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 半導体製造向けの光源などを手がけるギガフォトンは、ロシアによるウクライナ侵攻の影響について日経クロステックの取材に応じた。2022年3月8日時点で、「エキシマレーザーに使っているネオン(Ne)ガスにはほぼ影響がない」(同社の親会社であるコマツの広報担当者)という。

 エキシマレーザーは、半導体の露光装置に使われるガスレーザー。ウクライナ産が多いNeやクリプトン(Kr)、アルゴン(Ar)といった気体を使うため、供給不足に陥った場合、半導体の生産に影響が出る可能性がある。「ギガフォトンでは、ウクライナからのNeガスの調達はわずか数%程度。現状ではほぼ影響がない」(コマツ)と回答した。

 一方で、KrやArの調達状況については「大きく影響が出ているとは聞いていないが、(現時点では)答えられない」(同社)とした。