「講演のタイトルが『ファーストレディとして』だったのに、自分はお酒が大好きで、各地のお酒を集めて自分の居酒屋で出しているとかそんな話ばかり。保護者のお母さんや子供に役立つような話が聞けると思っていたので、だいぶ期待はずれでした」
そう語るのは安倍昭恵夫人(54)が大阪・塚本幼稚園で行った講演を聞いた保護者のひとりだ。昭恵夫人は、この塚本幼稚園を経営する森友学園が創設しようとしていた小学校の名誉校長を8日辞任した。国有地の格安払い下げなど森友学園問題は国会でも取り上げられ、昭恵夫人と学園との“蜜月”ぶりから安倍首相にも火の粉が降りかかっている。
「昭恵夫人はファーストレディになって以降、反原発を唱える市民運動家が経営するバーに通ったり『大麻文化』を取り戻したいとフェイスブックに書き込んだり。あげくの果てはバーで酔っ払ってミュージシャンにキスしたと報じられるなど物議を醸してきました」(政府関係者)
彼女の自由奔放ぶりは最近、ますます拍車がかかっているという。たまりかねた首相は昭恵夫人に東京・神田で経営する居酒屋『UZU』閉店を懇願したという。政治部記者が語る。
「『UZU』は首相が再登板する直前の12年冬に昭恵夫人がオープンさせたのですが、このときも周囲の反対には耳を貸しませんでした。しかし市民運動家など安倍政権にとって好ましからざる人物も店に出入りしているようで、これにはさすがに官邸サイドもナーバスになっていました。しかし“店を閉めたほうがいい”という進言にも“絶対に辞めるつもりはない”と突っぱねたようです」