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Last Update: March 14, 2022


3/13 アメリカ監督組合賞(DGA)発表。ジェーン・カンピオン勝利。オスカーへ!

3/13 アニー賞発表。『ミッチェル家とマシンの反乱』が作品賞を含む8冠

3/12 プレゼンター決定:ダニエル・カルーヤ、ミラ・クニス、ルピタ・ニョンゴ、
ナオミ・スコット、ウェズリー・スナイプス、ジョン・トラヴォルタ

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米衣装デザイナー組合賞(CDG)発表

第94回アカデミー賞ノミネーション一覧  Oscar Score  Oscar Buzz  My Movie Rating


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第94回アカデミー賞
The 94th Annual Academy Awards
February 08, 2022 in Los Angeles [announcement on March 27]
◆作品賞
ベルファスト
コーダ あいのうた
ドント・ルック・アップ
ドライブ・マイ・カー
DUNE/デューン 砂の惑星
ドリームプラン
リコリス・ピザ
ナイトメア・アリー
パワー・オブ・ザ・ドッグ
ウエスト・サイド・ストーリー
◆監督賞
ポール・トーマス・アンダーソン(リコリス・ピザ)
ケネス・ブラナー(ベルファスト)
ジェーン・カンピオン(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
濱口竜介(ドライブ・マイ・カー)
スティーヴン・スピルバーグ(ウエスト・サイド・ストーリー)
◆主演男優賞
ハヴィエル・バルデム(愛すべき夫妻の秘密)
ベネディクト・カンバーバッチ(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
アンドリュー・ガーフィールド(tick, tick...BOOM!)
ウィル・スミス(ドリームプラン)
デンゼル・ワシントン(マクベス)
◆主演女優賞
ジェシカ・チャステイン(タミー・フェイの瞳)
オリヴィア・コールマン(ロスト・ドーター)
ペネロペ・クルス(Parallel Mothers)
ニコール・キッドマン(愛すべき夫妻の秘密)
クリステン・スチュワート(スペンサー ダイアナの決意)
◆助演男優賞
シアラン・ハインズ(ベルファスト)
トロイ・コッツァー(コーダ あいのうた)
ジェシー・プレモンス(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
J・K・シモンズ(愛すべき夫妻の秘密)
コディ・スミット=マクフィー(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
◆助演女優賞
ジェシー・バックリー(ロスト・ドーター)
アリアナ・デボーズ(ウエスト・サイド・ストーリー)
ジュディ・デンチ(ベルファスト)
キルスティン・ダンスト(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
アーンジャニュー・エリス(ドリームプラン)
◆脚本賞
ベルファスト
ドント・ルック・アップ
ドリームプラン
リコリス・ピザ
The Worst Person in the World
◆脚色賞
コーダ あいのうた
ドライブ・マイ・カー
DUNE/デューン 砂の惑星
ロスト・ドーター
パワー・オブ・ザ・ドッグ
◆撮影賞
DUNE/デューン 砂の惑星
ナイトメア・アリー
パワー・オブ・ザ・ドッグ
マクベス
ウエスト・サイド・ストーリー
◆編集賞
ドント・ルック・アップ
DUNE/デューン 砂の惑星
ドリームプラン
パワー・オブ・ザ・ドッグ
tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!
◆美術賞
DUNE/デューン 砂の惑星
ナイトメア・アリー
パワー・オブ・ザ・ドッグ
マクベス
ウエスト・サイド・ストーリー
◆衣装デザイン賞
クルエラ
シラノ
DUNE/デューン 砂の惑星
ナイトメア・アリー
ウエスト・サイド・ストーリー
◆メイキャップ&ヘアスタイリング賞
星の王子ニューヨークへ行く2
クルエラ
DUNE/デューン 砂の惑星
タミー・フェイの瞳
ハウス・オブ・グッチ
◆視覚効果賞
DUNE/デューン 砂の惑星
フリー・ガイ
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
シャン・チー テン・リングスの伝説
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
◆録音賞
ベルファスト
DUNE/デューン 砂の惑星
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
パワー・オブ・ザ・ドッグ
ウエスト・サイド・ストーリー
◆作曲賞
ドント・ルック・アップ
DUNE/デューン 砂の惑星
ミラベルと魔法だらけの家
Parallel Mothers
パワー・オブ・ザ・ドッグ
◆主題歌賞
「Be Alive」(ドリームプラン)
「Dos Oruguitas」(ミラベルと魔法だらけの家)
「Down to Joy」(ベルファスト)
「No Time to Die」(007/ノー・タイム・トゥ・ダイ)
「Somehow You Do」(Four Good Days)
◆アニメーション映画賞
ミラベルと魔法だらけの家
FLEE フリー
あの夏のルカ
ミッチェル家とマシンの反乱
ラーヤと龍の王国
◆国際長編映画賞
ドライブ・マイ・カー(日本)
FLEE フリー(デンマーク)
Hand of God/神の手が触れた日(イタリア)
ブータン 山の教室(ブータン)
The Worst Person in the World(ノルウェー)
◆ドキュメンタリー映画賞(長編)
Ascension
Attica
FLEE フリー
サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)
燃え上がる記者たち
◆ドキュメンタリー映画賞(短編)
オーディブル: 鼓動を響かせて
私の帰る場所
The Queen of Basketball
ベナジルに捧げる3つの歌
When We Were Bullies
◆短編映画賞(実写)
Ala Kachuu - Take and Run
The Dress
The Long Goodbye
On My Mind
Please Hold
◆短編映画賞(アニメーション)
Affairs of the Art
Bestia
ボクシングバレー
ことりのロビン
The Windshield Wiper




