Happy Birthday!
本日お誕生日ヴァネッサ・ウィリアムス
イギリスのお土産に、タータンチェック柄のパッケージに入った「ショートブレッド」をもらったことがある方も多いのではないでしょうか?
ショートブレッドは、サクサクした食感と、口の中に広がる濃厚なバター風味が病みつきになる英国伝統のビスケット。
空港やお土産屋さんでも必ず売られている、イギリス土産の定番です。
イギリスでは、ショーティー(Shortie)と呼ばれることもあります。
気になるカロリーは…
もっとも有名なWalker's(ウォーカー)のフィンガーショートブレッド1個(19g)あたり100kcal。
なかなかヘビーですよね。それでもついつい手が止まらなくなる、背徳感がたまらないお菓子なのです(^^;)
でも、なぜ「ショートブレッド」なんていう名前なのか、ちょっと不思議ですよね。
ショート(short)とは、サクサクして砕けやすい食感を表す古英語。
このサクサク感がおいしいショートブレッドの決め手でもあり、よりsandy(口の中で、砂のように崩れるテクスチャー)なショートブレッドを作るために、各家庭でレシピを研究しています。
そして、ブレッド(bread/パン)と呼ばれるのは、もともとショートブレッドは、パンを作ったときに余った生地に甘みをつけて、2度焼きして作られていたことに由来しています。
ショートブレッドはビスケットの一種なのですが、クッキーではありません。
「いや、クッキーでしょ!」
と思われたかもしれませんが、イギリスのクッキーは、私たちが想像するクッキーとはちょっと異なります。
イギリスでクッキーと呼ばれているお菓子は、一般的に柔らかくて、しっとりした食感です。
大きなサイズのものが多く、噛みごたえがあります!
手のひらサイズのイギリスのクッキー
一方、ビスケットのもともとの意味は、「2度焼きしたパン」。
日本で私たちがクッキーとよんでいるような焼き菓子のことを指します。
ちなみに、アメリカでも、英国人のいうビスケットはクッキーと呼ばれているため、「ブリティッシュ・ベイクオフ」などの人気お菓子コンテスト番組で、アメリカ人視聴者が混乱するこいう興味深い現象が起こることも(^^)
ショートブレッドは、今ではイギリスの伝統菓子となっていますが、Walker'sのタータンチェック柄からもわかるように、スコットランド発祥のお菓子です。
なんとすでに12世紀頃には作られていたそうで、16世紀にスコットランド女王メアリーがレシピを改良したといわれています。
メアリー女王のお気に入りは、キャラウェイ・シード入りのペチコートテイルだったのだとか。
今でもスコットランドでは、クリスマスやホグマニー(大晦日)に、ショートブレッドを振る舞う習慣が残っています。
またイギリスでは、1400年代から数百年間、ショートブレッドのことをショートケーキ(short cake)と呼ぶこともあったらしく、1602年に出版されたシェイクスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」でも、ショートブレッドのことをショートケーキと呼んでいます。
ショートブレッドは、基本的にバター、砂糖、小麦粉で作られるシンプルなお菓子ですが、形や材料でバリエーションがあります。
ここでは、代表的なショートブレッドの種類をいくつかご紹介しますね。
Walker's(ウォーカー)のショートブレッド フィンガー
スコットランド伝統のショートブレッドの形です。
このフィンガーショートブレッドが、カロリーメイトのモデルなんだとか。
Walker's(ウォーカー)のショートブレッド ラウンド
厚みのある丸い形で、縁にザラメが付いているのが特徴です。
Sainsbury'sのHighland Shortbread ミニスコッティドッグ
スコットランド原産のスコティッシュ・テリア(スコッティ)を形どったショートブレッドも人気です。
かわいいだけでなく、一口サイズで食べやすいのが◎
Tesco FInestのショートブレッド ペチコートテイル
円形を放射線状にカットした、ショートケーキ型で、縁にペチコートのフリルのような模様が施されています。
Waitroseのソルテッドカラメル・ミリオネアショートブレッド
チョコレート、カラメル、ショートブレッドが層になった、リッチなショートブレッドです。
ショートブレッドの材料は3つだけで、抜き型も不要。簡単に作れるので、お子さんとのアクティビティにもおすすめです。
今回は、シンプルで伝統的なショートブレッドのレシピをご紹介します。
材料:
無塩バター 125g
カスターシュガー 55g + 仕上げ用に少し
小麦粉 180g
作り方:
①オーブンを予熱(190℃/ファンオーブン 170℃)
②バターと砂糖をボールに入れて、なめらかになるまで混ぜる
③小麦粉を追加して、粉っぽさがなくなるまですり混ぜる
④生地を台の上に置き、1cmの厚みになるまで綿棒でのばす
③生地を四角形に整えて、フィンガー(長方形)の形に切る
④表面にフォークや竹串で穴を開ける
⑤予熱したオーブンに入れて、黄金色になるまで焼く(15〜20分)
⑥オーブンから取り出したら網の上で冷まし、上からカスターシュガーをふりかけたら完成!
チョコレートチップなどを入れてもおいしいですよ。
よりSandy(サクサク感)を出すために、米粉を使う家庭もあります。
イギリスのショートブレッドは、Walker'sだけではありません。
イギリスでは、至るところでショートブレッドが売られており、スーパーマーケットで売られている自社ブランド商品もあなどれません。
そこで、Walker's以外のショートブレッドをお土産に買いたい方や、イギリス(スコットランド)本場の絶品ショートブレッドをお探しの方に向けて、おすすめのショートブレッド8選をご紹介します。
イギリス旅行のお土産としてはもちろん、日本でも購入できる商品も多いので、自分へのご褒美としてもおすすめですよ♪
おすすめのショートブレッド1つめは、イギリスのスーパーマーケットSainsbury'sの「Taste the Difference」シリーズのショートブレッドです。
Taste the Differenceは、Sainsbury's の自社ブランドの中でも、材料にこだわった高級志向のシリーズ。
伝統的なオールバターレシピで作ったショートブレッドは濃厚な味わいで、コスパも抜群です!
