那覇署と沖縄県警人身安全対策課は24日、子ども同士のトラブルを巡って、沖縄県内に住む30代男性の勤務先に向けて、男性がわいせつな行為をしたとする虚偽の内容の文書を送付し、名誉を毀損(きそん)したとして、元「復讐(ふくしゅう)代行業」業者で無職の男(56)=千葉県成田市=と無職の女(33)=那覇市=を名誉毀損の疑いで再逮捕した。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

那覇署

 女は自身の子どもが通う学校内での子ども同士のトラブルから、その親である被害男性と妻に対し復讐心を募らせ、当時インターネット上で復讐代行をうたっていた容疑者に依頼したとみられる。両容疑者は男性の自家用車2台の塗装を剥がすなどしたとして、器物損壊の疑いで2日に逮捕されていた。

 再逮捕容疑は昨年3月上旬、被害男性の勤務先である沖縄本島の医療機関に、暴力団の名義で男性の名誉を著しく傷つける誹謗(ひぼう)中傷の文書複数を郵送した疑い。男性から他にも被害の相談があるといい、県警が調べている。