Oscar Score March 13, 2022 (DGA未加点)
Best Picture 作品賞 Best Director 監督賞
1 パワー・オブ・ザ・ドッグ
(ジェーン・カンピオン監督)
226.0 1 ジェーン・カンピオン
(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
234.0
2 DUNE/デューン 砂の惑星
(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)
166.0 2 スティーヴン・スピルバーグ
(ウエスト・サイド・ストーリー)
102.0
3 リコリス・ピザ
(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
144.0 3 ケネス・ブラナー
(ベルファスト)
93.5
4 ウエスト・サイド・ストーリー
(スティーヴン・スピルバーグ監督)
139.5 4 ポール・トーマス・アンダーソン
(リコリス・ピザ)
93.0
5 ベルファスト
(ケネス・ブラナー監督)
132.5 5 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
(DUNE/デューン 砂の惑星)
78.5
6 コーダ あいのうた
(シアン・ヘダー監督)
118.0 6 濱口竜介
(ドライブ・マイ・カー)
77.5
7 ドリームプラン
(レイナルド・マーカス・グリーン監督)
111.0 7 ギレルモ・デル・トロ
(ナイトメア・アリー)
29.5
8 ナイトメア・アリー
(ギレルモ・デル・トロ監督)
102.5 8 マギー・ギレンホール
(ロスト・ドーター)
22.5
9 ドント・ルック・アップ
(アダム・マッケイ監督)
101.5 9 リン=マニュエル・ミランダ
(tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!)
21.0
10 ドライブ・マイ・カー
(濱口竜介監督)
86.5 10 レイナルド・マーカス・グリーン
(ドリームプラン)
17.0
Best Actor 主演男優賞 Best Actress 主演女優賞
1 ベネディクト・カンバーバッチ
(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
192.0 1 クリステン・スチュワート
(スペンサー ダイアナの決意)
154.0
2 アンドリュー・ガーフィールド
(tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!)
134.0 2 ジェシカ・チャステイン
(タミー・フェイの瞳)
119.0
2 ウィル・スミス
(ドリームプラン)
131.5 3 オリヴィア・コールマン
(ロスト・ドーター)
104.5
4 デンゼル・ワシントン
(マクベス)
89.0 4 ニコール・キッドマン
(愛すべき夫妻の秘密)
97.5
5 ハヴィエル・バルデム
(愛すべき夫妻の秘密)
73.5 5 アラナ・ハイム
(リコリス・ピザ)
81.5
6 ニコラス・ケイジ
(Pig)
67.0 6 ペネロペ・クルス
(Parallel Mothers)
69.5
7 クーパー・ホフマン
(リコリス・ピザ)
26.0 7 レディー・ガガ
(ハウス・オブ・グッチ)
50.5
8 ピーター・ディンクレイジ
(シラノ)
25.0 8 レイチェル・ゼグラー
(ウエスト・サイド・ストーリー)
44.0
9 ジュード・ヒル
(ベルファスト)
24.0 9 エミリア・ジョーンズ
(コーダ あいのうた)
40.5
10 レオナルド・ディカプリオ
(ドント・ルック・アップ)
23.5 10 レナーテ・レインスヴェ
(The Worst Person in the World)
22.5
Best Supporting Actor 助演男優賞 Best Supporting Actress 助演女優賞
1 コディ・スミット=マクフィー
(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
209.0 1 アリアナ・デボーズ
(ウエスト・サイド・ストーリー)
182.5
2 トロイ・コッツァー
(コーダ あいのうた)
141.0 2 キルスティン・ダンスト
(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
139.0
3 シアラン・ハインズ
(ベルファスト)
109.0 3 アーンジャニュー・エリス
(ドリームプラン)
111.0
4 ジェシー・プレモンス
(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
80.5 4 ジェシー・バックリー
(ロスト・ドーター)
74.0
5 J・K・シモンズ
(愛すべき夫妻の秘密)
79.0 5 ルース・ネッガ
(PASSING -白い黒人-)
73.0
6 ブラッドリー・クーパー
(リコリス・ピザ)
45.0 6 ジュディ・デンチ
(ベルファスト)
63.5
7 マイク・フェイスト
(ウエスト・サイド・ストーリー)
33.5 7 アン・ダウド
(Mass)
59.5
8 ジャレッド・レト
(ハウス・オブ・グッチ)
30.5 8 カトリーナ・バルフ
(ベルファスト)
48.5
9 ジェイミー・ドーナン
(ベルファスト)
29.5 9 リタ・モレノ
(ウエスト・サイド・ストーリー)
28.5
9 ジェフリー・ライト
(フレンチ・ディスパッチ)
29.5 10 マーリー・マトリン
(コーダ あいのうた)
24.5
※Oscar Score…各賞の重要度を考慮して候補結果、受賞結果から得点を配分、それを集計してランキングにしたもの
※黄色は新しく加点されたもの
※日曜日更新