ほかにも、Sainsbury'sをはじめ、ほとんどのスーパーマーケットでは、£1前後で気軽に買える自社ブランドのショートブレッドを販売しています。
こんな感じで、スコッティドッグやツリー型のミニサイズのショートブレッドも売られているので、ばらまき用のお土産にぴったりです。
おすすめのショートブレッド2つめは、イギリスのスーパーマーケットMarks & Spencerのショートブレッドです。
Marks & Spencerのショートブレッドは、おいしいのはもちろんですが、とにかくパッケージがかわいい…!
こんな缶入りのショートブレッドが、たくさん売られています♪
ハロッズやフォートナムメイソンまで行かなくても、おいしくてかわいいお土産が手に入りますよ。
ロイヤルウエディングの際には限定デザインのショートブレッドが販売され、すぐに完売になりました。
さらに今年は、クリスマス限定商品として、一口サイズのショートブレッドが入ったライトアップハウスも販売中です。
自分用として買うなら、Marks & Spencerの「SCOTTISH ALL BUTTER SHORTBREAD ROUNDS」シリーズが絶品なのでおすすめです!
この商品の販売サイトをチェック
英国マークス&スペンサー スコティッシュオールバター トフィー&ピーカン ショートブレッド ラウンドタイプ 180g
https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/shopuk/cabinet/07210300/uk-02732.jpg
詳しく見るおすすめのショートブレッド3つめは、イギリスのスーパーマーケットTESCO「finest」シリーズのショートブレッドです。
TESCO自社ブランドのお菓子は、パッケージはイマイチなのですが、全体的にハズレなし!というのが、個人的な印象。
finestシリーズではない、安価なシリーズのショートブレッドやクッキーも、大手のお菓子メーカーに引けを取らないほどのおいしさです。
finestシリーズのショートブレッドは、甘すぎず、口の中でさっと崩れる感触が◎
Walker'sよりも柔らかくて、軽い食べ心地です。
おすすめのショートブレッド4つめは、Island Bakery(アイランドベーカリー)です。
Island Bakeryは、オーガニックのショートブレッドとして根強い人気を誇っています。
ここは好みが分かれるところですが、かなり軽い食感で、口当たりが良いのが特徴です。
イギリスのスーパーマーケットWaitroseで販売されていますが、人気のため、いつも売り切れ。見かけたら、即買いをおすすめしたいショートブレッドです。
この商品の販売サイトをチェック
アイランドベーカリー ショートブレッド ビスケット125gパック 10枚
https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/montezumas/cabinet/bakery/imgrc0097603930.jpg
詳しく見るおすすめのショートブレッド5つめは、イギリスのスーパーマーケットWaitroseで販売されている「Duchy Organic」のショートブレッドです。
なかでも、ちょっと珍しいレモン味がおすすめです。
Duchy Organicは、チャールズ皇太子がプロデュースしているシリーズで、チャールズ皇太子が主催するチャリティーに売上の一部が寄付されるのだとか。
こちらも人気商品のため、いつも品切れしている幻の商品(^^)
ザラメがかけられているので、一般的なショートブレッドより少し甘めで、ザクザクした食感があります。
この商品の販売サイトをチェック
ダッチー レモンショートブレッド Duchy Orignals Lemon Shortbread 150g
https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/shopuk/cabinet/06958668/uk-00450.jpg
詳しく見るおすすめのショートブレッド6つめは、紅茶専門店Whittard of Chelseaのショートブレッドです。
口の中溶けるような食感と、かわいい容器がたまりません!
アールグレイ味など、ユニークなショートブレッドがあるのも紅茶専門店ならでは。
不思議の国のアリスをモチーフにした「Queen of Hearts Strawberry Flavour Shortbread Biscuits」などの限定商品も捨てがたいですね。
おすすめのショートブレッド7つめは、Rodda's(ロダス)のクロテッドクリーム・ショートブレッドです。
クロテッドクリームの老舗なだけあり、濃厚なクロテッドクリームを練り込んで作られています。
濃厚なバター風味と、柔らかく、ふわっと崩れる食感が特徴です。
クロテッドクリームについては、こちらの記事をどうぞ♪
この商品の販売サイトをチェック
Rodda's ロダス クロテッドクリームショートブレッド 200g
https://shop.r10s.jp/mangos/cabinet/06284830/imgrc0078262807.jpg
詳しく見るおすすめのショートブレッド8つめは、英国老舗百貨店「Fortnum & Mason(フォートナム&メイソン)」のショートブレッドです。
フォートナム&メイソンには、ショートブレッドやオールバタークッキーの種類が豊富に揃っていますが、やはりシンプルなショートブレッドがほっとするおいしさ!
もしくは、マカダミアナッツ入りのショートブレッドがおすすめです。
この商品の販売サイトをチェック
フォートナム&メイソン ショートブレッド フィンガー ビスケット 160g
https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/shopuk/cabinet/08532986/fm-031_2.jpg
詳しく見る今回は、イギリスを代表するお菓子・ショートブレッドについて、お伝えしてきました。
私がショートブレッドを初めて食べたのは、高校生の頃のイギリスホームステイ中。
そのおいしさに衝撃を受け、帰国後も輸入食品店でWalkersのショートブレッドを買い漁ったのを覚えています。
寒さが増すこれからの季節、紅茶とショートブレッドで素敵な英国気分を楽しんでみませんか?
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