中華街(読み)チュウカガイ

精選版 日本国語大辞典「中華街」の解説

ちゅうか‐がい チュウクヮ‥【中華街】

〘名〙 中国以外の国で、特に中国人が多く居住している
※血の来訪者(1961)〈大藪春彦〉人身御供「山下町中華街のはずれ〈略〉ネオンが瓦を乗せた牌楼門をうかばす向うに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の中華街の言及

【中国料理】より

…そして戦後大陸からの引揚者が中国の食文化を持ち帰り,これが日本各地に中国料理を広げる素地になったといわれる。横浜は戦前南京町(横浜中華街)に中国そば屋が数軒あった程度であったのが,戦後になって中華街と名前が変わり,大発展を続けて130軒ほどの中国料理店が軒を連ねるようになった。戦後は東京,大阪の大都会に中国料理の大飯店が建ち並び全国に中国料理店,中国そば店の類が普及した。…

【横浜[市]】より

…これらの丘のふもとには野毛と元町の商店街がある。元町は初め外人のための家具や食器類の店が多かったが,しだいに舶来品を扱うようになり,今日では中国料理店の並ぶ山下町の中華街(南京(ナンキン)町)とともに横浜で最もエキゾティックな町並みとなっている。 初め大岡川や帷子(かたびら)川の谷間と,臨海部の鶴見,磯子に延びた市街地は,しだいに内陸の丘陵地に広がった。…

※「中華街」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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