Oscar Buzz
[管理人独り言]『私ときどきレッサーパンダ』ドミー・シー監督)を観る。巨大なぬいぐるみ風パンダのヴィジュアルを見たとき、ピクサー史上最悪の出来になるのではないかと心配したのだけど…これは傑作。感情が高ぶると「らんま1/2」風にレッサーパンダになってしまう少女と家族や友人たちとの関係を見つめながら、自分解放というテーマを愉快に描写していく。とりわけ大々的に取り上げられる母親との関係には胸を打たれる。ほとんど怪獣映画の趣すらあるクライマックスのカタルシスも最高。脚本が練り込まれている映画は、たとえ設定自体が目新しくなくても、こんなにも楽しい(3/13)
主題歌賞候補を聴く。「Dos Oruguitas」ミラベルと魔法だらけの家)。こちら(3/13)
主題歌賞候補を聴く。「Be Alive」ドリームプラン)。こちら(3/12)
オスカートリヴィア Vol.22(3/12)

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ジェーン・カンピオン監督)はアメリカ映画俳優組合賞でキャスト賞から候補漏れしながら、4つの演技賞ノミネーションを獲得した初めての映画。
オスカートリヴィア Vol.22(3/11)

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ジェーン・カンピオン監督)のジェシー・プレモンスコディ・スミット=マクフィーは揃って助演男優賞にノミネート。同じ作品からふたりが助演男優賞候補に挙がるのはこれが3度目、かつ3年連続。「アイリッシュマン」(19年)「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」(20年)に続いたことになる。
[管理人独り言]『タミー・フェイの瞳』マイケル・ショウォルター監督)を観る。物語には改善すべき点が多い。…にも拘らず全く退屈と無縁なのは、ジェシカ・チャステインのおかげ。最初から最後まで大芝居。緩急はついているのにずっと大芝居。メイキャップによりどんどんチャステインそのものが消えていくのだけれど、全く人物が漫画にならない。いやー、これはオスカー、受賞しても全くおかしくないんじゃないか。変身演技ならニコール・キッドマン愛すべき夫妻の秘密)も同様だけれど、チャステインの方が変身度合いが強烈。歌唱場面が何度もあるのも絶対にプラス。クライマックスなんて、滑稽に映ってもおかしくないのに、そう見えないんだから。…というわけで主演女優賞は(現時点では)大芝居のチャステインと抑えた(圧倒的)巧さのオリヴィア・コールマンロスト・ドーター)の勝負と見た(3/11)
3月第1週公開映画BUZZ。FILM PLANET blogへ。こちら(3/10)
国際長編映画賞は日本映画『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介監督)で決まり…ではない。ノルウェー映画『The Worst Person in the World』ヨアキム・トリアー監督)も予想以上に支持を集めていて、大逆転受賞もあり得るとの見方が浮上している(3/10)
Entertainment Weeklyによるオスカー・ランチョンに出席した候補者ギャラリー。こちら。コロナ禍だから集合写真はなし???(3/9)
