はじめに
本題だけ読みたい人は飛ばしてください
EXCEED GEAR稼働によって最も大きく変化した点はやはり上位判定「S-CRITICAL」の登場にあるでしょう。
両FX/タッチパネルから設定できます。
従来の判定幅±41.67msの半分である±20.83msという狭さは、内部精度の良し悪しを浮き彫りにするとともに、いわゆる“理論値ゲー”であったボルテの天井をどこまでも引き上げてしまいました。
そうですか
これは競技性の観点からは非常に好ましい変化とも言えます。
公式ランキングやライバル機能が未整備なのが残念ではありますが、有志のツールやWR(ウィークリーランキング)などによってトップ層のスコア相場はかなり共有されています。
そんなランカー陣の競り合いはますます過熱しており、稼働から半年と少しが経った2021年10月現在、既にLv18でMAX-1桁が出ることは日常茶飯事となっています。
一方で、そんな層との「温度差」を感じる場面も多く見られます。
こちらはぽてさつさんが行ったアンケート。S-CRITICALを明確に意識してプレーしている層は15%に過ぎず、1/3のプレイヤーがそもそも使用していない...
最初、私はこの結果を受けて、「Sクリのすゝめ」的な記事を書こうと思っていました。
BPLを控えている今、EXスコアの相場を知ることは試合を観戦する楽しさを何倍にもするだろうし、狭いS-CRITICALを実際に狙う経験によって本番の緊張感をより体感することが出来るようになると思います。
また、上達の観点からもS-CRITICALの使用は非常に恩恵が多いです(後述)。
しかし、S-CRITICALのメリットを説いて使用を推奨するだけでは、浸透しきることはないと考えました────なぜなら、デメリットや障壁が存在するから。
そこで本記事では、S-CRITICALの抱える問題点やデメリットを考えつつ、それでもS-CRITICALを使用してほしいために、それぞれの解決策を考えていきます。
この記事を書くべく、先日いくつかアンケートを実施しました。まず一つ目がこちら。
総得票数1140なので、それなりの母数と考えてよさそうです。その他を選んだ人は結果を見る目的が大半だと思うので、除外すると、
「通常スコアに関係がない」 43%
「キービームが見づらい」 46%
「CRITICALを隠したい」 11%
となります。
その他、リプライやRT後の反応で、以下のようなものもありました。
「ライトプレーより高いから」
「意識しすぎて逆に精度がブレるから」
この結果を踏まえ、一つ一つ解決策を提示していきます。
(1)キービームが見づらい
これは予想以上に多かったです。
2つ目に行ったアンケートがこちら。
使用・未使用問わず、全体の36%もの人がS-CRITICALのキービームを見づらいと感じている。これは割と看過できない数字です。
たしかに自分もEXCEED GEAR稼働初期にはS-CRITICALをOFFにしてプレーしたことが少しありました。777のPUCを狙った際、画面の情報量が増えてニアが出たかどうか分かりづらくなったためです。
しかし、この問題には明確な回答を用意しています。
まず、使っていけば慣れます。
10クレもやれば、青緑のビームが普通に感じます。住めば都。
そして、2つ目。
キービーム以外で判別するようにすればいい。
EXCEED GEARではEARLY/LATE表示の他に±ms表示を出すことができます。
EARLY/LATE表示を「NEAR以下」に、±ms表示を「CRITICAL以下」に設定することにより、
英語表記が出たらニア
数字が出たら黄クリティカル
と、キービームで見分けずとも判定の種類を見分けることが可能になります。英語表記が出なければニアなし、PUCということ。
↑EARLYの文字があるので早ニアが出たことがわかる。
むしろ、キービームの色など意識の外に持っていってしまった方がいいレベルだと思っています。
ただ、それでも邪魔で見づらいという人はいるでしょう。キービームのカスタマイズが出来るようになれば良いのにと強く願っています。
(2) 通常スコアに関係ない
この回答は予想通り多かったです。
S-CRITICALをいくら増やそうが、SはS、PUCはPUCだし、ましてや段位やVFになど一切影響しません。
しかし、S-CRITICALを狙うことは、結果的に通常スコアを高めることになると私は強く確信しています。
この話についてはいずれ別の記事にしたいとも思っていますが、
・S-CRITICALを狙っていれば、多少ズレてもニア未満に収まってくれる
・トリルなどのリズムキープが非常に上手くなる
・S-CRITICALの個数を意識することで、通常スコアの自己ベストに対してあまり緊張しなくなる
・配置の理解度が増し、より指が動くようになる
などが効能として挙げられます。
とは言え、この意識が有効になってくるのはS後半やPUCを狙うような段階からだとも思っています。
AAA・AAA+を目指しているくらいの難易度帯では、まだS-CRITICALを意識する余裕などないだろうし、それこそ画面の情報量が増えすぎて最も減らすべきニアを見失ってしまう可能性すらあります。
IIDXやポップンと違って「ニアかクリティカルか」しか存在しないボルテだったからこそ、スコアの成長が分かりやすかった側面も否めません。
S-CRITICALをどの段階から意識するべきかは今後よく検討していくべきだと思います。
また、EXスコアの計算式では、ニアが-3点、エラーが-5点と重いのも難しいところです。本当にEXスコアを詰めたい場合は、PUCに近いスコアが前提となってしまうのです。
今の自分の結論としては、(なんでもいいので)PUCが狙えるようになるまでは、「積極的に」使用しなくてもよい、と考えています。付けておいて、何個くらい出てるのかぼんやり知っておくだけで十分だと思います。
(3)逆に精度がブレる
意外と見られたのがこの意見。
「早い」と言われて修正した結果遅ニアが出てしまう、というのが趣旨となります。
これは、いきなり高難易度で実践しようとしているからではないでしょうか。
特にIIDXやポップンなどの判定の狭いゲームを経験してこなかった人にとって、S-CRITICALを狙うことは全く新しい作業となります。私はこれを強くてニューゲームと形容しています。
強くてニューゲームの代表例
理論値ゲーを経験していない人がいきなりLv18や19でPUCを狙えないのと同じように、単発を経験していない人がいきなり高密度で精度をうまく狙うことは難しいはずです。
そもそも、±20.83 msを狙うことはシンプルに難しいのです。ストップウォッチで絶対に0.98〜1.02秒で毎回止めろと言われていきなり出来る人などいません。
Lv13とか、14とか、シンプルかつ余裕を持って押せる譜面を用いて、±20.83 msを狙う経験をどんどん積むべきだと思います。
早クリティカルだと言われた時に遅く修正しすぎないにはどうすれば良いのかを学び、やがてはクリティカルのおかげでニアが出なくなるのを体験して欲しいです。
(4)値段が高い
...これだけは割とちゃんと反論できるんですけど、
LIGHT START 6曲/200円
STANDARD START 7曲/240円
差:1曲あたり0.95円
(5)CRITICALを隠したい/興味なし
これは、仕方ないですね。そもそもプレーのやり方など自由ですんで、通常スコアだけに専念するのも楽しみ方の一つです。
まとめ
以上、S-CRITICALの課題点と、その解決策を考えてきました。
しかし結局言いたいのは、S-CRITICAL狙いは苦しくもあるけど、楽しいからやってほしい、ということです。
さて、EXスコアに関して2つほどお勧めのコンテンツがあるので最後に紹介しておきます。
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