ただ、教科書検定そのものについては
「変更箇所の具体的な指示はありませんが、内容によっては対応できる部分が決まってくるのは事実です。また、指摘された項目は前回の指導要領改訂で新設されました。1年生が何をもって『国』と意識するのかは、難しいのではないでしょうか」
と疑問を呈した。他の教科書会社の編集者も「あらかじめ必要な項目をチェックして作りましたが、思っていたよりも厳密に指摘がありました」と、初めての検定を振り返る。
今回検定に申請された教科書は24点で、その全てが合格になった。2018年度から使用が開始される。