オスカートリヴィア Vol.21(3/9)

『ロスト・ドーター』マギー・ギレンホール監督)のジェシー・バックリーオリヴィア・コールマンは同じ役柄の若き日と現在を演じてどちらも候補入り。同じことはこれまで2度あり、「タイタニック」(97年)のケイト・ウィンスレットとグロリア・スチュアート、「アイリス」(01年)のケイト・ウィンスレットとジュディ・デンチがこれにあたる。
[NEXT YEAR]『私ときどきレッサーパンダ』ドミー・シー監督)のレヴューが解禁、ピクサー映画らしい絶賛評に包まれている。母親からのプレッシャーと共に思春期を送る娘の成長が、美しい映像、ユーモア、生き生きした語り口で綴られる。母と娘の関係や友情といったテーマも押しつけがましくなることなく映像化される。早くもアニメーション映画賞レース参戦決定と言って良い賛辞(3/8)
オスカートリヴィア Vol.20(3/8)

『ベルファスト』ケネス・ブラナー監督)のジュディ・デンチは、87歳61日で候補入り。これは高齢者候補歴代第3位の記録。1位はクリストファー・プラマーの88歳41日、2位はグロリア・スチュアートの87歳221日。
The Hollywood Reporterによるブルーカーペットギャラリー。こちら(3/7)
オスカートリヴィア Vol.19(3/7)

『マクベス』
ジョエル・コーエン監督)により演技賞候補に挙がったデンゼル・ワシントンは、これで80年代から5 decades連続で候補入り。これを達成している他の俳優にはローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケイン、ジャック・ニコルソン、メリル・ストリープ、フランシス・マクドーマンドがいる。




My Movie Rating March 14, 2022
詳しい感想はFILM PLANET blogへ。こちら
tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン! [配信]
★★★★ 空間センスに長けたミュージカル場面。多彩な曲調が揃うロック。そしてアンドリュー・ガーフィールド!クラシックでモダンな人生賛歌、ここにあり!
ブルーズド 打ちのめされても [配信]
★★★ 女版「ロッキー」(76年)のような作りだが、様々な要素を盛り込み過ぎてメロドラマ方向に流れされた感。ただし、ハル・ベリーの役作りは映像に刻まれ、ちゃんと魂を感じる。
ディア・エヴァン・ハンセン
舞台では有効な物語と人物が、そのまま映画で通用するとは限らない。主人公が絶対についてはいけない嘘の言い訳を延々と聞かされる。ミュージカルが火に油を注ぐ。
ベケット [配信]
★★★ B級映画でしかなかったのに、次第に70年代社会派映画の気配を漂わせるのが面白い。美しくて、でも時代に取り残されたようなギリシャの景観も大変効果的。
THE GUILTY/ギルティ [配信]
★★ 設定・物語はオリジナルとほぼ同じだが、分かりやすさを狙ったがゆえに感じ入る部分は減少。特に主人公像は説明過多。撮影や編集はオリジナルと同じく奮闘。








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