住商、ホンダ系自動車部品の浅間技研を買収
住友商事は8日、ホンダ子会社で自動車部品メーカーの浅間技研工業(長野県小諸市)を完全子会社にすると発表した。9月にもホンダなど既存の株主から株式を取得する。取得金額は非公表。住商は2004年に同業で日産自動車系のキリウ(栃木県足利市)を子会社化しており、同社と浅間技研で製造面などで連携して、事業拡大を目指す。
浅間技研は主にホンダやホンダ系の部品メーカーにブレーキディスク・ドラムなどのブレーキ関連部品を納入している。住商は、82%を保有する大株主だったホンダのほか、大手銀行などから株式を取得する。浅間技研は国内のほか、米国とインドネシアに計4カ所の工場を持つ。
電気自動車(EV)や自動運転など新技術が登場するなか、浅間技研とキリウで製造ノウハウの共有や製造設備の相互活用などを進めていく。