

さてMCヘッドアンプ+フォノイコライザーの測定は、アマチュアには、少々難しい部分があります。測定器、測定環境を整えないと、全く測定できません。

1、発振器(オーディオジェネレーター)
2、インピーダンス変換を兼ねた逆RIAA
3、疑似カートリッジ回路(抵抗)MCヘッドアンプの種類によって回路は変わる
4、ノイズメーター(微小電圧計)
5、ミリボルトメーター
6、波形観測が必要であればオシロスコープ

これらを揃えた上で、測定しなくては、正しく測定できません。


実際にMCヘッドアンプとフォノイコライザーを測定しています。
50μVを加えます。


これが発振器につないで逆RIAAとインピーダンス変換を兼ねたものです。
これがあればフォノイコのRIAAカーブを気にしないで済みます。


ただの抵抗ブロックですが今回は、反転アンプ用です。


発振器とミリボルトメーター
発振器にアッテネッターがありますのでこれで出力を50μVに合わせます。
左のミリボルトメーターでフォノイコの出力を測ります。
抵抗ブロックを変えればきちんと設計通りの出力に変化します。


微小信号を扱いますので、雑音の少ない測定環境が必要です。
また全て同軸ケーブルで接続します。
メーカー製品は、規格通り作られていますので、わざわざ測定する必要はありません。安心してご使用できます。

実際の被測定回路




忘れていました。なぜ生兵法かって?
入力大きくすれば測れるとか、大体わかればいいとか始まるわけです。
戦時中の軍隊でないのですから、電気に触って感電してビリっときたから電気が来ているとかと同じで、まさしく生兵法は大けがのもとです。

おしまい
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